みちのく童話会スタッフブログ

第3回を持ちまして、みちのく童話賞は終了ました。これからはみちのく童話会として、活動をしていきます。

みちのく童話会

 東日本大震災から10年のくぎりの2021年、東北地方の皆様から第1回みちのく童話賞を開催し、第3回まで、たくさんの作品、作家との出会いがありました。  童話賞終了後は、みちのく童話会として、活動を続けています。

読書感想文募集~宮城県丸森町

2020-06-30 | 日記

スタッフの堀米です。

ローカルなお知らせです。

昨年の台風19号で、大きな被害にあった、宮城県の南部、丸森町。

小さな町ですが、読書活動に力をいれています。

 

今年も、微力ながらお手伝いさせていただきます。

本はわたしたちのそばにいてくれる、バデイー

本との出会いを誰かに伝えるって、素敵なことですよね!

丸森町限定のコンクールですが、こんな試みが、全国に広がっていくといいですね。

そして、本の楽しさを伝えられる人が、増えていきますように! (堀米薫)

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 小中学生の夏休み課題図書などが、発表されている時期ですが、丸森町の取り組みは、大人も応募できるのがいいですね。応募資格は、丸森町在住か在勤とのことですが、このような取り組みをしていること、他の市町村でも、ぜひ参考にしていただきたいなと思います。

 みちのく童話賞は、童話の創作を応援というだけではありません。このように、皆さんが本を好きになってくれる、そういう取り組みを応援しています。

 あなたの心に届いた最高の一冊。丸森町以外の皆様も、心の中でぜひ思い浮かべてください。(お)

 


食農教育紙芝居コンクール 

2020-06-29 | 童話賞

こんにちは。スタッフの堀米です。

私は、小中学生対象の、「ごはん、お米とわたし作文コンクール」の審査員をしています。

今年はコロナの影響で、募集がなくなり、残念に思っていました。

そこへ、光明が!

食農教育紙芝居コンクールです。

   

年齢不問、だれでも応募できます。

今、コロナ禍の中で、食の大切さが見直されています。

食だけでなく、食を生み出す農業の力も大事ですよね!

食と農の大切さを伝える紙芝居、作ってみませんか?

紙芝居づくりのこつは・・

1:脚本 あらすじを決めたら、お芝居を演じるつもりで脚本を書いていきます。リズムも大事ですね。

2:場面を書く 一場面ごとにラフを描いて、全体の流れをチェック。

紙芝居は、絵を右から左に引き抜くことを意識してくださいね!

3:いよいよ制作

  紙いっぱいに絵をかかないように注意しましょう。紙芝居の舞台には「枠」があります。

  わかりやすい絵、色使いで描いていきましょう。

  

ホームページに、応募要項があります。

ぜひご覧くださいね!

https://www.ienohikari-koubo.com/syokunou-kamishibai/   (堀米薫)

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 選考委員には、みちのく童話賞の後援団体である「日本児童文芸家協会」の理事の先生たちが名を連ねてらっしゃいます。

 ここで、こっそり小声で・・・。

 童話賞の応募数は、いろいろですが、多い賞だと1000通を超えるものもあります。でも紙芝居は、書いている人が少ない→応募数が少ない→受賞率が高い のではないかなあ。すみません、これはあくまで私おおぎやなぎちかの、推察です。でも、たぶん・・。

 食と農のつながり・・毎日食べている食卓の野菜やお米をじーっと見つめることから、やってみたらいかがでしょう。ぜひ、トライしてみてください(お)。


童話賞への応募~注意点① 募集要項

2020-06-25 | 文学賞への応募する際の注意

 2020年も半年が過ぎようとしています。

 すでにいくつかの賞の結果が発表になりました。そろそろ締め切りという賞もあります。

 みちのく童話賞は、8月に募集要項を発表します。

 私たちは童話作家を目指している方、これから童話を書いてみたい方を応援している団体です。その登竜門である賞への応募をする皆様へ、エールという気持ちで、その心得をお伝えしたいと考えました。数回に分けて、書きますね。

1 募集要項をよく読む。そして、その内容にきちんとそった応募をする。

  自分は応募条件を満たしているか。

  原稿用紙換算何枚以内とあったら、それを守る。数行ならオーバーしてもいいかなは、だめです。

  名前や住所など、添えなければならない情報もその賞によって、少しずつ違います。

2 締め切りを守る。1日2日なら過ぎても受け付けてくれるかな? も、だめです。厳守です。

*原稿用紙換算7枚とかかれている場合と、2800字と、字数でかかれている場合があります。これ、同じなようで実は違います。2800字というのは、文字数ですから、原稿用紙にしたら、7枚とは限りません。10枚くらいに書いたものでも、3000字くらいとか、あります。なぜなら、改行によって、空白の部分ができるからです。

 でも、私は2800字とあったら、原稿用紙7枚と考えてほしいなと思います。この場合、数行オーバーするくらいならいいでしょう(ここは、主催者によると思います。迷ったら、問い合わせを)。

 よく、行間を描くという言い方をします。この空白の部分もまた、文字だと私は考えます。

 2800字だからと、ぎっちり2800文字で応募された原稿は、きっとその空間のない、余白の感じられない物語になってしまっているのではないでしょうか。

 

 これから締め切りがあるのは、新美南吉童話賞、北日本新聞児童文学賞、ちゅうでん児童文学賞、フレーベル物語新人賞、児童文学者協会長編新人賞、岩崎書店のジュニア冒険ファンタジー大賞などでしょうか? 長編が多いですね。短い童話の賞が、もっとあるといいなと思います。(ということで、みちのく童話賞は、7枚ですので、ぜひ今からたくさん書いて、準備をしてください)(お)


岩手児童文学の会

2020-06-22 | 日記

「みちのく童話賞」支援スタッフ:ちばるりこです。

今回は、私と田沢五月さんが所属している「岩手児童文学の会」の紹介です。

設立は1975年、なんと45年の伝統ある会です。

現在は会員数16名。作品の合評やブックトーク、講演会など楽しみながら活動しています。

年代層は幅広く、若者から80代まで。(まだまだ現役バリバリの書き手です)

年齢も考え方も違う会員同士ですが、児童文学をとおして子どもたちにメッセージを届けたいというゆるぎない思いは変わりません。

 今年は、4月の総会・合評会を延期し、7月4日(土)に盛岡市仙北町のサン・ライフ盛岡で行う予定です。

 新入会員を募集しております。できれば岩手在住の方で絵本や童話が好きな方、児童文学を書いている方、書いてみたい方、このサイトにご連絡ください。

 本会は岩手芸術祭の「文芸祭」児童文学大会の運営にも関わっております。近くなりましてから、またご案内します。

     

    2015年発行の作品集です。     

    短編18作、エッセイ2作収録       

     今年も作品集を出します! 

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 ちばるりこさんは、岩手児童文学の会、会長、一昨年、小川未明文学賞で大賞をご受賞。『スケッチブック 供養絵をめぐるものがたり』(学研プラス)で、デビューされました。

  ぜひ、お読みください! 

 岩手の児童文学は、層が厚く、すばらしいですね。さすが、宮沢賢治のふるさとです。(お)

      

          


求む! 東北児童文学情報

2020-06-18 | 日記

 このブログは、「みちのく童話賞」のスタッフブログですが、みちのく童話賞自体が、東北の児童文学を盛り上げよう、東北から児童文学作家を輩出しようという目的で設立したものです。

 なので、東北の児童文学に関する活動を、どんどん紹介していきたいと願っています。が、情報をいただかないことには、紹介もできません。自分たちが関わっている活動以外は、なかなか情報が入ってこないのが実情。

 なので、もし何かありましたら、教えてください。必ずお載せしますとはいえませんが、検討の上、なるべくご紹介したいと思っております。このブログ横にあるメッセージを入れてくだされば、メールが届きますので。

 先日は、秋田の絵本児童文学サークルAIYAの合評会、メールでやりとりしました。そこから、井嶋敦子さんの紙芝居「コロナくんどうなるの?」も生まれました。皆さん熱かったですよ! 

 

 秋田白糸の滝

*なお、情報掲載の有無に関しては、こちらにご一任くださいますよう、お願いいたします。


堀米薫さん、河北新報夕刊に連載開始ー「杜都街 夕暮れ12の物語」

2020-06-13 | スタッフ新刊・活動紹介

 河北新報夕刊に毎週木曜日に連載していた、佐々木ひとみさんの「がんづきジャンケン」が終了し、堀米薫さんの「杜都街 夕暮れ12の物語」が、4日から始まりました。

 8月末まで、各回読み切りとのこと。イラストは、仙台在住のイラストレーター、佐藤勝則さんです。

 「杜都街 夕暮れ12の物語」は、日が傾き宵へと向かう時間帯、とある東北のまち・杜都街を舞台にそこで暮らす人々の姿を各話完結で描かれます。これまでの堀米さんの作品とは、ひと味違うようで、楽しみです。

 

 

  毎週木曜日夕刊です。ぜひお読みください。

 夕刊の配達のない地域は、翌日の朝刊に載ります。また、東北内のコンビニでも購入、東北以外の地域の方は、郵送での購読お申し込みが可能です。


TBC東北ラジオ放送で、児童文学の紹介をします。~ロジャー大葉のラジオな気分

2020-06-05 | スタッフ新刊・活動紹介

 6月から、第二第四火曜日. 午後1:30からのTBC東北放送のラジオ番組「ロジャー大葉のラジオな気分」で、児童文学の紹介コーナーを設けていただきました。

 ラジオな気分

 紹介するのは、佐々木ひとみ、堀米薫、野泉マヤ、おおぎやなぎちか の4人です。

 第一回が6月9日。トップバッター佐々木ひとみさんの登場です。番組内13:45~13:59の予定です。

 東北の方、ぜひお聞きください。また東北以外にお住まいの方は、「ラジコ」で聴くことができます。月々350円かな。私は、これで聴く予定。

 TBC東北ラジオ放送は、みちのく童話賞の後援もしてくださっています!! 児童文学への理解が嬉しいです。(お)


牛さんのこと~堀米薫(和牛農家&児童文学作家)

2020-06-02 | スタッフ便り

こんにちは~!

みちのく童話賞スタッフ:堀米薫です。

宮城県で農家(和牛、水稲、林業)をしながら、児童文学を書いています。

今回は、専門の「牛」のお話をしますね!

 

よく、「酪農家」と紹介されるのですが、そんな時は、居心地が悪くて体がもぞもぞしてしまいます。

だって、酪農家とは乳牛の農家なのですから。

我が家は、和牛を飼う「肉牛農家」もしくは「和牛農家」なのです。(きっぱり)

同じ牛でも、乳牛は、足も長く体も大きいのに対し、和牛は、ずんぐりむっくりです。(ヨーロッパ人と日本人みたいでしょ?)

牛の性格矢体質、食べるえさや飼い方も、大きく違います。

 

乳牛の話は酪農家さんにお任せするとして…。

和牛は、赤身の間に脂の入った「さし」が有名ですよね!(和牛のことになると、つい身を乗り出しちゃいます!)

この脂には、芳香があるうえに、魚の脂に近い(常温でも溶け出しやすい)という特徴があるんですよ。

日本は、ヨーロッパと違って乾草が十分に収穫できる環境ではないので、冬の間和牛に与えられるのは、稲わらしかありませんでした。

がざがさの稲わらを食べて生き残ってきたんですね~!けなげだわ。(でも、わらには納豆菌があるし、胃の中で発酵させるのにはなかなかの優れもの!)

そして、長い歴史の中で、たまたま「さし」が入る遺伝子が残ってきたわけです。

和牛の「さし」は、遺伝子の賜物なのです。(日本の財産なんです!と力説!)

 

和牛は、3年近く育てて、最終的に肉用に出荷します。

出荷というと、頭の中にドナドナの世界が浮かぶ方も多いかも。

農家になりたてのころは、正直、別れの切なさを感じる時もありました。

でも、和牛農家になって数十年の今は、胸を張って送り出しています。

牛との生活は、正月もお盆休みもありません。

たとえ自分が高熱でふらふらでも、牛の世話を休むことはできないないです。(子育てと一緒ですね)

さらに、牛は体重1トン近くにもなり、人間がちょっと気を緩めれば、すぐさま命の危機に・・。(骨折や打撲も何度もありました~汗

牛との3年間は、牛も人も、まさに命がけ。

全力で牛を守り、育てあげてきたという実感があるんです。

だから、牛たちが私たちの命となって生き続けてくれるという誇りとともに、送り出すことができるんですよ。

 

・・・で、そんな和牛農家の私が、なぜ、児童文学を書いているのか。(全然違う仕事ですよね!)

それは、牛が、さまざまなことを、教えてくれるからです。

さまざまなことって何?!

 

・・・・それは、ぜひ、私の著書を読んでくださいね!(それかい!)

堀米薫

 絵本『ゆうなとスティービー』ポプラ社(堀米薫作・丸山ゆき絵)

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 かくゆう、私も、堀米さんのことを、酪農家と紹介してしまったことがあります。反省。『ゆうなとスティービー』とてもいい絵本です。ぜひ、ご覧ください。

 あのおいしい和牛、稲わらを食べてるんですね。知らないことが、多すぎる。そして、おいしいお肉、食べたい~。(お)

 

 

 


紙芝居『コロナくん、どうなるの?』が、秋田さきがけ新聞に紹介されました。

2020-06-01 | スタッフ新刊・活動紹介

井嶋敦子さん作成の紙芝居『コロナくん、どうなるの?』のことが、秋田さきがけ新聞に紹介されました。

  

 井嶋さんのブログ「川天使空間」で、読むことができます。

 学校が再開し、先生たちも、子どもたちも、まだまだとまどうことが多いと思います。2メートル離れてって言われても、ハグしたいよねえ。

 この紙芝居、ぜひ読んでいただきたいです。

 少しずつ、日常がもどりますように。第二波がきませんように。(お)