上里町議会議員 納谷克俊 『変革のチャレンジャ-』活動日誌

50歳、町議会議員が上里町の情勢や、関連団体、所属団体の活動内容を報告します!

3月定例会一般質問について

2009-03-08 22:21:12 | 議会
5日 木曜日におこなわれました一般質問における私の当初用意した質問の原稿を公開致します。(実際の質問では細かい言い回し等が異なっております)
再質問は答弁結果によって質問をする関係上、原稿がないので後日、町ホームページにアップされたらご報告いたします。


1. はじめに水道事業について質問致します。

 上里町の水道事業は今後、給水収益の伸びが期待できない状況であり建設投資の内容も新規拡張から更新・改良期へと移行しております。また、おりからの不況により今後は加入金も減少していくと予想されます。
そのような中で本年度からの県営水道の受入量の増加、金久保の浄水場の機械・電気設備の更新、石綿管そ含む老朽化した配水管の布設替え等、経営を圧迫するであろう要因がいくつか挙げられます。
そのような状況を勘案した上で、開始年度を平成19年度、終了年度を平成23年度とした5カ年間の上里町水道事業中期計画が策定されているわけですが、これをもとに幾つか質問をいたします。
計画では21年度より上里町浄水場の機械・電気設備の更新事業のために毎年1億円の企業債を起債する計画となっております。しかしながら21年度の当初予算には計上されていないようでありますが浄水場設備の更新は期間を延長もしくは規模の縮小をおこなうということなのでしょうか。
また、この問題に関連いたしますが設備更新のほかに県水の受入量増加、配水管の布設替え等により中期財政収支計画では20%から30%の値上げが必要であるとされております。実際に試算では21年度より水道料金を25%値上げすることを前提として計算されております。議会においても決算審査の委員長報告などで水道料金の適正化についてたびたび指摘をしているかと思います。
そこでお訊ねいたしますが計画に盛られているような水道料金の値上げについて検討をされているのでしょうか。上里町水道料金等審議会は開かれたのでしょうか、また開く予定があるのでしょうか。値上げを前提に試算されているわけでありますが21年度に値上げを実施せずに計画の通り、事業が進捗するのでしょうか。
主要施策の一つとして配水管の布設延長10kmを予定しておりますがその結果、石綿管の延長はどのくらいになるのでしょうか。また、配水管の布設替えや浄水場の設備更新などの事業を実施していく中で職員定数を削減するという計画になっております。15年4月に10名から9名、16年4月に9名から8名に削減をし、23年4月には8名を7名に削減をするという計画でありますが、業務遂行にあたって支障がおこるようなことはないのでしょうか。
さて、22年度には下水道が供用開始される予定であり、下水道料金は水道料金と共に徴収されるようになるかと思います。計画の中にもありますが今後水道事業と下水道事業の事務組織の統合をおこなう考えはあるのでしょうか。上下水道事業を統合することは可能なのでしょうか、また、住民サービスの向上や事業の効率化につながるのでしょうか。
最後に加入金の取り扱いについてお伺いいたします。上里町では近年3000万円から4000万円程度新規の加入金があるわけですが、これを収益的収入に計上しております。
その分営業収益が増え収支のバランスが改善されているわけでありますが、加入金については資本的収入に計上する方が収入の性質上、あうのではないかと考えます。また、そのような計上をしている事業者もあります。収入の計上の仕方を変え、事業の収益をよりシビアに見た方が企業会計の本来の姿なのではないでしょうか。

2. 次に上里ゴルフ場について質問致します。

初めに政策決定過程について伺います。
埼玉県と地権者との賃貸借契約が平成21年3月31日に20年が経過して満了を迎えます。今年満了を迎えることは契約を締結した20前からわかっていたことでありますが、埼玉県・埼玉リバーフロンティア並びに上里町の間で契約の更新のあり方についての話が出たのはいつのことなのでしょうか。そしてそれはどの様な場において、誰から話があったのでしょうか。また、上里町の最初の対応はどのようなものだったのでしょうか。
埼玉県から無償譲渡の打診があった後、県との協議はどの位のペースでおこなわれたのでしょうか、また、上里町側はどこの課が窓口となって協議が行われたのでしょうか。
上里町役場庁内ではどのレベルにおいて検討がなされたのでしょうか。また、どの様な意見があったのでしょうか。このような判断を下すにあたり、庁内以外に公式・非公式をふくめ意見を求めた団体や機関があるのでしょうか。あったとするならばどのような意見がだされたのでしょうか。答弁をお願い致します。

次に将来展望について伺います。
全員協議会での説明によりますと今後10年間で埼玉リバーフロンティアからのゴルフ場使用料と地権者へ支払う土地借上げ料の差額を基金として積立てて、可能な範囲で土地の買収を進めていくとのお話でしたが、その様な認識で間違いはないでしょうか。
また上里ゴルフ場は平成18年度の埼玉リバーフロンティアのゴルフ場別決算において単体で8000万円強の営業損失を計上しております。これが上里町にゴルフ場が無償譲渡され、上里町と地権者が賃貸借契約を結び、埼玉リバーフロンティアが上里町にゴルフ場使用料を支払うという形を取ることにより、埼玉リバーフロンティアの上里ゴルフ場分の赤字額が平成21年度で約1700万円、10年後の平成30年度で約520万円程に圧縮されるようであります。
今後10年間は上里町が埼玉リバーフロンティアに管理許可を与え埼玉リバーフロンティアが運営、また、施設の修繕・改修や災害復旧に関する経費も埼玉リバーフロンティアが負担するということですので町の新たな負担は発生しないと思われますが、平成31年度以降も埼玉リバーフロンティアが管理運営をしていくのか、指定管理者制度を導入していくのか、または直営で営業をおこなっていくのかは現時点においてはわかりませんが、先の赤字幅には本社経費は含まれて下りませんし、建物及び構築物も設置後30年が経過することによって修繕費が大幅に増加することが予想されます。
以上の事柄を踏まえて、町長は上里ゴルフ場の将来展望をどの様にお考えになっておられるのでしょうか。

3. 最後に次に上里中学校の耐震化について質問致します。

前回、12月定例会においての私の質問に対して町長は「今年度中には町の考えを明らかにし、来年度からは保護者の意向や合意形成を図るとともに、その方向性に対して諸問題をクリアし、建設スケジュールを立て、耐震化計画、基本設計、実施計画、補助金申請等と進めていきたいと考えている。」と答弁されております。
そこでお伺いいたしますが上里中学校の耐震化についての町の考えはどの様に固まったのでしょうか。
次に今後のスケジュールについてお伺いいたします。先ほども述べましたが「来年度からは保護者の意向や合意形成を図る。」と答弁されておりますし、再質問の中では「できれば5年以内に工事が着工できるように進めてまいりたいと思っている。」とも答弁されております。21年度においては耐震化に向けて「上里中学校施設整備基金」を設置して2000万円の積立金をおこなう予定でおります。
財政的には第一歩を踏み出すことになりましたが、耐震化に向けて今後どの位の時期にどのような手続き・計画を進めていくおつもりなのか具体的なスケジュールをお答いただきたいと存じます。



なお、町長答弁については後ほどご報告いたします。



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