Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

カックイイ!歳の取り方

2024-01-27 08:26:00 | 映画
先週「徹子の部屋」で、歴代の美人女優の過去の映像をダイジェストで流す回があった。
京マチ子、山田五十鈴、月丘夢路、入江たか子…というお歴々だ。



若い人達にとっては「誰それ?」というくらい知らない人達だろうけど、私にとっては子供の頃よくテレビで見かける女優さん達だった。京マチ子さんなんて、子供心にも「なんて綺麗な人なんだろう…」と、いつも口をあんぐり空けて観ていたものだ。
小学生の時、割と遅い時間の映画番組で「赤線地帯」という映画を観て(誰も居なくて、1人で観たよ!)、その内容もショッキングだったが、何より京マチ子さんの弾ける様な肉体美と、日本人というよりは東洋的という方が良いかと思うその美貌に魅了されてしまった。



「徹子の部屋」の、こういった懐古的バージョンの時は、その人が何十年にも渡って出演された時の姿がダイジェストで現れる演出になるよね。…すると、年月を経てその美人がどのように歳を取っていったかを垣間みることが出来る。

美人は、歳をとっても美しい。

本当にそう思う。それだけではなく、「女優」ということの矜恃が、その美しさを保たせるのか…。
今回の放送では、月丘夢路さんの歳の取り方に感銘した。そのファッションと言い、枯れ具合といい…まるでダウントンアビーのバイオレットおばあ様を彷彿とさせる様だった。あの英国のドラマ「ダウントンアビー」は、本当に年齢を経た女性の美しさを再発見させてくれたよ。



それにしても、インタビュアーの徹子さんも、若い頃の姿がその度に映るんだけど、若い頃のシルエットの美しさに、その度に驚いちゃうわ。今はちょっと湯婆婆過ぎるー!




大草原の小さな家

2022-01-10 11:28:00 | 映画
オミクロン株が凄まじく広がって、まだまだ収束は見通せないこのコロナ禍。

正月を含め、この成人式がらみの連休なども、結局は家でゴロゴロするばかりになってしまう。
そんなわけでコタツでゴロゴロしながらAmazonプライムなどのチャンネルを観ていると懐かしい外国ドラマの「大草原の小さな家」にすっかりハマってしまった。

実は私はこのドラマのリアルタイムにはさほど興味を持って観ておらず(私は中学生くらいかな)まぁ、世間の評判は良いらしい…ということくらいは知っていた。
初めはアマプラの「おすすめの作品」というところで、いきなりシーズン4あたりから観ていたが、ウチの三男が「よく学校の道徳の時間に観ていた」と言って、「この草原に初めて来て、家を建てるところからあるんだよー」と言うから、それではとシーズン1に遡って観ている。

なんとも言えず、素朴な人間の良心が本当に温かかった頃の「清貧」を絵に描いたようなドラマ。
今日ではありえない…ようではありながら、差別、貧困、虐待など、今日に通じる社会的問題を取り上げたストーリーも数多くある。そしてその45分余りの時間内ではありながら、実に脚本が見事で、十分に(映画並に)堪能出来る仕上がりである事に驚かされる…なぁんて既に周知の方々にすれば陳腐でしかない感想しか浮かばないが許してほしい。

ハマるってこういうもんよね!



なんせ1シーズンごとのエピソードが多いからなかなか制覇するのは大変なのだが、
毎回出てくる娘達の服や帽子(クリスマスのエピソードの時にメアリーとローラが被っていた手編みのマフラー付き帽子は超可愛い)、パッチワークのベッドカバーやらウオルソンさんの店で売っているショールなどの手編みのデザイン。
そして、可愛いのはウオルソン家の娘のネリーの着ている服の可愛いこと😍❤️💕!

そんな事も楽しみだよねー。



ウォルソン夫人と娘のネリーはすっごく性格が意地悪で、きっとこの番組が始まった当時はアメリカ中でも嫌われ役だったろうけど、よく引き受けたなーと思うよ。
でも、よく観ていくとなかなか魅力的な人物でもあるし、物語を面白くするには欠かせない役柄だからファンも多かった筈だ。
このgooブログの中でもこの二人にファンレターを送った事を書いている人がいるね。
キャストの方々はもうみな大分高齢だろうけど、まだ元気な人もいっぱいいる。
でも、調べてみたらインガルス家のお父さんであるマイケル・ランドンは1991年に54歳で亡くなっていたのはショックだった。
同じくもう亡くなっているけどドラマの中で村に唯一の医師でみんなの心の支えとなっているベイカー先生。とっても素敵!
若い女性とロマンスに落ちるエピソードがあるけど、「分かるわー!」と私までベイカー先生に恋してしまったみたい。



ちっとも嬉しい事も楽しい事も無い日常の日々ですが、ほんのすっこしときめいて新年を迎えられた事に感謝。

写真は息子の部屋の外に残された小さな小屋。去年の暮れ、彼はここから飛び立って行ってしまった。
行ってきなー!大草原へ!


映画 ダウントンアビー

2020-02-02 09:00:00 | 映画
そういえばダウントンアビーの映画版が公開されていたんだっけ…と、検索してみたら、なんと日曜日はもう明日しかないではないか!
新宿のTOHOシネマズの上映時間は朝の9:20。
それ1回のみ。
というわけで、土曜の夜にチケットを購入し、明日の朝は、日曜日の全仕事を9:00までに終わらせて地下鉄に飛び乗ろうと決意した。



5:30起床。
最近は正月太りを解消するため土曜の夜も飲酒を控えて早寝しているので、どうということはない。
猫のももは、夏に体調を崩してから、(回復したのに)それからずっとエアコンを使わない寒い季節になったというのに、私の寝床に入ってこない。おかげで、寝返りも打ち放題でせいせいして寝られる。
そういうわけで、早起きも苦もなく、仕事をちゃっちゃと済ませて、洗濯機も2回まわし夜明けの晴天に干しました。
予定通りに地下鉄に飛び乗り歌舞伎町のTOHOシネマズへ。



さて、ダウントンアビー。
久々にメアリーに逢えた…。という感じです。
バイオレット様もご健在。
それにしても、上空からのドローン撮影によるこの城の素晴らしさよ。
その庭園や領地の緑。
かなり引いて映さないと全容が入らない広大さ。
衣装も素晴らしかった。
ストーリーの内容は、国王女王両陛下が巡行の際にダウントンアビーに一泊なさる…ということについてのドタバタなのだが、こんな映画はドラマファンしか観にこない訳だから、楽しみどころは 観客一人一人が自分で持っているはず。
というわけで、皮肉混じりのウイットの効いた会話、今更説明は要らない登場人物の人となりに合わせた数々のエピソードを交えながら、ダウントンには珍しく「めでたし めでたし」で終わるものだった。
そうね、私はちょっと遅くなったけど、お正月映画としても気分良く観られそう。
あーあ、もう亡くなって3年になる親友のYと観に来たかった。生きていたら絶対一緒に来てたはずだ。

ダウントンアビーは彼女が癌の治療で入院中、気の紛らわしに…と私がお見舞いにDVDを贈った。多分好みは合うはず…と思ったら案の定どハマりして、彼女はメアリーの最初の結婚式のシーンを繰り返し繰り返し‥観ていたっけ…。

ドラマの頃から、このダウントンアビーを観ると、どんな境遇の人にも様々な苦労や悲しみがあり、幸せは長続きせず、しかし落胆するほど不幸ばかりでもなく…人生は誰も皆同じなのだと知らされる。
アンナに子供が産まれていた様なのにびっくり。あれ?ドラマの最後の方で妊娠してたっけ?
あらあらDVDを見直さなきゃならないかしら。ベイツさんも頼もしく、みんな仲良く、良い人ばっかりになっちゃった感も拭えないが、よくまとまってました。
ちなみにドラマで私の1番好きな話は料理長のパットマンさんの恋愛話の回。束の間の恋も破れて、家政婦長のヒューズさんと最後に二人でお茶するシーンで終わるのがなかなか良かった。







映画 有名作家の妻

2019-02-23 21:57:23 | 映画
共働き…と言っても、夫婦別々の職場にて労働するのと、同じ仕事場で共に働くのでは状況は全然違う。

後者は何しろ、プライベートの生活と仕事を夫婦で
「一日中、年中」、顔を付き合わせることになる。
男というものは、どうやら頭の切り替えというのが出来るらしいが夫は常に上司であるが、オンナはそうそう妻と仕事上の部下(たいていの場合は)であるのを切り替えられない。それ故に様々なストレスがひびく。
そして、その「部下」という立場も表向きで、実質的には実権を握っている…という複雑な内情も入り混じる例も多い。
本当に実力のある夫が社長ならばねじれはなく、例えばNHKの朝ドラ「まんぷく」のように夫唱婦随で見目麗しく映るのだろうが…。

夫唱婦随…聞こえはよいが、よく見ると籠池夫妻のように気持ち悪い姿もあり得る。

この映画に起きたようなストーリーは、ほとんどの場合有り得はしないだろう。
しかし、現実的にはそこいら中に転がっていることだ。


昔、私が住んでいた町は、ほとんどが女性店主によって経営が成されていた。夫は社長という名ばかりで、ほとんど酒とギャンブルに明け暮れていたものである。

このヒロインの悩みなど、ほとんど普遍的と言って良い程のものだ。しかし、映画に成り得たのは、それを"ノーベル文学賞"にまで持って行ったところだろう。
しかしガッカリしたのはラスト。
夫の急死というハッピーエンドで終わった事だ。
なあんだ、ラッキーな。それで、興味を失った。

現代。そこを描くのなら、更にこの夫婦の90代〜100歳代まで描くしか無かろう…。
簡単に片付けて欲しくない。この、深遠なる怨恨の問題を。
死が解決せざる得ない問題を。簡単に死を持ってきて欲しくない。
叫びたくなる!

写真は高木公。つばきの一種。

ボ・ラプ 蘇るフィルムコンサート

2018-12-17 04:14:29 | 映画
胸アツ応援上映から、アゲアゲ応援へ…。

ピカデリー系列のボヘミアンラプソディーの爆音上映が、瞬時に売り切れてしまい、朝1番でも良いから行きたかったのに!と、悔しがっていたら、HMVのメールに映画がお得に観られるクーポンが付いているのが来た。

ふーん…と、読んでみると、ボヘミアンラプソディーがあるではないか。一度は諦めたものの、3回目だから出来れば爆音か、極音か、それとも例の前面左右全てスクリーンになるというお台場の映画館なんぞなら見てみたいなぁとスマホをタップし続けると、なんと席がまだある。
日曜の夜に少々遠出だが、行ってみる?割安で観れるし…ってんで、行ってみた!


裏から見たフジテレビ

昔、フジテレビは全盛のタケちゃんマンの時代は、ワタシの家のすぐ近くにあった。
こんな遠くに来やがって。ふん。
それにしても、ダイバーシティだか、アクアシティだか紛らわしいねぇ。ホントに来るんだか来ないんだか不安だった無料巡回バスというのもちゃんと来た。でも、歩いても10分くらいなんだね。不案内な場所なので、経路検索の指示にしたがうことにする。
アクアシティお台場はいわゆるどこにでもありがちなショッピングモール。ちょっとみなとみらいに似てるけど、規模は小さいかな。ユナイテッドシネマのスクリーンXは地下だ。なんとかかんとかたどり着き、着席。

トイレが近いおばさんはつい端っこの席を選んでしまったのだけどこれは失敗、と直ぐに気づく。でも、流石に後ろの方の席は売り切れていたしなぁ…ここは、まず後方の中心部の席が良席なんだねー。観覧車もあって、遊園地みたいなお台場であるだけに小学生を連れた親子連れで観に来ているパパも居る。"今やファミリーで観る映画⁈"となったのだ。

ゲイ同士の絡みのシーンや、フレディの悪趣味なパーティシーンなんかも、ある程度抑えられた演出になってて(フレディの自伝的トリビュートインタビューのDVDなんかでみるとホントにすっごい猥雑なパーティなんだよね)自然な流れで観ることが出来るだろう。大人になって、きっと観に連れて行ってもらえたことをパパに感謝するに違いない。

いよいよ映画が始まると、流石に大ヒットしてリピーターが増えたとあって、応援上映も乗りが良くなって来た!拍手も手拍子もノリノリで、コンサートに来たのに近い感じ⁈
この感じ。なんか思い出す。
そう、子供の頃…高校生くらいだけど、よく観に行った"フィルムコンサート"なんだ!
私たちが子供頃は、DVDなんか無かったし、ロックの雑誌で写真を見るだけで、動く映像なんか滅多に観られなかった。コンサートをテレビで放映するのは唯一NHKの「ヤング ミュージック ショウ」で、土曜日の半ドン(懐かしー)の授業が終わると、走ってコレをみるために帰ったもんだ。ストーンズを初めて観たのもこの番組だ。今でもはっきり覚えている。
海外旅行はまだ高嶺の華で、来日したって、今みたいな巨大スクリーンなぞ無くて、豆粒みたいなアーチストをオペラグラスで覗いたんだ。席から立ち上がっちゃいけなかったし、通路に警備員がズラッと立ってて騒ぐと制止される。座って大人しく観た武道館でのデビッド ボウイを思い出すよ…。

あの頃、まだタウン誌みたいに薄っぺらかった雑誌「ぴあ」。あれを繰っていつも好みのバンドのフィルムコンサートが何処かでやってないか探したもんだ。よく行ったなー「九段会館」。大貫憲章とか伊藤政則とかが企画してたんだろうと思う。懐かしー。
話し違うけど、「ぴあ」のページの端っこに"はみ出しぴあ"っていうつぶやきが載ってるんだけど、今のツイートみたいなもんだねー。面白かった。授業中コッソリ読んでた。あの頃の「ぴあ」って私達にとって必須アイテムだった。
「ロッキー ホラー ショウ」もよく観に行った。あれこそ応援上映の元祖なんだろうけど、当時まだシャイな日本人の私ら高校生は静かに(ま、それでもキャピキャピうるさかったろうが)観たもんだ。
懐かしい懐かしい。

ボヘミアンラプソディーをリピーターとなって観てしまう50代は、フィルムコンサートを観るしか動くアーチストを観れなかった世代なんだ。


もうあり得ない、二度とけして蘇ることのないステージ…そこに、あたかも行ったかのような臨場感を味わえる!
今回のスクリーンXってやつ⁈ ウェンブリーの只中に私も入り込んだ…そんな感じを味わわせてもらったよ!
フィルムコンサート現代版。
ストーンズもやって欲しいです^_^


お台場の夜