二月の初めに、クラブハウスという音声のみのSNSを始めました。
よくわからないまま始めました。最初は初心者に丁寧に利用の仕方を説明する部屋に行って学びました。
お部屋は、スピーカーとオーディエンスに分かれます。スピーカーは話す人、オーディエンスは聞くだけの人です。5、6名のモデレーターが運営し、部屋に入って来た人が、挙手ボタンを押すと、スピーカーになれます。テーマがあり、一人一人意見を聞く形式もあれば、自由に議論したり意見を言い合う場合もあります。
部屋は誰でも開設することが可能です。
私は、3月15日から、週三回島根を語る部屋を開設しました。テーマを決めて熱く語ることもあれば、ゆる〜く雑談的な日もあります。こわごわ始めましたが、島根にゆかりの方が集まってこられました。
様々な分野でお仕事や活動をしているや、島根をよくしようと頑張っている人、島根のことを知りたい人など色々な方々です。気持ちの温かい人が集まって、楽しい会話が始まりました。
ある日、5月に島根県の中山間地域にIターンが決まり、都会から引っ越す予定のYさんという男性が来られました。新しい土地への不安もあり、島根のことを知りたいとお尋ねになり。みなさん、知りうる情報を伝えました。その中に、偶然ですが、移住予定の町に住んでおられ、Iターンのお世話をした方をよく知っているとおっしゃるTさんがおられました。Tさんはそれ以降、引っ越しまで、親身になり引っ越しのサポートをされました。
いくつかクリアすべき問題ができると、部屋で、みんなで心配して意見を言い会いました。できるだけ迷惑をかけたくないし、甘えるのは申し訳ないとおっしゃる男性に、
「気にしんさんな、甘えていいんだけえ。みんなで助け合うのが島根なんよ」
と声をかけます。
そして一昨日、引っ越しの荷物を送り出し、羽田空港を出発されました。Tさんと引っ越しをサポートされた方が、広島空港まで車で出迎え、引っ越し先の家までお連れしたのです。
昨日は、部屋のタイトルを島根にようこそにして出迎えました。
生まれ住んだ街を離れ、全く見知らぬ土地に来るのは、大変な覚悟とエネルギーが必要です。島根を選んで来てくださってありがたいです。
コロナが収束したら、地元の方々と交流して、地域のためにできるだけのことをしたいと話しておられます。島根のお部屋のメンバーも、リアルでもお付き合いしていきたいと話しています。
クラブハウスでの偶然の出会いが、こんな温かい人間関係を生むなんて、驚きです。
島根が結んでくれたご縁は、大事にしたいです。
画像は今年咲いたブラン・ピエール・ド・ロンサールです。
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