「東北ふしぎ物語」編著/みちのく童話会 装画/ふるやまたく 挿絵/おしのともこ 国土社
童話会スタッフのおしのともこです。
ここだけの話。
ふるやまたく氏の素敵な表紙。

「ケサランパサランの冬」の長い髪の女の子、百歌。
はじめ私が描いたイラストは
ショートボブだったんだけど
ふるやまさんに合わせて
ロングヘアに修正しました。
このイラストの女の子、可愛いですよね!
実は作者の千秋つむぎさんにそっくりなんですよ。
#みちのく童話会#東北ふしぎ物語#ふるやまたく#千秋つむぎ
「東北ふしぎ物語」編著/みちのく童話会 装画/ふるやまたく 挿絵/おしのともこ 国土社
童話会スタッフのおしのともこです。
ここだけの話。
ふるやまたく氏の素敵な表紙。

「ケサランパサランの冬」の長い髪の女の子、百歌。
はじめ私が描いたイラストは
ショートボブだったんだけど
ふるやまさんに合わせて
ロングヘアに修正しました。
このイラストの女の子、可愛いですよね!
実は作者の千秋つむぎさんにそっくりなんですよ。
#みちのく童話会#東北ふしぎ物語#ふるやまたく#千秋つむぎ
童話会スタッフのおしのともこです。
「東北ふしぎ物語」イラストこぼれ話の続きです。
「ケサランパサランの冬」千秋つむぎ/作
百歌のまっすぐさ、律の心の揺れ。
純粋な2人に、ドキドキしながら読みました。
捕まえると、飛んでいきそうな
さわると、消えてしまいそうな
不思議な存在のケサランパサラン。

百歌と律に訪れた
奇跡のような、魔法のような時間。
この物語を読んでいる子どもたちの願いも叶いますように。
祈る気持ちで描きました。
「消えた人々〜三内丸山遺跡」岩崎まさえ/作
一万年以上も続いた縄文時代。
そこにいた人たちは、どんな暮らしだったんだろう。
子どもの頃見たアニメに出てくるような
動物の毛皮の服を着て、マンモスの肉を焚き火であぶり、子だくさん。
そんなイメージは、三内丸山遺跡に行って変わりました。
自然と共生する豊かな暮らし。布を折り、服を作り、木を植える。
知るほど興味が湧いてきます。

公平、千春、連が疑問を持ち、自分達で調べた様に
この本をキッカケに興味を持ってくれたら嬉しいです。
「渡り鳥のサンクチュアリ」野泉マヤ/作
私の実家の近所に「野鳥観察舎」と「鳥獣保護区」があり
子どもの頃はよく遊びに行きました。
望遠鏡で観察したり、鳥の資料を見たり
ケガをした野鳥の小屋もあって、野鳥は身近な存在です。
今住んでいる宮城県でも、近くに白鳥の飛来地があり
多くの白鳥やカモが飛来します。
近くで自然を感じられる豊かな土地に住んでいること、
この自然を守ってくれた祖先に感謝です。
そして私達も豊かな自然を
次の世代に繋いでいくことが必須だと感じています。

おしのともこ拝
東北6つの物語シリーズの「東北ふしぎ物語」は
ちょっと不思議で魅力的なお話がいっぱいです。
このイラストの創作秘話や感じたことを
少しだけお話しします。
「ヤマセの中で見た町」田沢五月/作
先が見えないほどの真っ白な霧「ヤマセ」が舞台です。
霧の向こうに現れた見知らぬ町。
ゾクゾクするほど魅力的です。
そこで出会う人々。交わされる会話から想像が膨らみます。
ヤマセが見せた子どもたち、過去と現在が重なる奇跡。
神秘的な深い霧をどうイラストで見せるのか悩みました。
「Tのかまくら」みどりネコ/作
「かまくら」って魅力的です。
雪で作った小さい真っ白な家。
中の丸い空間では甘酒やお餅を食べてゆっくり過ごす。

そのかまくらが都市伝説の舞台になっていたら?
時空を超えて不思議な出会いがあったら?
イラストを描くとき
かまくらの「寒さ」と「あたたかさ」を
表現したいと思いました。
「Tのかまくら」の「T」が何を意味するのか
ぜひ物語を読んでみてください。
「ふしぎの沼をたずねて」堀米薫/作
登場人物がみんな優しく、相手を思いやり、
そして少しだけ傷ついている。
透きとおった沼の水。水面がキラキラ輝く。

その沼にたどり着いたとき、
しのぶの心の奥に灯りが灯る。
ここから新しい一歩を踏み出す、
そんな瞬間を描きたいと思いました。
こんにちは。みちのく童話スタッフの千秋つむぎと申します。
『東北ふしぎ物語』で、山形県の「ケサランパサランの冬」を執筆しました。

この物語は、「ケサランパサラン」がテーマです。
ケサランパサランについて調べていく中で、
「白くてふわふわしている」「空から降ってくる」……と、
ケサランパサランの言い伝えを文章にすると、なんて神秘的で、美しいのだろうと思いました。
この俗っぽくない、天使のような雰囲気を感じるケサランパサラン。
ただ、ケサランパサランは果たして本当に存在するのか、真実は分かりません。
そんなケサランパサランを「いる」と、まっすぐに信じることができるのは、どんな子でしょう。
それを考えたときに、私の中から生まれたのが「菅原百歌ちゃん」という女の子でした。
百歌ちゃんは、自分の持つ内的世界を何よりも大事にする子です。
自分が信じたいものを、周りになんと言われようと信じ続けます。
したがって、クラスという社会的集団からみると、
「集団に馴染んでくれない子」と思われがちですが、
視点を変えれば、百歌ちゃんのような子がいてくれるからこそ、
ケサランパサランは存在し続けられるのだと思います。
そして、主人公の「律くん」の考え方が変わっていったように、
いつかクラスの中で良い影響を与えてくれるのだと、思うのです。
私は今回、初めて児童書の商業出版の執筆に関わらせていただきました。
お話をいただいたばかりの頃は不安な気持ちもありましたが、
リーダーのおおぎやなぎさんはじめ、みちのく童話会の皆様のおかげで、
無事、私の名前が本に載ることができました。
国土社の皆様、装画のふるやまたくさん、挿絵のおしのともこさんにも、
深く感謝申し上げます。
そして、みちのく童話会の一人になれたのは、
大学で出会ったたくさんの先生方、同志、友達、家族のおかげです。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
千秋つむぎ
こんにちは。スタッフの岩崎まさえです。
『東北ふしぎ物語』では、青森の「消えた人々~三内丸山遺跡」を書きました。

縄文遺跡で知られる三内丸山遺跡を初めて訪ねたのは、十数年前のことです。
人が暮らした痕跡を一つ一つ巡りながら、ボランティアの方は熱心に案内してくれました。
広い敷地を巡り終わったときです。
「どうして人々はここから、いなくなってしまったんでしょう……」
ポツリとボランティアの方がつぶやかれたのです。
遺跡には戦いや伝染病で、多くの人が亡くなったという痕跡はありません。
豊かな暮らしが出来ていた村から、とつぜん人々が消えていたのです。
とてもふしぎに思いました。
その事をこの物語に書きました。
現在はその理由の一つとして、気象変動がおこり、栗などの作物が実らなくなって、
集団で暮らすことが出来なくなったのでは、という説があります。
今年は猛暑日が続く、とても暑い夏でした。
そして線状降水帯が次々と発生し、各地で大きな水害が起こっています。
この異常気象に、これからの私たちの暮らしはどうなるのだろうと、
不安を覚えた方も多かったのではないでしょうか。
私も三内丸山の村から、消えていった人々のことを考えていました。
(岩崎まさえ)
こんにちは。みちのく童話会スタッフのみどりネコです。
このたび、東北ふしぎ物語「Tのかまくら」を書かせていただきました。

「Tのかまくら」の創作秘話をタイトルのアルファベットにちなんで、イニシャルトークでお届けします。
みちのく童話会の心臓的スタッフOさんに「雪とかまくらについて書いてみない?」とアンソロジーのお誘いを受けたのは2022年の春のことでした。初めは、わたしに書けるのだろうか? わたしなんかが参加したらご迷惑になるのでは? と不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、スタッフの皆さまとお会いしたり、ミーティングを重ねていくうちに不安は薄れ、こんなすごい作家さんたちがついているんだから大丈夫! という安心感で満たされていきました。
プロットをうまくまとめられない私に、「まずはみどりネコさんの好きなように書いてみたら?」といってくださったのが、田んぼのように広い心を持つHさんでした。お言葉に甘えて、好きなようにのびのびと書かせていただきました。
みちのく童話会のスタッフの皆さまには、アドバイスをいただいたり、ちょっと良く書けたところをほめていただいたり、ときには励ましていただいたり、ありがたいお言葉をたくさんいただきました。
(みちのく童話会のスタッフは、本当にびっくりするくらい優しくて温かいんですよ!)

「Tのかまくら」は雪まつりの日に主人公と友達がふしぎな体験をする物語です。
雪国生まれの私にとって、雪は友達であり、遊び道具でもありました。
しかし、かまくらは別格です。子どもだけでは、しゃがんで入るくらいの大きさのかまくらを作るのがやっとです。きれいな形をした大きなかまくらには憧れがありました。
雪まつりでは、かまくらの中に「おしずのかみさん」と呼ばれる「水神様」を祀り、かまくらの中で子どもたちが焼いたお餅や「あまえこ」(甘酒)をふるまいます。「あまえこ、のんでたんせ」は「甘酒をのんでください」という意味です。子どもたちの秋田弁を聞けるのもいいですね。
横手の雪まつりでは、かまくらの他に梵天(ぼんでん)奉納祭もお楽しみいただけます。詳細はこちらから→横手市観光協会https://www.yokotekamakura.com/event/3-4/?event=bonden
横手のかまくらに、ぜひ一度足を運んでみてください!(みどりネコ)
こんにちは! スタッフの田沢五月です。
『東北ふしぎ物語』では、岩手の「ヤマセの中で見た町」を書きました。

私が生まれ育った町は、岩手県沿岸の小さな町です。
帰省する際には小高いところにある三陸鉄道の駅で降り、そこから15分ほど実家に向かって歩きます。道々、町の人たちに、「おかえりなさい」「いつまでいるの?」と声をかけてもらえるのも楽しい時間でした。
黒砂糖の香りが漂う菓子店のところで左に曲がり、旅館の角を右に曲がり、山際の道を少し進むと、実家の赤い屋根が見えてきます。
東日本大震災が起こったあの日、その町は姿を消しました。もう元のような町を見ることはできません。
「ヤマセの中で見た町」の舞台になった乃々花のおばあちゃんが住む町と私のふるさとの町は、似たところがあります。でも、ちょっと違います。沿岸のどの町にも通じるところがあるように書きました。
私は幼い頃、父から太平洋戦争の話を何度も聞かされました。でも、ずいぶん遠い昔のことだなと、思っていました。私が生まれるわずか十数年前のことなのに。
震災のことも、もしかしたら小学生の皆さんにとっては、ずいぶん昔のことのように感じるかもしれません。
このお話を読んで、乃々花と一緒に、ふしぎな体験をしてみませんか?(田沢五月)
こんにちは。スタッフの堀米薫です。今回「東北ふしぎ物語」では、生まれ故郷の福島県の「不思議」について書きました。

あらすじ:福島市に住む主人公の小学6年生しのぶは、一年前にお母さんをなくしてから元気がありません。そんなある日、しのぶあてに手紙が届きます。差出人は、何となくなったはずのお母さん。ドキドキしながら封をきると、手紙には「五色沼で待っている」と書いてありました。本当にお母さんは待っているのか。そんな思いを胸に五色沼を巡って歩き出すのです。皆様は裏磐梯にある五色沼は行ったことがありますか?この本の中に出てきますが、五色沼はたくさんある沼ごとに青や緑、白や赤など、不思議な色を見せてくれます。この不思議を生み出すものは、裏磐梯の爆発によって湖沼に溶けだした様様な火山性物質なんですね。私もこのお話を書くために五色沼を歩きましたが、とても素晴らしい景観でした。ぜひ、多くの方に五色沼に足をお運びいただき、沼の色の不思議を堪能してほしいです。また、このシリーズを読んで「東北に生まれて良かった」と思っていただければ幸いです(堀米薫)。
みちのく童話会スタッフの野泉マヤです。
『東北ふしぎ物語』で、宮城県の「渡り鳥のサンクチュアリ」を書きました。

昔は、日本全国で見られた渡り鳥のガンが、なぜ今は、東北とごく一部の地域でしか見られなくなったのか? それが、この物語の不思議です。
なぜ多くのガンたちは、越冬地として宮城県を選ぶのでしょう? もしも自分がガンだとしたら、と想像していただければと思います。

この物語を書くために、わたしはすごい人に取材をしました。呉地正行先生という、世界的なガンの研究者です。ラムサール賞、山階芳麿賞、環境大臣賞など、価値ある賞をいくつも受賞されています。そんな呉地先生は「ぼくは、ガンの僕です」とおっしゃるくらい、謙虚でガンが大好きな方です。
もともとわたしは、ガンの知識はほとんどなかったのですが、先生の話を聞いているうちにどんどんガンが好きになってきました。今では、冬の時期に「キャワ、キャワ」とマガンの鳴き声がすると、ベランダに飛びだすほどです。そして素早く、V字飛行するガンの群れを探し、ほれぼれとながめるようになりました。
実際、ガンという鳥の立ち姿や、一生懸命に飛ぶ姿には、なんともいえない可愛らしさがあり、見れば見るほど愛着を感じます。そんなガン達が、あと一カ月もすると宮城県にやってきます。わたしは、秋に初めてガンを見た日を「初かり記念日」としています。ガンは「かり」ともいいます。昔の急行「はつかり」は、ガンからきていたのですね。
さて、今年の初かり記念日はいつになるのか、今から待ちどおしいです。

こんにちは。みちのく童話会スタッフ、堀米薫です。
福島市で、今年は8月2日~4日まで開催される「福島わらじまつり」。
日本一の大きさを誇る「日本一の大わらじ」のパフォーマンスや、わらじ音頭のパレードなど、夏の福島市が楽しく賑やかに盛り上がります。
「わっしょい!」という物語の中で、主人公の小学生は「福島わらじまつり」が伝統ある「暁まいり」をもとに新しい祭りとして始まったこと、東日本大震災の発災直後の2011夏にも開催され、福島の人々を勇気づけたことを知っていきます。
祭りには、「元気でありますように」「豊作でありますように」といった、人々の祈りが込められています。
そして、祭りは私たちの絆を結んでくれます。
東北の熱い祭りはもうすぐ!
物語と一緒に、福島わらじまつりを楽しんでいただけますように!
(文責:堀米薫)福島市出身:「わっしょい!」執筆