「悪党（ワル）にもラブソングを！」

ケチな窃盗ばかりをしているデュエル（アイス・キューブ）とリージョン(トレイシー・モーガン)は、
教会の建て替え用資金に目を付け強盗に押し入るが、肝心の金はどこを探しても見つからず、
たまたまそこにいた教会の幹部や信者たちを人質に取ってしまい・・。


う～～～ん、なんとなくしょぼい作品でございました(^_^;)
もっと笑えるかな、と思ってたんですが、笑うところはほんのわずか。
どっちかというとハートウォーミング系を狙った感がありましたが
感動するまでには至らず。

デュエルが本当は良いやつという設定なんでしょうが
息子の“お父さんみたいになりたい”という感動的な言葉もあるにも
かかわらず、その後も全然良いやつにはならないで、
結局強盗をしてしまうあたり、なんだかがっかりしちゃったし。
でも、その強盗事件が一番のこの映画のポイントだったわけで
なくすわけにはいかないですしね～。

アイス・キューブ演じるデュエルとトレイシー・モーガン演じる
リージョンのボケと突っ込みみたいなところは、そこそこ面白いところも
ありましたが、大笑い出来るほどでもなかったです。
教会のコーラス(ゴスペル？)の指揮者で、歌を指導してるという役の
カット・ウィリアムズの演技が光ってました。

デュエルはすごく機械に詳しい、特に電気系統の修理なんて
お茶の子さいさいだったので、窃盗や強盗なんてしなくても
これで充分食べていけるでしょって思いましたわ。
こんな人、家に一人いたら便利だろうなぁ＾＾
でも、相棒というか友達リージョンが大ドジだったり、鈍くさかったりして
彼と一緒だとどうしてもなにやらまずい方向へ行っちゃうんですよね～。

リージョンも可哀想な身の上で、良いやつなんだろうけど
あまりのドジぶりに、ちょっとイライラさせられたところもありましたし。
彼がビッグママ的な信者の一人に、自分の身の上を話して
同情されて、彼女と抱き合うシーンなどは、それなりに良かったんですが
どうも話の持って行き方が唐突だったのか、あまり感動できなかったです。

もうちょっとゴスペルとか聞けると良かったんですけどね～。
神父さんが、あまり説教をしなかったところには好感が持てましたが、
よく考えてみると、本来あの神父さんがいろいろ話を聞いてくれて、
更正に役立つ・・という話の方が良かったのかも。
個人的お気に入り度2/5

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