銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、海外ドラマ、音楽、本。
スヌーピー、ペコ、NICI、雑貨グッズ画像。

ダイアナ

2014-06-29 | た行~は行  旧作映画鑑賞 
ダイアナの知識はないが、予想より面白かった。

ダイアナが事故死した日、私も辛い時を過ごしていたこともあり、

事故のニュースはとても覚えている。

元王妃という観点でなく、中年で異宗教との結婚、別離とは、

哀しい純愛物としてみるといい。

驚き発見は、パパラッチって、超望遠レンズでとるのね!

あんな長~~い、望遠レンズ初めて見た!

ダイアナに関しては、そうだったんだ、

こんな男性と付き合っていたのね~

いろいろあった二人だが、幸せな時期も撮られている。

普通のカップルと変わらないほど自然。

これ、どこまで真実かはわからないが、

ダイアナは一人になり、孤独で寂しい日々だったは確かだろう。

宮殿で夜一人、アロマキャンドルをたき、クラシックを聴く生活。

ピアノでバッハを弾いている。

地位はあっても一人ぼっち、息子たちとも月に一回しか会えない。

これ、離婚の条件だったのかな?

可哀想に思う。

ダイアナの父母も離婚しているので、

本当は長く幸せな結婚をしたかったのだろうが、歴史は繰り返した。

20歳でお妃になるが、夫には秘密の年上愛人がいる。

それでも、息子2人生むという王室の役目を務める。

日本のように男子限定ではないが、生むことは責務だろう。

ダイアナはエリザベスが王室後継という現実のために選んだ

若い女性だったのかもしれない。

エリザベス、まだとてもお元気、強い女性だろう。

それに比べ、ダイアナは弱さがあり、もろい。

映画にはダイアナの生い立ちなどはない。

離婚後、一人で宮殿に住むダイアナが、

病院でパキスタンの外科医ハスナットと出会い、三年間くらいか付き合う。

当然、パパラッチに囲まれる、気軽に会えない。

ハスナットはムスリムの心臓外科医、ジャズ好き、ヘビースモーカー。

宗教の違い、ダイアナの息子たちのことなどで彼は別離を選択する。

彼の故郷、パキスタン、ラホールへ一族に会いにも行くダイアナ。

異民族の中に溶け込もうとする姿に愛を感じる。

ラホールといえば、成瀬監督の「浮き曇」の初めの頃の舞台だった。

この外科医と再婚できていれば、幸せになったかもしれない。

ハスナットを忘れるためにだろう。

中東富豪ドディとの豪遊がなければ、パリの事故は起きなかった。

ラスト、ダイアナの献花台前で、ハスナットは

「善悪を超えた世界に庭園がある。そこで出会いましょう。」

~好きなルーミーという詩人の言葉~をカードに書いてささげる。

ダイアナの執事、秘書などとの関係シーンも興味深かった。

こんな生活だったのね~

地雷撲滅運動を長年、継続していた事もクレジットで知った。

Nワッツは好きな女優、もう46歳。若い。

ハスナット役、誰だっけ?思いだせない。

検索、ナビーン・アンドリューズ、

「イングリッシュペイシェント」でビノシュの恋人役だった!

ドラマ「LOST」にも出ていた。

実在のハスナットは現在も外科医として働いているとクレジットされる。

監督は「eS」のドイツの方だった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿