ももちゃん、今年で19歳。
昨年の夏、何も食べなくなり、オシッコもウンチも出ず…寝てばかり。
これは、いよいよ…この夏でお別れか…。
と、覚悟したのですが、
なんと、蘇りました。
その時、高齢猫用のパウチの餌が、Amazonでは「お買い合わせ対象商品」なのでケース買いしたものが3つもあったのです。
「もうこれ全然食べないし、猫飼ってる人にあげるかなー」と考えてました。
とにかく、その時のももちゃんは何をやっても食べず、私も「この際、最期かもしれないのだから食べるものならなんでもあげよう」と、やれ削り節だの、海苔だの、ちゅーるーだのバターだの、玉子の黄身だな…経験者から聞いたものやそれまでの好物‥ありとあらゆるものを試しました。
でも、匂いをかいで、一口舐めて終わり。
お水ばかりごくごく飲んでいました。
そのうち…美味しいカリカリなら食べるようになり、やがてすこーしづつ、ケース買いしていたパウチの高齢猫用の餌もだましだましあげ続けると…。
なんと、秋口を迎える頃には、完食したのです。
暮れには再度Amazonで購入。
元々、食が細い方だったももちゃん。
これで体重が増える…というほどではありませんが(現在2キロくらい。子猫みたい。小柄です。)夏場の軽さよりは、ちょっと手応えある感じになって来ました。
(普通の猫を飼ってる次男は、たまにやってきてももちゃんを見ると「小さいねー」といって抱き上げます。)
現在、その暮れに買った後、1月末にまた購入したものがもう切れかかってます。すごい。
猫はよく餌に飽きるので、三種類の味を交互にやっているのですが、(高齢のためもうドロドロのタイプでないと水分を舐めただけで、具は食べないので)、銘柄はそう選べないので、なんとか飽きさせないように苦労します。
そんなこんなでなんとか元気になって来ました。この冬もどうにか越せそうです。
それにしても
人間も歳を取ると、様々な事で変化がでますよね。例えば、それまで好きだったことが億劫になったり、嫌いになったり…。逆に、嫌いだった事がなんでもなくなったりとか…。
猫も同じようで、最近のももちゃんは、なんと膝に乗って来ます。
この子、小さい時から抱っこも嫌い、人の膝に自ら乗るなんてあり得ない子でした。
それが、私が座るとすぐ、膝に乗ってくる。
何?で、用足しで私が立ったり座ったりするたびに下すのですが、また乗ってくる。
変な子。
あと、前回のプチ家出以後、一歩も外に出なくなりました。ベランダにも出ません。
寒い…というのもあるかもしれめせんが、なんだか怖い思いをしたかのように、ぴったりと出ません。
そして…妙なのは遠吠え。
ウチはももちゃんを飼う前にレトリバー犬を10年くらい飼っていました。そのレトリバーは、夫が1人で出かけたりするとよく口惜しそうに遠吠えをしてました。
そんな風に、ももちゃんも誰かが自分を置いていなくなってしまう(階下に降りただけでも)と、なんとなく口惜しそうに「うおお〜ん、あお〜ん、うおおお〜ん!」と慟哭するのです。
こんな鳴き方今までした事なかったんですよ。
それこそ、腹の底から絞り出して“慟哭"って、感じ。
これなんでしょ?
なんとなく、「置いてかれたー!私を置いてー!酷いー!」って感じなんですが、若い頃はこんな事無かった。やはり歳と共に抑えが効かなくなるところもあるのでしょうか?
こんなに長生きした猫は飼うの初めてなので、いろいろ面白いですね。
ポニョ…ならぬ腹の下のもも…いや、膝の上のもも!