私ら'60年代生れくらいのオバちゃん達は、比較的"セクハラ"には寛容だろう。というのも、わたしらの若い頃は、それが当たり前で、文句を言っても大して取り合ってももらえなかったからだ。
街を歩いても、会社にいても、「オンナのくせに」とか、「女の子なんだから…」「まだ結婚しないの」「なんで結婚しないの」「お茶淹れて」「トイレ掃除して」
などというのはごく普通。
当時は年に1度、大抵の会社では社員旅行というのがあって、会社で温泉旅行に行って、必ず宴会がある。女子社員は、まずお酌して回る、お返しに「ご返杯〜」とか言って部長のコップで飲まされる、酔いが回ってくると上司は肩を抱いてくる、嫌な顔も出来ず「イヤーん」なんて一緒にカラオケ〜、踊れもしないのに手を握って引き寄せられダンス、そして悪ノリして女子社員の部屋になだれ込んでくる営業部長、酔って若い頃の性体験を聞かせてくる上司、「結婚って良いもんだよ〜!早く結婚しなよー」と無邪気な説教をする先輩、etc。会社のOLの伝説では、夜這いして来る上司も居たそうだ。それで、翌朝には、ケロリとした顔でバイキングの朝食なんか食べに出て来るんだから呆れちゃうよねー。
酷いもんだった…今から思うと。でも、私達世代は、父親なんかもみんなそういった酔っ払い親父が多かったせいか、「しょうがないなあ」で、許されたんだね。
それでも、バブル全盛期の80年代末。なんとなくみんなが機嫌よく、金回りが良ければ全て良し…てな感じで、me tooな問題は、さほど取り沙汰もされなかった。
今の若い人達を見ていると、仕事にせよ、子育てにせよ、本当に男の人達がよくやるようになったのに驚くね。うちの真裏に保育園があるのだけど、ベビーカーを押したお父さんや、スーツ着て抱っこ紐つけたお父さんなど、送り迎えもよくやってる。運動会や授業参観、始業の前の本の読み聞かせに通うパパ。PTAの「父親の会」なんかも和気あいあいだし、私達世代にはまだ少数だった「協力的な夫」が、今や当たり前。子供の運動会に仕事上の接待ゴルフで行けない…なんてなったら離婚されちゃうかもしれないんだから。
私達の上司の世代が、みーんな定年退職で居なくなり、仕事帰りの一杯につきあわされる事もなく、くだらない社員旅行なんてものも絶滅して、せいせいしているんだろうなあ。
若い人達が男女協力し合って家庭を築き、同じ立場で子育てする姿は、羨ましく、微笑ましい。
昔からこんなだったらこんなに少子化しなかったろう。
やはり、この「結婚しない若者」、「少子化」問題は、今の子育て世代の若者の親である私達世代が、男尊女卑的不平等の「怨念」をとくとくと我が娘たちに吹き込んだからに違いないんだ…と、私は思うけど。
それでも まだ居るいる!私らと同世代の高級官僚なんかには、昔のバブル期の空気を吸って育ってきたクソ親父が!
私達の上司達の世代のおじさんたちには、なんかまだ、まったりとした可愛げがあったな。女の人に母性を信じて、甘ったれてる幼児性がまぬけっぽくてさ。
今のニュースで報道されてるセクハラ発言の内容は、セクハラ発言と言うより「公衆便所の落書き」だ。品性の劣悪さを感じる。目の前に居る人間を、メス扱いしている。
これじゃ怒るね。間違いなく。
多分この人は、男からも嫌われてるよ。と、私は思う。
不思議なもんで、セクハラっぽい発言でも妙に許せるものもある。それは品性の問題じゃない?センスとかさ。
愛があればこそ
街を歩いても、会社にいても、「オンナのくせに」とか、「女の子なんだから…」「まだ結婚しないの」「なんで結婚しないの」「お茶淹れて」「トイレ掃除して」
などというのはごく普通。
当時は年に1度、大抵の会社では社員旅行というのがあって、会社で温泉旅行に行って、必ず宴会がある。女子社員は、まずお酌して回る、お返しに「ご返杯〜」とか言って部長のコップで飲まされる、酔いが回ってくると上司は肩を抱いてくる、嫌な顔も出来ず「イヤーん」なんて一緒にカラオケ〜、踊れもしないのに手を握って引き寄せられダンス、そして悪ノリして女子社員の部屋になだれ込んでくる営業部長、酔って若い頃の性体験を聞かせてくる上司、「結婚って良いもんだよ〜!早く結婚しなよー」と無邪気な説教をする先輩、etc。会社のOLの伝説では、夜這いして来る上司も居たそうだ。それで、翌朝には、ケロリとした顔でバイキングの朝食なんか食べに出て来るんだから呆れちゃうよねー。
酷いもんだった…今から思うと。でも、私達世代は、父親なんかもみんなそういった酔っ払い親父が多かったせいか、「しょうがないなあ」で、許されたんだね。
それでも、バブル全盛期の80年代末。なんとなくみんなが機嫌よく、金回りが良ければ全て良し…てな感じで、me tooな問題は、さほど取り沙汰もされなかった。
今の若い人達を見ていると、仕事にせよ、子育てにせよ、本当に男の人達がよくやるようになったのに驚くね。うちの真裏に保育園があるのだけど、ベビーカーを押したお父さんや、スーツ着て抱っこ紐つけたお父さんなど、送り迎えもよくやってる。運動会や授業参観、始業の前の本の読み聞かせに通うパパ。PTAの「父親の会」なんかも和気あいあいだし、私達世代にはまだ少数だった「協力的な夫」が、今や当たり前。子供の運動会に仕事上の接待ゴルフで行けない…なんてなったら離婚されちゃうかもしれないんだから。
私達の上司の世代が、みーんな定年退職で居なくなり、仕事帰りの一杯につきあわされる事もなく、くだらない社員旅行なんてものも絶滅して、せいせいしているんだろうなあ。
若い人達が男女協力し合って家庭を築き、同じ立場で子育てする姿は、羨ましく、微笑ましい。
昔からこんなだったらこんなに少子化しなかったろう。
やはり、この「結婚しない若者」、「少子化」問題は、今の子育て世代の若者の親である私達世代が、男尊女卑的不平等の「怨念」をとくとくと我が娘たちに吹き込んだからに違いないんだ…と、私は思うけど。
それでも まだ居るいる!私らと同世代の高級官僚なんかには、昔のバブル期の空気を吸って育ってきたクソ親父が!
私達の上司達の世代のおじさんたちには、なんかまだ、まったりとした可愛げがあったな。女の人に母性を信じて、甘ったれてる幼児性がまぬけっぽくてさ。
今のニュースで報道されてるセクハラ発言の内容は、セクハラ発言と言うより「公衆便所の落書き」だ。品性の劣悪さを感じる。目の前に居る人間を、メス扱いしている。
これじゃ怒るね。間違いなく。
多分この人は、男からも嫌われてるよ。と、私は思う。
不思議なもんで、セクハラっぽい発言でも妙に許せるものもある。それは品性の問題じゃない?センスとかさ。
愛があればこそ