昨日、歯医者に行こうと歩いていたら、向こうから 近所の文房具屋さんのおじさんが自転車に乗って走ってきた。すごく久しぶりなので「お久しぶりです〜^_^」と、挨拶すると「ほんとだねー、ところでももちゃん元気?」と聞いてきた。このおじさんは、うちにももちゃんを連れてきてくれた人である。
まだ、ウチの三男 ファミ吉が小学1年生に上がったばかりの頃、ウチには10歳のゴールデンレトリーバーが居た。
毎日散歩で文房具屋さんの前を通ると、そこの猫である「キノ」が店の前にゴロゴロしていて、ウチの犬にフーッ‼︎と威嚇する。文房具屋のおじさんはキノを抱き上げては「いいなぁ、おじさんもそういう犬が飼いたいんだよな」…といつも言っていた。
ファミ吉は一年生になって、独りで行動できるようになると、ちょくちょくこの文房具屋さんに行ってはキノを撫でていた。おじさんとは「ウチの犬とキノを交換しよう」という話をよくしていたそうだ。
そのうち 、もうすぐ夏休みに入ろうという頃に、ある日おじさんが小さな生後1ヶ月程の仔猫を抱いてやってきた。そして「この猫、ファミ吉君にもらってもらおうと思って」と言って小さな箱に入れた仔猫を置いて行ってしまった。
ウチは無類の猫好き。
でも、犬もいるし…食べ物屋でそんなに生き物飼って、
印象悪くないかしら?でも…あー、こんな仔猫見ちゃったら!もうっ!
ファミ吉でなくとも私達自身がもう仔猫を手放せなくなってしまって、まんまとおじさんにしてやられてしまった(~_~;)。
それから18年。
おじさんは大の猫好きで、キノが可愛くて仕方がない。
私達はお互いに自分の猫の自慢をし、感心しあった。
「キノは何才になるんです?」
「もう、22才だよー。人間で言ったら105才くらいだよー!」
「えーっ!すごい!でも、うちのももちゃんも18才になりますが、人間で言ったら何才?70才くらい?でも、毛艶も良くて…叔母の家で、18才で死んだ猫が居たんですけど、もうボロボロでしたよ。でもうちのももちゃん全然若見えで、ウチじゃ"美魔女"って呼んでんですけどね〜」
「イヤーそうなの?うちのキノは大分 足腰よたってきたよ。高いところ登れないし」
猫自慢は楽しいね。
そういえば、おじさん、ウチにももちゃんを連れてきた時言っていたけど、ももちゃんには姉妹が居て、そちらはおじさんのお友達が飼ってるって言ってたけど。
そもそも 、この文房具屋のおじさんのお友達でマンションオーナーの人が、ある時、転出した後のマンションの部屋を点検に行ったら、そこに仔猫が2匹残されていた。どうも、住んでいた女性が置いて行ってしまったらしい。2匹は黒猫と、黒猫ソックスで、オーナーは仕方がなく黒猫を飼うことにし、ソックスの方を文房具屋さんに預けたのだと。そのソックスがももちゃんである。
おじさんは兼ねてから 猫を欲しがっていた ウチのファミ吉を思い出して引き受けたのだと。
以来、ウチではこのおじさんを「ももちゃんの実家の父」と呼んでいる。
「ももちゃんの他に姉妹猫が居たと聞いてたけど、その子は元気なんですか?」と聞いてみると
「えっ?姉妹?あー、そういえばね。あれはね、すぐ死んじゃったって言ってたよ。なんだか肝臓だか腎臓だか悪くて。」
「えっ?そうなの。」
「うん。もう半年くらいで死んだって言ってたよ。」
なんだー。そうだったのか。私はこの世にもう1匹、ももちゃんと血を分けた姉妹が居るんだ…ってずっと思ってきた。もっと早く聞けばよかったけど、18年間もそう信じてきてたんだ。そうか…。
ももちゃん、あんた天涯孤独だよー。
まだ、ウチの三男 ファミ吉が小学1年生に上がったばかりの頃、ウチには10歳のゴールデンレトリーバーが居た。
毎日散歩で文房具屋さんの前を通ると、そこの猫である「キノ」が店の前にゴロゴロしていて、ウチの犬にフーッ‼︎と威嚇する。文房具屋のおじさんはキノを抱き上げては「いいなぁ、おじさんもそういう犬が飼いたいんだよな」…といつも言っていた。
ファミ吉は一年生になって、独りで行動できるようになると、ちょくちょくこの文房具屋さんに行ってはキノを撫でていた。おじさんとは「ウチの犬とキノを交換しよう」という話をよくしていたそうだ。
そのうち 、もうすぐ夏休みに入ろうという頃に、ある日おじさんが小さな生後1ヶ月程の仔猫を抱いてやってきた。そして「この猫、ファミ吉君にもらってもらおうと思って」と言って小さな箱に入れた仔猫を置いて行ってしまった。
ウチは無類の猫好き。
でも、犬もいるし…食べ物屋でそんなに生き物飼って、
印象悪くないかしら?でも…あー、こんな仔猫見ちゃったら!もうっ!
ファミ吉でなくとも私達自身がもう仔猫を手放せなくなってしまって、まんまとおじさんにしてやられてしまった(~_~;)。
それから18年。
おじさんは大の猫好きで、キノが可愛くて仕方がない。
私達はお互いに自分の猫の自慢をし、感心しあった。
「キノは何才になるんです?」
「もう、22才だよー。人間で言ったら105才くらいだよー!」
「えーっ!すごい!でも、うちのももちゃんも18才になりますが、人間で言ったら何才?70才くらい?でも、毛艶も良くて…叔母の家で、18才で死んだ猫が居たんですけど、もうボロボロでしたよ。でもうちのももちゃん全然若見えで、ウチじゃ"美魔女"って呼んでんですけどね〜」
「イヤーそうなの?うちのキノは大分 足腰よたってきたよ。高いところ登れないし」
猫自慢は楽しいね。
そういえば、おじさん、ウチにももちゃんを連れてきた時言っていたけど、ももちゃんには姉妹が居て、そちらはおじさんのお友達が飼ってるって言ってたけど。
そもそも 、この文房具屋のおじさんのお友達でマンションオーナーの人が、ある時、転出した後のマンションの部屋を点検に行ったら、そこに仔猫が2匹残されていた。どうも、住んでいた女性が置いて行ってしまったらしい。2匹は黒猫と、黒猫ソックスで、オーナーは仕方がなく黒猫を飼うことにし、ソックスの方を文房具屋さんに預けたのだと。そのソックスがももちゃんである。
おじさんは兼ねてから 猫を欲しがっていた ウチのファミ吉を思い出して引き受けたのだと。
以来、ウチではこのおじさんを「ももちゃんの実家の父」と呼んでいる。
「ももちゃんの他に姉妹猫が居たと聞いてたけど、その子は元気なんですか?」と聞いてみると
「えっ?姉妹?あー、そういえばね。あれはね、すぐ死んじゃったって言ってたよ。なんだか肝臓だか腎臓だか悪くて。」
「えっ?そうなの。」
「うん。もう半年くらいで死んだって言ってたよ。」
なんだー。そうだったのか。私はこの世にもう1匹、ももちゃんと血を分けた姉妹が居るんだ…ってずっと思ってきた。もっと早く聞けばよかったけど、18年間もそう信じてきてたんだ。そうか…。
ももちゃん、あんた天涯孤独だよー。