「ダニー・ザ・ドッグ」

ダニー・ザ・ドッグ DTSスペシャル・エディション<通常版> 角川エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

５歳の時に誘拐され、悪徳高利貸しのバート（ボブ・ホスキンス）
によって番犬、そして闘犬になるべく育てられた男ダニー（ジェット・リー）。
常に首輪をはめられ、脅迫兼戦闘要員として借金の取り立てと
闘いに明け暮れる日々。感情さえも無くしたダニーが唯一興味を
示したものがピアノだった。そんなある日、ダニーは取り立てに向かった
先で一台のピアノに遭遇する。そしてピアノに心奪われているダニーに、
盲目のピアノ調律師サム（モーガン・フリーマン）が話しかけてくる・・・。

ジェット・リーだし、爽快アクション物かな・・・と言う感じで
見始め、そして確かに出だしはほとんど思った通りの　彼の冴えのある
素晴らしいアクションシーン。　さすがだなぁ、もう結構な年なのにm(_ _)m
切れの良い素晴らしい動きでした。でも、だんだんただのアクション
映画というだけじゃ無くなってきて　「ドラマ」になって来ました。
サム（モーガン・フリーマン）とその娘（妻の連れ子）ヴィクトリア
（ケリー・コンドン）がダニーに係わり、「犬」となっていた彼が
人間性を取り戻して行くわけですが　その過程が感動的で暖かな気分に
させてくれました。ただ、現実離れしてるストーリーでもありましたので　
心から感動、とう風にはいきませんでしたが。

それにしても　今回のこの映画で　ジェット・リーの魅力を再発見。
あの年で　まるで子供のような表情もできるし　実際可愛い♪と
思ってしまうシーンも多々。　生まれて初めてアイスクリームを
食べるというシーンはほんとに魅力的＾＾
これまでの彼の映画では　もっとクールで非情、無感情な雰囲気の漂う
強い男を演じてる場合がほとんどでしたが　今回は感情のある
一皮むけた感じの演技でした。主人が彼を好きで、彼の映画を良く
見るのでついでに私も・・・というパターンがほとんどでしたが　
今回の映画で、今度は私の方から彼の映画を見ようって思うかも＾＾
そして不死身の（この映画では　もうあれで死んでるでしょ～！と
思うシーンがしばしば＾＾）ボブ・ホフキンズ（バート役）も
良い味だしてました。

個人的お気に入り度4/5