Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

努力と抵抗

2024-05-14 04:02:00 | 音楽
THE ROLLING STONESの
"HACKNEY DIAMONDS TOUR 2024"
が、始まっている。5月から7月にかけて
ラスベガス、オーランド、シカゴ、ロスアンジェルスなどで、19公演。
セットリストは以下の通り

Start Me Up’
‘Get Off of My Cloud’
‘Rocks Off’
‘Out of Time’
‘Angry’
‘Beast of Burden’
‘Mess It Up’
‘Tumbling Dice’
‘You Can’t Always Get What You Want’
‘Little T&A’
‘Sympathy for the Devil’
‘Gimme Shelter’
‘Honky Tonk Women’
‘Miss You’
‘Paint It Black’
‘Jumpin’ Jack Flash’
‘Sweet Sounds of Heaven’
‘(I Can’t Get No) Satisfaction’

最新アルバムからはあまりやらないんだな。
Keithが…覚えられない…ンじゃないか?説あり
続々と送られてくる映像からも、相変わらずのMickの元気よさとは裏腹に、Keithの動きが大分ヨタって来ているのは誰が見たって分かる。
初日は、椅子に座って演奏する様子もあり、健康不安説(コロナになって回復したばかり…とか)



現存する高齢者バンドは有るにはあるが
こうして新譜(ニューアルバム)を出して、さらにそのツアーをやる80歳達のバンドは世界でも初めてだろう。その姿をしっかと目に焼き付けなければー!だ。



それにしても、このバンド、もう何人メンバーが亡くなっているんだろう…お馴染みのバックのメンバーも入れたらもう、かれこれ4人?今や私の様な古いファンには、名前もよく知らない新しいメンバーで構成されている。
新しもの好きのMickには、新鮮なのかもしれないけれど。
死屍累々のステージで今日もMickは踊る。
昔Keithが言ってた
「ここまで来たら、このバスがどこまで行くのか…行き着く先までみてみたいだろう?」と。

まさに、これが行き着く先になるのだろうか。Keith…アンタほど余生というものが似合わない男は居ないよ。最期までギターを撫でながら立っていて欲しい。

あくまでも老い・衰えに対して抵抗するMick。日頃から身体を鍛え、気力体力共に充実すべく努力するその姿は、凄いと思う。偉いっ。

やっぱりね、カッコイイ曲を演るためには「見た目も重要」だと思う。MickやKeithがポッチャリしてたらやはり許せない。
だから、20代の頃と変わらない…いや、それ以上にファッショナブルにすらなった彼らは、未だに現役であることを体現している。

「努力」なんてSTONESに似合わない言葉?いや、だったらそれは「抵抗」か?
昔は社会に反抗していた。今は自らの…いや、人間の老いに向かって抵抗しているのか。Mickが見せている姿を本当に理解出来るのはまだ私には20年早いのかも。


2024/04/28

2024-04-28 22:24:00 | その他
かねてからずっと行きたいと思っていた「長谷川町子記念館」に行ってきた。
子供の頃からずっと「サザエさん」が好きだった。

私が子供の頃、巷には「貸本屋」というのがあった。昭和30年代の話。
当時は、週刊漫画誌というのも既にあったし、現代のようにそれらの作品を単行本にしたものも無いわけでは無かったが、そうちょくちょく買う…ということは無かった。
当時は日本はまだまだまだ発展途上で集団就職で上京、住み込みで働く人も多かった時代だ。自分の部屋があって、ズラっと本を並べられる…なんて人はそう居なかっただろう。なんせ、$1 ¥360の時代なのだ。

貸本屋に行くと、1日確か1冊10円か20円で借りられた。返し遅れると延滞料が取られるのだけど、せいぜい5円くらいだったかな…。



学校から帰って、誰とも遊ぶ約束も無いと、私はよく貸本屋へ行った。当時、貸本屋様式の単行本というのがあって、今の漫画の単行本より少し大きくて、表紙が丈夫。ビニールのカバーなんかがピッタリと着いていた。

昔NHKの朝の連ドラで、水木しげるさんの自伝的なストーリをやっていた時、水木さんが貸本屋用の漫画を描いていた当時の話があったっけ。ゲゲゲの鬼太郎もそうだが、私はもう少し女の子向けの、楳図かずおさんのホラーものが大好きだった。
「ママが怖い」「赤ん坊少女」「ミイラ先生」あと、古賀新一さんの「白ヘビ少女」
とかさ。
繰り返し繰り返し何度も同じ本を借りて読んだっけ。小さいお店だったからそうそう種類も入れ替えも無かったしね。
そのお店はあとはトランプとか花札を売ってるくらいで、のんびりとおじさんが店番をしてた。当時子供だった私は考えたこともなかったけど、それだけで生活していたわけでは無かったんじゃない?ねえ?



楳図かずおのホラーの他に、もっと夢中だったのは「サザエさん」だった。それこそ何度も同じものを繰り返し借りた。
おじさんに覚えられ、新刊が出ると「あんた好きだからね」と、とって置いてくれたくらい!
大きくなって学生時代に本屋でバイトした。そこでは働いてる者に20%引きで本を売ってくれた(内緒だったのかな?)。
辞める時、これで20%も終わりだ!ってんでサザエさんを全巻買った。
「大人買い」って、こういうことだな!って思った。
今でも家にある。

薬の飲み方

2024-04-23 22:08:00 | その他
このところ「痩せる」という漢方薬を飲んでいる。
これまでは「糖と油の吸収を押え、血糖値の上昇を抑える」というサプリメントを飲んでいた。1ヶ月1万円くらいかかるサプリメントだ。
食前に飲むもので、3年程続けていたが、これという効果も感じられず、第一、3年前より太ってきているので、「これって、意味ないんじゃない?」とはたと気が付き辞めることにした。



私は一応食生活指導士の資格も有るし、そのために散々カロリー計算もしてきたし様々な食事法も試したりしてきた。でも、よる年波には勝てないのを実感している。
3食食べてるだけで太る。食べてないのに太る。食べ物で痩せようとすると髪が痩せ薄くなる、爪や、肌が荒れる!などなどの障害が出る。骨密度も心配だ。
いっそ太っていた方がプリプリピカピカでいいのかもしれないくらいだ。
だけど私はケチでもあるので、今有る洋服が着られなくなるのも困る。
食生活指導士が聞いて呆れるが、最近はもっぱらこうしたものに頼らざるを得ない。



今飲んでいる漢方薬は、それまでのサプリメントに比べると価格は3分の1くらいだ。しかし、問題は飲み方である。
そもそも漢方薬は、食前(20分くらい前)
か空腹時(食後2時間後)に飲むものが多い。それまでのサプリは、食べる前に飲むだけでよかった。飲む時間など決まっていなかった。
しかし薬となると最低4時間、普通6時間くらいは間隔を空けなくてはならない。
日に3回飲むとなるとなかなか難しい条件だ。




日に3回空腹時…というのは比較的規則正しい生活をしている私でも難しい。
まず、朝起きたらすぐ飲む、私は朝早いので朝食は食べない。
そのまま朝 兼 昼ご飯を食べる時まで6時間は空けられる。
それは良いのだか、その食事休憩時間はわずか15分くらいしかない。そこで漢方薬を飲んでしまうと20分は食事が出来ない。そうすると休憩時間は終わってしまって仕事に戻らなくてはならない。
それでは飲まず食わずになってしまって身体が持たない(痩せることは痩せるかもしれないけど)。
だから、食べることを優先して、薬を飲むのを2時間ずらす。すると…忙しく仕事をしているうち飲み忘れてしまう…ということがよくある。
忘れなかった時は問題無いが、忘れてしまって仕方なく変な時間に飲むことになった時は、さらに3回目を夕食後に飲む事までずれ込んで、就寝前に飲むのが決まっている持病の薬(降圧剤や抗アレルギー剤)なんかと一緒に飲まなくてはならないから厄介だ。気を使って30分くらいズラして飲んでいる。
朝早いので、寝る前に薬のために寝られない!となるのは非常に困る。



なんだかんだと一日が薬を飲む時間に振り回されている。

写真は圧巻、満開の藤。あしかがフラワーパークにて。

リメンバー昭和

2024-02-12 00:02:00 | その他
私みたいにむかーしのドラマを観てるうちインスパイアされたんじゃないの?!
っていうのが最近の人気ドラマ「不適切にもほどがある」だ。

😄😄😁😁

ほんと😱昔のドラマって今から思うと不適切な表現満載で、「コンプライアンス」ってものがまだゆるーやかで、当時を知ってる私のような年寄りでも、「あらまあ」と思うことばっかりだ。
BS12で、この間まで再放送していた
「隣の芝生」。
嫁 瀬戸朝香、姑 泉ピン子。

何度もリメイクされて、1番最近のものが再放送されてはいたが、息子夫婦が苦労してやっとこぎつけた新築の家に姑が転がり込むは、その姑がその家で茶道教室の看板あげて教室ひらくは、
反旗を翻す嫁に夫は「お袋に逆らうのか!!」と、暴力をふるうわ…、もう毎回吃驚する様な事態が当然のように繰り広げられて面白くって仕方がなかった。

😆😆😆😆

前の記事で書いた「思い出づくり」にしたって、女の子が住んでいるのは簡単に鍵を開けられちゃうような凄いボロアパートだし、(若者の部屋がマンションになるのはその後10年くらいたってトレンディドラマというのがでてきてから)何度も男に付け回されたり、留守中に部屋に入り込まれたり職場に不信な電話かけられたりしてるのに警察沙汰にならない。揉め事になって怒鳴り合いから暴力…みたいになってやっと近所の人が警察を呼ぶが、被害者である主人公が自ら「なんでもない」と言ってしまうし。
まだストーカーという言葉のない時代だ。

😅😅😅😅

「ありがとう」に至っては、周りの同僚みんな近くに(ほとんど隣近所)住んで、
出てくる家族がみんな良い人でそれがほんとにほっこりするのだけど、
なんの脈略も無いところで突然歌い出す。
「不適切~」なんかそこのところパクって
(という表現は良くないかな…採用して…ってとこかな)るかな〜。脚本家も、やっぱ面白〜って、思ったんだろうね。

😁😁😁😁

BS松竹東急ってチャンネルで、むかーしの、あの片岡仁左衛門さんがまだ片岡孝夫だった頃の「眠狂四郎」のドラマを再放送しているんだけど、これこそ地上波で「オッパイ」が出て来るんだよねー!
あの「時間ですよ」と同じ頃だもんね😁

笑っちゃうなー。
今のテレビ界、再放送色々 古いのやってくれて、それが現代の脚本家にインスピレーション与えてると思うわ!
ホントに面白い。昭和のドラマって!

写真は、成人式の振袖姿の従姉妹と私。バックのアラン・ドロンのポスターはおばの趣味。
今から42年前。1981年。「思い出づくり」の主人公達は私たちの少し先輩。
そして「不適切~」に出てくる高校生は私達の妹くらいかな。

ドラマのテーマはいつも「結婚」

2024-02-09 23:01:00 | その他
最近、ちょっとマイナーなBSのチャンネルでよく昔ーしのドラマをやっているので懐かしく観ている。

昔ーし、むかーし…それこそ50年前のものから、40年前くらいの。
「ありがとう」のシリーズとか、「思い出づくり」などである。
この頃のドラマはテンポもゆったりで、ほっこりする。
「思い出づくり」などは、私自身の年代にジャストなので映る街の風景なども超懐かしいし、時代感覚も、まさに「そう、そうだったよねー」という感じ。

🤫🤫🤫🤫

遡ること小津安次郎監督の映画なんかもそうだけど、あの時代(終戦後)からずっと、女性を描いたストーリーのテーマはみんな「結婚」なんだよね。主人公が若く美しく
そろそろ結婚適齢期(最近は聞いたことのないことばだね)を逸してしまうくらいの年頃。だいたい24~25歳…といったところかな。25を過ぎると「売れ残り」「クリスマスケーキ」とか言われたもんよ。

🧑‍🎄🧑‍🎄🧑‍🎄🧑‍🎄

周囲からは、よるとさわると「結婚、結婚」と言われる。
確かに、私の若い頃は、ほぼ「結婚」
しか女性の生きていく道は無かった。まあ、全くなかった訳では無いが、そんな規則も無いのに会社は結婚したら退職するもの…と、なんとなく周囲の空気は決まっていたし、居ずらかった。
自立心があり、しっかりとした
目標を持った人なら教師とか、医者とか看護婦など目指すこともあったが、そういった専門職でもなかったら大抵みんなとりあえず就職して「結婚」、そして家庭に入り、子供を産んだ。なんの疑問もなかった。そういうものだった。そういうものしかなかったんだ。



🤰🤰🤱🤱

昔のドラマを見ていると、「昭和の女性」
というのが浮き彫りになっている。親は親自身も「それが当たり前」の時代の人達だったし、世間てい…というものがあったし、他にやれそうなことも無かったし…。
そう、他に選択肢が無かったんだよね。
ドラマの中でもそうだけど平凡な女性の仕事は接客業、または製造業、あるいはOL(オフィスレディ-と言っても、お茶くみとかコピー取るとか雑用も含む)などで、今のように第1線で働ける場などなかった。
今は、営業職でもなんでも女の人多いよね。外に出て、顧客と直接渡り合うようなことも、女性一人でやってくる。

👰‍♀️👰‍♀️👰‍♀️👰

若い人が結婚しなくなり、女性は子供を産まなくなる。それは当然だと思う。
これまでは、それしか選択肢がなかったから大多数はそのように自然に従った。

自分で稼いで一生食べて行ける道が他にあったら、それが選択肢としてあったら、結婚したいと心から思わないかぎり「結婚」なんて選ばなくていいんだ。

😁😁😆😆

「思い出づくり」の結末は、結局、「結婚」で幸せになるように出来ている。
そして子供を産んで、母になり娘達は1人前になりました…みたいな結末。

👰‍♀️👰‍♀️👰👰

バカにするんじゃないわよ!ね。
本当にそうなんだろうか…?

確かに、人は自分がその立場になってみなけりゃ分からない。
結婚し、出産し、助けてもらって、生まれて初めて「母のありがたさ」というものが分かり、子育ての大変さが分かり、親の気持ちが分かり、家族ってものがわかったりする。「なんだかんだ言って、それが大人になるってことだ。それが、現実だ。」と、ドラマの中で佐藤慶演じる父親が福島弁で娘を諭す台詞が思い出される。

でも、ものすごく上手くいっている人なら
テレビのコマーシャルなんかで持ち上げるように「家族」「絆」なんか言って、感動を与えたりもするかもしれないけど、そんなん、そうそう本当にある?みんなそんなに深く家族の絆深いの?大切にしてるの?

ドラマの中でも、このお父さんが浮気をしてお母さんが東京の娘の所に家出してきたりしてる。姑として、息子の嫁との確執も描かれている。

現実的にも、テレビ番組のネタにはならない家族の方が世間的には、大多数なんじゃないの?

👨‍👩‍👧‍👦👨‍👩‍👧‍👦👨‍👩‍👧‍👦👨‍👩‍👧‍👦

若い人の未婚、少子化がこれほどまでに進んでいることが、誰も口にしない現実を表しているのではないの?
分かっちゃったんだよ、「結婚」や「子育て」が、ほんとに個人的なメリットがあるかどうかが。
それは給付金や、子育て支援なんかじゃ補いきれないくらいのデメリットってことが。相当の安定が確保できなきゃ「結婚」
に踏み切れないし、子供なんて作れない。

🙅🙅🙅🙅

でも、この昔のドラマが「昭和」の女性を描いているな、安定よりも情熱を選ぶ、情熱があってこその「苦労も問わない」みたいな。心意気。

👩‍❤️‍👨👩‍❤️‍👩💑👨‍❤️‍👨


私の姪達の結婚したヤツらの、安定した職業の旦那の顔を見るとみーんな「病院食みたいな」大人しー顔した男ばかりよ。
結婚するのはそういう男を選ぶ女たちよ。
1番に「安定」ね。
それこそ私たちが反抗した私たちの親世代にとって理想的なタイプ。今の子達は、賢いんだな〜。
私らは、子供っぽかったんだかね〜。
子供らは私たち親の犯した過ちの二の舞を踏まないように学んで育ったんだね。

🚢🚢🚢🚢

「タイタニック」という映画があった。

これから親の言いなりで無理やり「結婚」
させられることになっている主人公が、この事故後人生を実に、いかに充実して生きたかをが描かれている。
これは1997年公開。
思い出づくりは、1981年のドラマ。


女性が生き方に選択肢があることに気づき始め、考え出す事になる時代まで15年以上かかってるってこと?!

😵‍💫😵‍💫😵‍💫😵‍💫


今は全てを手にすることもできる時代となった。
結婚も子供も、キャリアも!
夫と平等に家事.育児を分担し、存分にキャリアも手に入れる。
それでもそれはかなりの個人的努力と周囲の人達の協力が必要だ。
なんとか  なるんだろうか…今国としてこれから少子化を何とかして少しでも阻止しようと思うのなら、どうしたらいいか?パンドラの箱を開けてしまった女性を今更昔に戻す訳にはいかないんだから。



写真は私のお雛様。亡き母のて作りの木目込み人形。