Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

失踪 その2

2019-12-29 16:06:00 | 
今夜はなかなか眠れないかもしれない…。
…とかおもったが、なんとぐっすり。
ももちゃんは私の布団にいつも入って来ては、腕枕で眠るのだが、その体勢はちょっときつい、それに朝早く起きる私の目覚まし時計がなる少し前に布団から出たり入ったりして私を起こそうとする。そんな事が無いだけにぐっすり眠ってしまったのだ。

今年の12月は暖かいとはいえ、夜中はやはり10度以下になはなる。
どこでどうしているのだろうか。
この夏からめっきり痩せて軽くなった身体では、寒さは乗り越えられるのだろうか。
死んじゃうかも知れない。


昔の猫はいつのまにか居なくなった。
子供の頃から何匹も猫を飼ったが、最期を見届けたのは2匹くらい。あとは皆、帰ってこなくなったものだ。それも、今みたいに長生きでは無いから3歳くらいになると居なくなった。
「猫は死際を見せない」とか、「猫は恩知らず」とか言ったような気がする。
すると、ももが昨日の晩、ちらと帰ってきて姿を見せたのはあれは最期の挨拶のつもりだったのかしら…。



まだたった1日居ないだけなのに、ももの不在が気になって仕方がない。それはそうさ、子供達よりも長く寝食を共にし、いつも私に付きまとい、私を慕っていたももちゃんなのだから。
ももちゃんの使っていた食器、トイレ、いつもなかで寝ていたペットハウス…それらが虚しくそのままになっているのが哀しい。

ずっとそのままにしているわけにもいかない。
いつになったら片付けるの?いやいや、まだ失踪からたった2日目なのにもうそんな事考えたりしてはいけない!
「ももちゃん!ももちゃん!」
日に何度も裏庭に向かっては呼びかける。





失踪

2019-12-23 04:30:00 | 
今日は久しぶりのお天気!TVの天気予報でも「このお天気を有効に使ってくださいね!」なぁんて言っていたくらいだから、私は家中の布団カバーを引っ剥がし、今年最後の大物洗い!とばかりに洗濯機に放り込んだ。そして、出来上がった沢山の洗濯物を青空の下に干し、とてもせいせいした気分でいた。
ウチのバーさん猫のももちゃんは、そんな私の足元について来て、スレート屋根の暖まったあたりで寝転がり、ごろんごろんと仰向けに背中を屋根に擦り付ける。
これを我が家では「ももちゃん、いーないーな」という。何故かというと、そんな様子のももちゃんに「あら、ももちゃんいーなー!いーなー!」と羨ましそうに声をかけたところ、得意になって余計にごろんごろんするので、これ以降、ももちゃんがベランダ下の屋根に降りた時「いーないーな」というとすぐやるので、この仕草を「ももちゃんいーなーいーな」と名付けたのだった。
😽😽😽
そんな呑気な昼下がり、私が布団カバーなどを取り込んでいると、何を考えたのか突然ももちゃんはその屋根のすぐ横の物置の屋根に飛び降りた、婆さん猫は降り方が下手になったせいで、スチールの物置の屋根はすごい音をたてた。それに自分でも驚いたのか興奮した様子で、そのままブロック塀を伝って走り、姿が見えなくなってしまった。
「ももちゃーん!ももー!閉めるよー!早く帰って来なー」
繰り返すこと数分。
戻って来ない。
ま、そのうち帰って来るだろう…と、少しまどを開けて、私は仕事に戻った。


夜。
まだ帰って来ない。
どうしたんだろう。
ウチの家族は皆心配して、周り中呼んで歩いた。息子は塀を伝って隣近所の庭を見て回った(ちょっと泥棒みたいだからやめて)。
お隣さんは、「何?」と思っただろうが、
心配でそうも言っていられない。
18歳を過ぎてから、ももちゃんは少し変な事がある。元々人見知りで、家族以外はダメ。猫見知りで、友達も居ない変わり者だが、このところの変なのは加齢によるものだと思う。何か思い立ったように興奮して、ガリガリと床を蹴って走り周り、勢いで掛けてある服などを伝って押し入れの戸袋の中などに入り込んでしまい、数時間降りて来ない…など。
正気に戻ると降りれないものだから上から情けない声を出しておろしてもらう…なんてことがたまにあったのだ。

夜、そろそろ寝なきゃという時間。
私はももちゃんが降りて行ったベランダの下の塀を見に階段を降りた。
下の窓を開けてもう一度「ももちゃん、ももちゃん」と呼んでみる。ダメか…。ん?なにか遠くで声がする!「ももちゃん!おいでおいでっ!」すると、暗闇から黒猫のももちゃんの白い足先が現れた。「にゃー」すすけた感じでかすれた声で現れた。
私は驚かすとまた逃げると思い、静かに優しく「早く入りなさい、ほら、寒いんだから」
と声をかける。しかし知らんぷりしてすぐ脇のゴミ箱なんかに鼻をすりよせてる。
バケツに溜まった雨水なんかをちょっと舐めたりしている。
私はスルメかなにかを探しに二階へ上がって、テレビを見ていた夫に、ももちゃん戻って来た来た!と言うと、夫も一緒に降りた。
するとももちゃんは思わせぶりに「にゃー」と言いながら裏庭の奥に行ってしまおうとする。
夫も慌てて「もも!早く入りなさい!」と呼ぶが、ちょっと振り向いてまた、さっ!と、暗闇に消えてしまった。

「あらー!行っちゃった!」
「仕方ない、明日は帰ってくるよ」
「寒くないのかしら…」
「近くに居るのは間違いないんだ」
朝早い私達は仕方なく寝ることにした。
ももちゃん…。大丈夫かな。









ライ麦畑

2019-12-05 03:51:00 | その他
昨日、ラジオを聴いていて、
そのおっさんパーソナリティが、パソコン・スマホで何かの検索をしている際の"リスティング広告"とか、"リコメンド機能"について語っていて
「お節介」「うっとおしい」
と感じている…という意見に激しく同意した。



ちょっと旅行に行くための宿探しとか、車購入する際にちょっと検索してみただけでその後エンエンそれに関する情報が広告として入ってくる。なんかこちらの行動を監視されてるみたい…こちらの考えていることを読まれているみたいで気分は良くない。
おっさんパーソナリティも「お節介」と言っていたし
"イヤーな感じ"を持つ人は少なくないと思う。
でも、それでもこの「リコメンド機能・リスティング広告」なるものを止めようとしないのだから企業にとってある程度有効な手段なのだろう。


それよりも本当はもっと気になる事がある。
それは何かを検索して調べた記事に載っている、全く記事とは関係の無いエローい漫画の広告だ。
昔、ワタシら子供の頃はエロ漫画というものはあるにはあったが、それは子供や興味の無い人には目の触れないところに存在しているものであった。
よく同窓会などで、男子が子供の頃、拾ったエロ漫画を公園の隅などに隠しておいて、仲間数人と放課後隠れて読んだ…などという話題で大笑いする…なんてことがあるが、
それほど、子供達からは希有な存在、で、であるからまぁ、お笑いですむものでもあった。
子供とはいえ、そういうモノに興味を持ち始める年頃。程々…というか、積極的に手を出さなければ、出会わないものでもあった。


ある時私は、予定しているハイキングに向けて、その山登りの注意事項を検索していた。いたって真面目な情報で、そのサイトもけしていかがわしいものではない。普通の有益な情報だ。だがしかし、読んでいて非常に目障りなのが画面に挟み込まれるエロ漫画の広告だ。あれ、なんでこんなところに登場するのだろう。ワタシ、以前にこういうモノに接触したことあったっけ?マンガアプリも入れてないし。
それは…
記事以上に目立つ色彩で、そのストーリーのクライマックスであろう辺りののショッキングな性交の場面などが表現豊かな(というかリアルな音響効果の)描き文字入りで度々登場。
私のようないい加減いいおばちゃんでも気になってしょうがない。つい、観てしまう。本当にうるさい。
そこで思うのであるが、
こんな山登りの注意事項を検索するのは子供(例えば小学生高学年や中学生)だってやるだろう。
今やコンビニですらいかがわしい雑誌は置きづらくなっている。ワタシらの時代は自動販売機でエロ雑誌が売られている街角…なんてものもあったが、最近はそういう点では非常にクリーンになっているのに、こんな身近な場所では堂々と子供の目の届くところに猥褻な情報が晒されている。
これは子供のスマホを親がキチンと管理してフィルターとか設定すれば出てこないのか?
私にはよく分からないが、なんか暗澹たる気持ちになってくる。


子供時代に出会わなくても良い情報…もっと成長してから知る分にはまあ、大丈夫な情報…ってもんがあるだろうに…と思う。
こんなおばちゃんのワタシが気になるんだから子供だったらどんどん突き進むだろう。
思わぬ検索から迷い込んだエロ漫画の世界で要らない間違った知識を広げることだってあるはずだ。耳年増という言葉が昔あったが、そうなると目年増というべきか…


ワタシの青春の本に、「ライ麦畑でつかまえて」というのがあった。
(有名なので細かな説明は必要なかろう)
その主人公 ホールデンの気持ちに私はなってしまう。キャッチャーインザ ライ!僕はそれになりたいんだ!と。

こんな便所の落書きみたいなものを子供に見せたく無い。昔は、それこそやむを得ず入らなければならない汚い公衆便所などに入らなければ出会わなくてすむものだった。それがなんでこんな白日のもと、健全な道端同様のスマホの画面に現れるのか
普段通り過ぎると忘れてしまってあえて口にしたこともなかったが、こういうスマホの便所の落書き的な広告は実は本当に日本の恥だと思うんだけど。みんなどう感じてやり過ごしているんだろう。




石割山。