Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

筋肉婆婆 2

2018-09-30 20:02:42 | その他
さて、筋肉をつけるよう言われても、私はもともと運動嫌い。ヨガの様に、汗をかくようなハードな動きがないものならまだなんとか続けられるが、マシンを使った「筋トレ」というやつはやったことがない。夫は自分の通うジムを勧めてくれるが、年がら年中夫婦で顔を合わせて仕事して、ご飯食べて、さらに余暇まで共に過ごす事ほどウンザリする事はないよ。夫はそこで私にトレーニングの指導をしたかった(運動オヤジあるある)みたいだけど、それこそ勘弁してもらいたいってもんだ。

そこに、近所の同級生で、やはり運動嫌いの友達Tに相談すると、自らも4〜5年通っているという「高齢女性向けジム」を紹介された。面倒くさいから言うけど、「カーブス」ね。
それは12種類の筋トレマシンが、ぐるりと輪になって設置されていて、その間に次のマシンに移る間に踏むステップボードというのが置かれている施設。
限られたスペースで、一気に24人が運動出来るという画期的なシステムだ。それも1回30分、1日1回やれば良い。女性専用。
カーブスのシステムを知りたい方は自分で調べて頂くとして、これが今や、日本全国1921教室もあるらしい。体験レッスンしてみると、これがなかなかキツイ💦
高齢者向け…だなんてあなどっていた!
せめて、これらのマシンが周りのおばあちゃん達みたく楽々こなせるようにならなきゃマズイのではないか⁈

即断で入会しました。


とにかく、そこに通って感じたことの一番は、「お婆さん達、凄いっ!偉いっ!」ってことだ。
私の通う教室は、地域的にも高齢化の進んだ場所柄でもあるが、ざっとみたところメンバーの平均年齢は70歳は割らないんじゃないか?と言う感じ。でも、見るからにおばあちゃん…と言う感じでは無く、シャキッとした元気なおばあちゃん達だ。
みんな、寝たきりにならないように、認知症にならないように、骨粗鬆症にならないように、最期まで、自分の足でトイレに行けますように…etc…と、いうように、日々筋トレに励んでいる。

私の母達の年代(年齢的には90代)が60〜70代の頃、日本はバブル期だった。そして、日本にはまだこんな施設は無かった。母達は未亡人で時間的にも自由。年金も入り、戦争で奪われた青春を取り戻すかのように遊び回ってたひとが多かった。旅行に行ったり、カラオケブームでねー。うちの義母も、「若い!若い!」と周囲から言われていたが、もともと運動するタイプではなく、ドレッシーな服・靴はヒールのあるもの👠しか履かない人。孫を連れて歩くのに疲れるからと、スニーカーを買ってあげても、げた箱の奥深く入れられてしまった。

…しかし、見た目で若いと言われていても、実際の筋力、体幹がしっかり鍛え上げられてるかはわからないのである。晩年、ガンで倒れてから亡くなるまでの数年間は、認知症も進み、体幹の筋力が無いため、食事に座らせても、直ぐ崩れてしまう。84歳で加齢と癌のために急に痩せた。そのため肥満の時にたるんでいた腹の皮膚が、ダラーんとエプロンのように垂れ下がるのを見て、「こうならないためには…」と、真剣に考えさせられたものだ。

実の母は、62歳で脳出血で死ぬまで半身不随・車椅子になってしまった。この人も運動は苦手。だから、リハビリも嫌い。もし兼ねてから運動するひとであれば、もっとる回復したのではないか?という風に私は見ていて感じたものだ。倒れて以後の28年間を兄の介護を受けて生きることとなる。兄の人生はほとんどこの事に費やされてしまった。



私の母を見ていて思うが、当時の日本人は家長制度から、老親を面倒見るのは田舎の長男の嫁さんが多かったから都会のその他の兄弟達は、親の老いていく姿を間近に見る事がなかったのではないか?直接自分で介護したり、看取ったりは長男夫婦で、その他は都会で核家族を生きていたから、他の兄弟姉妹は親の老いる現実をみなくてすんだのだ。
それに昔は年寄りはわりかたすぐ亡くなったしね。
今は違う。
介護は他人事じゃない。それに、平均寿命が伸びて、年寄りが長生き!したがって認知症が出てきたのも長寿の影響だろうと思う。

実際、カーブスで運動している70代の方は父母や姑を介護した人も多いだろう。親が90歳以上で、まだ生きている人も多くいるだろうと思う。
その姿をつくづくと見ているだろう。だからこそ…みんな一生懸命なんだな。自分は、人の負担になりたくない、最期まで自分の足で…と。



筋肉女子という最近ムキムキの女の子が増えているそうだが、筋肉婆婆も確実に増えている。
カーブスでは、肉や魚を食べて、高タンパクの食生活をする事も推奨されている。年寄りくさい野菜中心の食事にバッテン❌のついたポスターが貼られている。
瀬戸内寂聴さんも、朝からステーキ派だというからねー。
とにかく、着いて行こう、行けるかな?私も筋肉婆婆になれるだろうか。



台風接近。雨の中、満開の金木犀。

筋肉婆婆 1

2018-09-28 04:29:28 | その他
毎年、夏のお盆休みに健康診断を受けている。

昨年、正月からの酷い腰痛と、梅雨時に歯痛に悩まされた。もともと立ち仕事で、腰痛持ちの私は、少しでも解消になる様にと6年くらい前から週1のヨガに通っていた。週1では余り効果もなかったのか…それでもやらないよりはマシではあったろう。夜7:30からの90分のレッスンは私には眠かったが通い続けた。

しだいに腰痛の悪化ためヨガの脚を組む座り方もままならず、前屈姿勢も困難になると、ますます通うのが億劫になる。ヨガのインストラクターに「なぜ、腰痛予防にならないか?」と尋ねると、

確かにストレッチは良いけど、腰痛そのものの予防にはならない。ストレッチは貯金が出来ない。毎日やらなきゃ。それよりも、貴女の場合、腰の筋力を強く鍛えなければならない。腹筋、背筋を付けて、腰を守らなきゃ…と教えられた。

その年の夏(去年)の健康診断で、私は骨密度の検査結果が前年比からさらに下がり、ついに「専門医の診断を受けて下さい」となった。骨密度は同年齢比で80%を切る数値だった。同時期に、兼ねてからの歯痛で歯医者にかかってみると、どうも歯に問題がある訳ではなく、顎の骨に痛みがあるようだという診断結果が。医師に骨密度の話をすると「もし、骨粗鬆症の薬を飲むようなら、必ず連絡して下さいね。今後歯科の治療の際に歯を抜いたりした場合、出血が止まらなくなり、顎の骨が壊死する副作用のあるものがあるのです」と言われた。
ひえーっ(^^;)である。



私は30代の前半に乳癌を患い、3年間 女性ホルモンを抑える薬を飲んで治療した。後に検査に通っていた婦人科の女性の医師に、「1番女性が女性ホルモンの分泌が盛んな時期に、薬で抑えるなんて、治療と言っても後々の事を考えたら安易に選択出来ないのよ。当時の外科の先生方は迷わずそういう選択をするけどね〜」と言われた覚えがある。
確かに、私は更年期障害が周りの同年代に比べて酷かった。「〜な事ない?こういう風にならない?」と、周りの先輩達に聴いて回ったりしたものだが、いつも「考え過ぎない方が良いわよ」とか、「私はさほどではないわ」とか「そういうこともあるにはあったわ」などとはぐらかされた。よく母親に傾向が似る…という説もあるので、母に聞いてみると「私はぜんぜん無かったわ」という非情な答え(*≧∀≦*)
どうも女性婦人科医のいうとうり、私は若い頃のホルモン治療の影響が出ていたと思われる。


閉経は8年前だから49歳の時(閉経とは1年間生理が無かったら、晴れて「閉経」と言うらしく、1回でも生理が来るとまだ「閉経した」言わないらしいです)。
その3年くらい前からホットフラッシュや耳痛、めまいなどに悩まされ、イライラは頂点に。
とにかく、それまでの私が出来てきた「我慢」というものが抑えられず、夫などにも何かにつけては"口ごたえ"し、話し合う度に、離婚話に発展…という有様。
余りの私の変わりように夫も「そんなお前はもう嫌だ」と言うし、私も我ながらおかしいので「私、更年期でちょっとおかしいので、相手にしないでくれる?」と言ってしばらくの間夫婦で話をしないようにしたりした。


ミック・ジャガーも言っている。
「バンドが長く続けられる秘訣? それは、なるべく普段会わないようにすることだね。たとえ同じパーティに出ていても、絶対に顔を合わせないことだ。」

その教えに妙に説得力を感じる私だった。さすが、ミック社長‼︎

高校生の頃からファンになったけど、この歳になって、貴方の教えが身に染みるとは!
それにしても、恐るべし更年期!である。



ともかくも、骨粗鬆症の専門医(MRIの様な骨密度の測定機器がある)でもある婦人科にかかってみると…ギリギリの線でまだ薬の服用はなくても良いから、毎日の生活に

「運動・栄養・日光」

を欠かさないことだね…と、言われた。運動はヨガの様なストレッチや、水泳などよりも筋肉に負荷がかかるものを勧められた。栄養はカルシウム、と、それの吸収を促すビタミンDを意識して取ること。それと、なるべく午前中の陽に当たる。陽に当たることでカルシウムは良く吸収されるが、午前中の日光はエネルギーが強いらしい。
は〜
長くなるので次に続く。


これは、カルシウムとビタミンDの代表。