銀の人魚の海

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ネガティブ ケイパビリティ

2017-06-15 | 本、雑誌
新聞書評から。

帚木蓬生著。

ネガティブ ケイパビリティ~答えの出ない事態に耐える力。

そういう力が欲しい!読んでみたい。

彼が精神科医兼作家は知っていたが、

若い頃TVマンでもあったとあり、そうか。

七十歳、東大からTV業界、その後精神科医。

実家、お金持ちだったのね、きっと。

珍しい経歴。この年代で精神科医はまだ多くはなく

東大からTV界も余りいないだろう。

東大へ入るのは、今よりずっと易しいことは確かだが。

ライフワークはギャンブル依存症。

本書はネガティブケイパビリティ、という言葉を生み出した、

英の詩人、キーツの生涯をたどることから始まっていると。

余談、キーツといえば、「ローマの休日」ペックと詩の会話で、

オードリーが、キーツと言うシーンがある。

何か問題がある時、時間をかけて自分との折り合いをつけることが必要。

すぐ解決できない状況に付き合えることも能力の一つ。

とあり、まったくそう、と感じる。

精神科医として臨床四十年、その中で多数著作あり、

「閉鎖病棟」など、数冊は読んでいるか。

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