Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

ライ麦畑

2019-12-05 03:51:00 | その他
昨日、ラジオを聴いていて、
そのおっさんパーソナリティが、パソコン・スマホで何かの検索をしている際の"リスティング広告"とか、"リコメンド機能"について語っていて
「お節介」「うっとおしい」
と感じている…という意見に激しく同意した。



ちょっと旅行に行くための宿探しとか、車購入する際にちょっと検索してみただけでその後エンエンそれに関する情報が広告として入ってくる。なんかこちらの行動を監視されてるみたい…こちらの考えていることを読まれているみたいで気分は良くない。
おっさんパーソナリティも「お節介」と言っていたし
"イヤーな感じ"を持つ人は少なくないと思う。
でも、それでもこの「リコメンド機能・リスティング広告」なるものを止めようとしないのだから企業にとってある程度有効な手段なのだろう。


それよりも本当はもっと気になる事がある。
それは何かを検索して調べた記事に載っている、全く記事とは関係の無いエローい漫画の広告だ。
昔、ワタシら子供の頃はエロ漫画というものはあるにはあったが、それは子供や興味の無い人には目の触れないところに存在しているものであった。
よく同窓会などで、男子が子供の頃、拾ったエロ漫画を公園の隅などに隠しておいて、仲間数人と放課後隠れて読んだ…などという話題で大笑いする…なんてことがあるが、
それほど、子供達からは希有な存在、で、であるからまぁ、お笑いですむものでもあった。
子供とはいえ、そういうモノに興味を持ち始める年頃。程々…というか、積極的に手を出さなければ、出会わないものでもあった。


ある時私は、予定しているハイキングに向けて、その山登りの注意事項を検索していた。いたって真面目な情報で、そのサイトもけしていかがわしいものではない。普通の有益な情報だ。だがしかし、読んでいて非常に目障りなのが画面に挟み込まれるエロ漫画の広告だ。あれ、なんでこんなところに登場するのだろう。ワタシ、以前にこういうモノに接触したことあったっけ?マンガアプリも入れてないし。
それは…
記事以上に目立つ色彩で、そのストーリーのクライマックスであろう辺りののショッキングな性交の場面などが表現豊かな(というかリアルな音響効果の)描き文字入りで度々登場。
私のようないい加減いいおばちゃんでも気になってしょうがない。つい、観てしまう。本当にうるさい。
そこで思うのであるが、
こんな山登りの注意事項を検索するのは子供(例えば小学生高学年や中学生)だってやるだろう。
今やコンビニですらいかがわしい雑誌は置きづらくなっている。ワタシらの時代は自動販売機でエロ雑誌が売られている街角…なんてものもあったが、最近はそういう点では非常にクリーンになっているのに、こんな身近な場所では堂々と子供の目の届くところに猥褻な情報が晒されている。
これは子供のスマホを親がキチンと管理してフィルターとか設定すれば出てこないのか?
私にはよく分からないが、なんか暗澹たる気持ちになってくる。


子供時代に出会わなくても良い情報…もっと成長してから知る分にはまあ、大丈夫な情報…ってもんがあるだろうに…と思う。
こんなおばちゃんのワタシが気になるんだから子供だったらどんどん突き進むだろう。
思わぬ検索から迷い込んだエロ漫画の世界で要らない間違った知識を広げることだってあるはずだ。耳年増という言葉が昔あったが、そうなると目年増というべきか…


ワタシの青春の本に、「ライ麦畑でつかまえて」というのがあった。
(有名なので細かな説明は必要なかろう)
その主人公 ホールデンの気持ちに私はなってしまう。キャッチャーインザ ライ!僕はそれになりたいんだ!と。

こんな便所の落書きみたいなものを子供に見せたく無い。昔は、それこそやむを得ず入らなければならない汚い公衆便所などに入らなければ出会わなくてすむものだった。それがなんでこんな白日のもと、健全な道端同様のスマホの画面に現れるのか
普段通り過ぎると忘れてしまってあえて口にしたこともなかったが、こういうスマホの便所の落書き的な広告は実は本当に日本の恥だと思うんだけど。みんなどう感じてやり過ごしているんだろう。




石割山。