お年賀タオルのとらくん、気に入ったのだ、よろしく!!↑
小学生のころ、私は放送部員でお昼の給食時間に「ちびくろさんぼ」の歌とお話のレコードがお気に入りでよく流していた。♪「ちびくろさんぼーのお話がはじまるよ~」。なんてったって、トラたちがぐるぐるまわってバターになるところがおもしろい。ここのところを想像するのが楽しかった。それでホットケーキを作って食べちゃう。愉快だ。原作はややこしい問題を抱えているが、最近日本では手のひらサイズの絵本が出版されている。
三島由紀夫の戯曲の参考作品のひとつとして「ちびくろさんぼのぼうけん」がある。もちろんヘレン・パンナーマンの童話に材をとっているのだが、これは昭和39年、学習院幼稚園に娘の紀子(皇太子さま御学友)が在園中でクリスマス会のために母親たちが執筆した台本に潤色修辞したもの。どこをどう具体的に三島が手を加えているのかはわからないのだけれど、読んでいると、短い言葉(セリフ)の掛け合いにリズムがあって、楽しい。それでいて、やはり品位が感じられる。そうか、学習院のお子様たちなので、ちびくろさんぼの戯曲の中でも、表現は「お母さま、お父さま」なわけですね。
小学生のころ、私は放送部員でお昼の給食時間に「ちびくろさんぼ」の歌とお話のレコードがお気に入りでよく流していた。♪「ちびくろさんぼーのお話がはじまるよ~」。なんてったって、トラたちがぐるぐるまわってバターになるところがおもしろい。ここのところを想像するのが楽しかった。それでホットケーキを作って食べちゃう。愉快だ。原作はややこしい問題を抱えているが、最近日本では手のひらサイズの絵本が出版されている。
三島由紀夫の戯曲の参考作品のひとつとして「ちびくろさんぼのぼうけん」がある。もちろんヘレン・パンナーマンの童話に材をとっているのだが、これは昭和39年、学習院幼稚園に娘の紀子(皇太子さま御学友)が在園中でクリスマス会のために母親たちが執筆した台本に潤色修辞したもの。どこをどう具体的に三島が手を加えているのかはわからないのだけれど、読んでいると、短い言葉(セリフ)の掛け合いにリズムがあって、楽しい。それでいて、やはり品位が感じられる。そうか、学習院のお子様たちなので、ちびくろさんぼの戯曲の中でも、表現は「お母さま、お父さま」なわけですね。