Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

猫の居る生活

2022-05-21 08:17:00 | 
先代のももちゃんが死んで2年。
あっという間だったな。

一周忌が済んだころ貰い受けた保護猫も、そろそろ1歳になる。

子猫がやって来た当初はドタバタだったけど、もうすっかり落ち着いて「うちの子」になっている。



先代と今の子との、あまりの性格の違いには驚かされる。
共にメス猫ではあるが、前の子は食が細く、スレンダーで小柄。大人しく臆病で人見知り。家族以外の人には絶対ダメで、知らない人が居ると隠れちゃう様だった。

それが、今度の子は食欲旺盛!快食快便!
ちょっとぽっちゃり系のムチムチプリプリ体型。若いからかな?
前の子はなんせ20歳まで生きたから、私の記憶の中では老猫の印象しかないのかもしら…だけど。



でも、人懐こさも全然違う、初めて会う人は流石に警戒するけど、ひとたび「ちゅーるー」なんか貰うと、たちまちなついて擦り寄っていく。
「こんなになつこいと、誰かに連れてかれちゃうよ!」なんて近所の人にも言われるし、今は猫は外に出さないのが常識らしいから、完全室内飼いで気をつけている。
これから、初めての夏が心配だなぁ。窓の開け閉めに注意しないと。



それにしても、私は人生でずーっと猫を飼ってきたから、生活に猫がいるのは自然で当たり前なんだ。
空気のようにそこに居て、見えなくてもどこかに寝てて、気がつくと隣で長々と寝そべってる…。
そんな猫の居る生活が、普通になって嬉しい。
前のももちゃんがヤキモチ妬かないようにいつも思い出しては話をしている。そうやっていつまでも忘れないでいる。


良いご縁

2021-06-27 11:15:00 | 
新しい家族として小さい子猫がやってきた。

ももちゃんが死んでちょうど1年にもなるし。
このコロナ禍の中、スポーツクラブも再開されず、楽しみだった日曜日の昼呑みも外食では叶わず…仕事が終わるとただ家でぼーっとしている夫が淋しがるので…。
仕方ない…また猫でも飼うか…。


というわけで、ゴスペル仲間で猫好きのYさんに相談してみた。
このYさん、19年寝食を共にした愛猫を4月に亡くしたばかり。悲しみに暮れていたのだが、なんと1ヶ月後のこの5月には、保護猫施設から子猫の兄妹を2匹まとめてもらってきちゃった、という立ち直りの速さ!
まぁねえ…。猫好きってもんは子猫見ちゃったらもうねぇ…。気持ちは分かる。



で、そのYさんが紹介してくれた保護施設の方から我が家に1匹の子猫がやってきた。猫を飼うにあたっては、
「仕方ない…。」とは思っていた私も、この可愛さの前にはメロメロなのであるよ。

本当は、もう落ち着いた大人の保護猫でいいかなぁとも思っていたのだが、世の中には次から次へと産まれてくる子猫たちもいっぱいいるんだよね。

子供の頃から何匹と猫を飼い続けてきた私は、トイレットトレーニングなどのしつけも分かってはいるのだけど、歳のせいか生き物の世話がだんだん億劫になってきていた。それに先代の猫の死ぬまでの1年くらいの介護生活も、結構、精神的に負担だった。
だからね、Yさんのガッツに勇気つけられたよ。Yさんは私より10歳年上で、本当は高齢者は子猫は貰えないのよ。でも、同居の息子さんがいるから子猫がもらえたのよね。
でも、これから2匹を育てていく気概は偉いわ!それに、鬱々してないで新しい生活を楽しむ気持ちが大切よね。


そんな風に背中を押されるようにまた猫の居る生活が始まりました。

でも、最近、血圧を測るたびやたら高い!
生き物を飼うって癒しでもあるんだけど、その命の責任を感じて緊張するんだよな。

思いがけず真面目な自分を血圧で知ったよ。



まだ、生後1ヶ月くらいです。



静かな朝

2020-05-05 06:19:27 | 
我が家の愛猫ももちゃんが、実は死にそうである。この1〜2日が山場のようなのである。

去年の夏も、一度危なくなったのだが、持ち直してつい、このコロナ禍がはじまる頃までは比較的元気だった。しかし、前回の失踪事件から、気をつけてベランダにも出さないようにしていたのだが、懲りたのかももちゃん自身外に出ようとすら思わなくなっていたようだった。
でも、陽気が暖かくなるにつれ、ふとした油断の隙にベランダから屋根に降りてしまい、慌てて呼び戻すことが何度かあった。見ていると、下に降りるは降りても、足腰が弱くなっていて、登るのは必死の様子。「これは下手すると戻って来れなくなるかもしれない」と、以降は柵など置いて、ベランダの戸を開け閉めする際にも気をつけていた。



この連休に入る前までは、食べにくそうにしながらもペースト状の餌を食べたり、ちゆーるーを舐めたりしていたが、3日ほど前から完全に食べられなくなった。昨日はフラフラしながらもトイレにいったが、中で横たわってしまい、じっとしているので助けあげた。もう、出るものも無い様子。「偉いねー、お前、最後まで自分で行くなんて」。猫とはいえ立派なものだ。

高齢猫になると歯周病がおきて物が食べられなくなるそうだ。口の周りを鬱陶しそうに脚で拭ったり、首を振ったりする。しかし、調べてみると、治療には全身麻酔して歯を抜くくらいでしかなく、むしろ高齢猫には全身麻酔が負担になって、それで死んでしまう事も多いらしいという。この臆病で小心な猫に、無理強いして恐怖ばかりにさらすのも可愛そうだとかんがえて、私達は自然に衰えて死なすことを決めた。
昨日の夜からは本当に虫の息…という感じになってきた。よく見ないと腹の動きが分からないほど静かに眠っている。水くらい飲みたいかなと、スポイトで口の横から入れる事も考えたが、誤嚥してしまうかも知れないし、私の母の看取りの時も、最期は水もあげてはならなかった事を思い出してやめた。


この20年近く、私達にどれほどの安らぎと、笑と、慰めを与えてくれたことか。ちょっと変わった猫だったけど、ウチでは1番のアイドル。息子達は皆出かける時は「ももちゃーん、行ってくるにゃ」と言って出かけ、帰ると真っ先に「ただいまにゃー」と言って触りに寄る。
私はこの猫とは息子達よりずっと長く添い寝してきたのだ。
お前とのお別れ。こんな時が来るなんて。お前が居なくなったら、この先どんな日常になってしまうのだろう。砂漠のような…
それにしても、私達はお前に猫として幸せな一生を過ごせさせることは出来たのだろうか?まぁ、それくらいはできたと思うな。いつもお前のことばかり考えていたんだから。Amazonの注文はお前の餌ばかりだったよ。
お前は最期まで綺麗だね。毛艶もまだまだ綺麗で、19歳には見えないよ。


天国に行っても幸せにね!
お前のことは一生忘れない。忘れられないよ。






猫の遠吠え

2020-02-19 04:27:00 | 
ももちゃん、今年で19歳。
昨年の夏、何も食べなくなり、オシッコもウンチも出ず…寝てばかり。
これは、いよいよ…この夏でお別れか…。
と、覚悟したのですが、
なんと、蘇りました。

その時、高齢猫用のパウチの餌が、Amazonでは「お買い合わせ対象商品」なのでケース買いしたものが3つもあったのです。
「もうこれ全然食べないし、猫飼ってる人にあげるかなー」と考えてました。

とにかく、その時のももちゃんは何をやっても食べず、私も「この際、最期かもしれないのだから食べるものならなんでもあげよう」と、やれ削り節だの、海苔だの、ちゅーるーだのバターだの、玉子の黄身だな…経験者から聞いたものやそれまでの好物‥ありとあらゆるものを試しました。
でも、匂いをかいで、一口舐めて終わり。
お水ばかりごくごく飲んでいました。



そのうち…美味しいカリカリなら食べるようになり、やがてすこーしづつ、ケース買いしていたパウチの高齢猫用の餌もだましだましあげ続けると…。
なんと、秋口を迎える頃には、完食したのです。


暮れには再度Amazonで購入。
元々、食が細い方だったももちゃん。
これで体重が増える…というほどではありませんが(現在2キロくらい。子猫みたい。小柄です。)夏場の軽さよりは、ちょっと手応えある感じになって来ました。
(普通の猫を飼ってる次男は、たまにやってきてももちゃんを見ると「小さいねー」といって抱き上げます。)

現在、その暮れに買った後、1月末にまた購入したものがもう切れかかってます。すごい。
猫はよく餌に飽きるので、三種類の味を交互にやっているのですが、(高齢のためもうドロドロのタイプでないと水分を舐めただけで、具は食べないので)、銘柄はそう選べないので、なんとか飽きさせないように苦労します。


そんなこんなでなんとか元気になって来ました。この冬もどうにか越せそうです。
それにしても
人間も歳を取ると、様々な事で変化がでますよね。例えば、それまで好きだったことが億劫になったり、嫌いになったり…。逆に、嫌いだった事がなんでもなくなったりとか…。
猫も同じようで、最近のももちゃんは、なんと膝に乗って来ます。
この子、小さい時から抱っこも嫌い、人の膝に自ら乗るなんてあり得ない子でした。
それが、私が座るとすぐ、膝に乗ってくる。
何?で、用足しで私が立ったり座ったりするたびに下すのですが、また乗ってくる。
変な子。
あと、前回のプチ家出以後、一歩も外に出なくなりました。ベランダにも出ません。
寒い…というのもあるかもしれめせんが、なんだか怖い思いをしたかのように、ぴったりと出ません。
そして…妙なのは遠吠え。
ウチはももちゃんを飼う前にレトリバー犬を10年くらい飼っていました。そのレトリバーは、夫が1人で出かけたりするとよく口惜しそうに遠吠えをしてました。
そんな風に、ももちゃんも誰かが自分を置いていなくなってしまう(階下に降りただけでも)と、なんとなく口惜しそうに「うおお〜ん、あお〜ん、うおおお〜ん!」と慟哭するのです。
こんな鳴き方今までした事なかったんですよ。
それこそ、腹の底から絞り出して“慟哭"って、感じ。
これなんでしょ?
なんとなく、「置いてかれたー!私を置いてー!酷いー!」って感じなんですが、若い頃はこんな事無かった。やはり歳と共に抑えが効かなくなるところもあるのでしょうか?
こんなに長生きした猫は飼うの初めてなので、いろいろ面白いですね。




ポニョ…ならぬ腹の下のもも…いや、膝の上のもも!



失踪 その3

2020-01-11 04:23:00 | 
夜中に帰ってくるかという期待も虚しく夜は明ける…。
昨日は息子は近所をうろうろ(まるで不審者)、夫は会う人会う人に「ウチの猫が居なくなって…」と、心配を吐露。…気持ちは分かるけど、大の男が猫の心配なんて、他人にとっては
ちょっと笑っちゃう事かもしれない。
そんな空気の中シーンとして朝の仕込みをして店を開ける準備を黙々とする私ら家族。
そして、昨日と同じ1日が始まった。


「にゃーん!にゃーん!にゃーん‼︎」遠くで鳴いている!
えっ⁈ももちゃん⁈
私は思わず階下に降りて窓を開けて乗り出して呼ぶ!
「ももー!」
すると裏の茂みから黒い身体が飛び出してきた。もも‼︎
「なんだー!早くおいでー!どこに行ってたの!」と声をかけると、家の中に飛び込んで来た。
やったー帰って来たっ!
良かったねー良かったねー!
その声を聞いて、店に居た家族も顔を出す。
「にやーにやーにやーにやー!」ももは何故か自慢げによくぞ帰ってきたでしょ!とばかりに鳴いている。
私は直ぐに二階に上がり、ついてきたももにパウチの餌をあげた。
あー、安心した。良かったねー。
その晩はももをゆっくりお風呂に入れて、
翌朝ノミダニよけの薬滴下することにする。


それにしても、なんだろう、この失踪は。
あんなに寒い中、2日もどこに飲まず食わずで。
どこにいたのだろう。
本人はけろりとした様子で、ホットカーペットに寝そべっている。
いい歳した夫は、明日からは会う人ごとに
「猫は帰ってきましたー」と言うんだろうな。
笑っちゃうな。