Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

糖質制限ダイエット

2019-07-14 21:33:08 | 料理
次々と新しいダイエットに興味をそそられてしまうのは私が食生活指導者であるサガ⁉︎なのか…。

カーブスに入って2年目。
なんと始める前からすると2キロ近く太っている。
何故⁈運動してるのに!
というのも、カーブスでは、食生活もうるさく指導され、高タンパクメニューを推奨される。確かに、筋肉をつけるためには原料となるタンパク質が必要だ。そして高齢女性は食事内容が野菜中心で、低タンパク質になりがち…ということから、しつこく「高タンパク・高タンパク」と言いきかされる。

タンパク質、タンパク質…と、意識して食べていると
ついついカロリーオーバーに…。


今回私が取り組んでいるのは、世間ではとっくに提唱されている「低糖質ダイエット」と言われるものだ。これは糖質を制限して、もっぱらタンパク質を摂取する…という、今の私にとって理想的なものだ。

ヒトは太古の昔から常に飢えていた。現代の様な、お腹いっぱい食べられる生活は本当に近代だけであり、戦争中はもとより、それ以前の時代はヒトは常にお腹を空かせて生活していた。資源の乏しいうえ日本は飢饉も多く、体格まで貧相だったくらいだ。
ヒトの身体は食生活に余裕あるときは糖質を主なるエネルギーとして使う。余った分は体脂肪に変え、いざという時のために蓄積させておく。
若い時は新陳代謝がよいので、脂肪はなかなかたまらないが、齢とともに人の体は代謝が落ち、ハイブリッドカーの様に、少ない燃費で生きられる様になっていく。
身体は、太古の昔から、ヒトは歳をとると動けなくなる=食べられなくなる…ということを知っていて、その事態に備えて、この様なシステムになっているのかもしれない。


しかしながら、現代の食生活は豊かだ。糖質満載の簡単に摂取出来る美味しい食べ物が溢れている。糖質は身体の中で中性脂肪となり、脂肪細胞に溜まり続けてしまう。溜め込まれた脂肪は消費されずに蓄積し、肥満へとつながる…ジャーン!

私達の身体は、糖質が採れると糖質を優先にエネルギーとする様に出来ている。糖質が潤沢である限り、このサイクルは続いていくので、脂肪は溜め込まれる。
しかし、実はこのサイクルが断たれた時に回る回路がヒトには有るというのだ。それがケトン体回路というらしい。
例えば糖質を取れない事態に陥るとする、飢饉とか(笑)すると、人の身体は良くしたもので今度は体内の中性脂肪を利用して回り始めます。それがケトン体回路というのだそう。それは「痩せ回路」。
脂肪細胞中の中性脂肪がどんどん分解、体内の脂肪は面白い様に燃えていく…。
しかし、食の潤沢な現代社会、このケトン体回路は使われることなく錆びついているのだそう。
私の読んだ本では、この糖分でエネルギーが回る回路をまず、断つために1週間、糖質を制限するというものだ。長く糖質を断つのも危険なので、その後の週から少しずつ解禁し、ゆるい糖質制限にしていく…と、いうものだ。
糖質を完全に断つのはなかなか難しいが、「1週間」というのが、なんとなく出来そうな感じではある。
そうやって糖質を断つと、それでは脳へのエネルギー供給はどうなるのか?という心配がある。というのも長いこと脳へのエネルギーは糖質だけ、と言われる説が主流であったからだ。それが、最近、脳へのエネルギーは糖質だけでなく、「ケトン体」も使われるという事が分かったというのだ。



そうか、ならばやってみる?
糖質制限は今の世の中、そう難しい事ではない。要するに、ご飯、パン、麺などの主食を断つ。それの代わりになるものなんていくらでも有る。
本でも提唱されているとうり、今のコンビニは糖質制限食パラダイスである。
まず、豚しゃぶサラダ、豆腐の麺、サラダチキン、低糖質パンや糖質制限を意識したスイーツなどまである。
この糖質制限食で、特筆すべきはカロリー計算が要らないという事だ!
私は女子栄養大で食生活指導士の資格を取ったため、「4群点数法」というカロリー計算方法を主に栄養バランスを考えることを学んだ(4群点数法では1群は卵、乳製品・2群はタンパク質・豆、豆製品、肉、魚・3群は野菜、果物・4群は穀類、砂糖、脂肪)。しかし…面倒くさい。
私の様な栄養オタクでも、ちょっと無理😅となる事もしばしば。
だからこの低糖質ダイエット、糖質の含まれる第4群の中でも、脂質を除いた炭水化物だけ意識して取らなければ脂質は取って構わないだ。しかもカロリー計算が要らない‼︎😃それに、何より嬉しいのは糖質0の焼酎なら呑んでも良い!という事♪

糖質制限は初めこそ欲望を抑えるのに苦労があるかもしれないが、次第に慣れて、やがてさほど糖質を欲求しなくなると。ふーん。
確かにね、もう食べてもいいよ、と言われてもそんなに食べて良いのだろうか?と、自制心が働くような気がする。こんなに食べたら、今までの苦労が水の泡?とか。

本の中では、やがてゆるい糖質制限食の時期になったら、1ヶ月に一度くらいはご褒美の日を設けましょうとか書いてある。



さて、1ヶ月経った私の体重は何と、1・5キロ減。
それに満腹感も感じられる食事で不満は無い。だって、肉は沢山食べていいんだもん!
日本酒と果物が食べられないのは辛いが、お腹いっぱい食べられるダイエット、としての低糖質ダイエット。
やってみる価値有りと思う。

参考文献は「脂肪と疲労をためるジェットコースター血糖の恐怖」 麻生 れいみ著 講談社α新書

写真は油揚げのピザとおからパウダー入り味噌汁。油揚げは何と糖質0!湯通しすればさらにカロリーダウン。
そして、満腹感ありで、実に美味しい!試す価値あり。
おからパウダーはマヨと和えてポテトサラダもgood!

大変な暑さ

2018-07-22 16:07:56 | 料理
何という暑さ
美容院に行って、サッパリしたのもつかの間、帰り道ですでに汗だく〜>_<
ついでにダイソーに寄って「日除けターフ」を買う。
エアコンの室外機に直射日光がカンカンに当たるので、少しでも何かカバーが出来たら、ほんのちょびっとでもエアコンが効くようになるかなーなるかなーなぁんて考えてさ。
で、
帰ったらすでに汗だくなので、えーいままよ!どうぜ汗かくのだからとそのままターフの取り付けへとりかかる。
ところが、ターフの包みを開けて見ると👀意外と小さい!あー、寸法を確認するべきだったなぁーと思い後悔してると、そーだ、確か去年も二階のベランダ用に買ったのがあった筈。二階に駆け上がって探してみると…あった!
そして、大きい!今日買ったものの倍くらいある!これもダイソーだから確かに¥108だった。ふーむ、これほどサイズが縮減される程、石油製品が値上がりしているということなのかね?なあんだ買うことなかったなぁと、後悔するも、やはり100均の遮光ターフなので、薄さが気になる。じゃ、無駄にしないで二重にしようと取り付けてから、一番日の当たる箇所に小さい方を重ねてホチキスで四方八方を留める。良いじゃん!良い具合に日陰になって、結構イケるんじゃない?でも、この暑さ、焼け石に水かなぁ…。

もうこの時には目に汗が流れて沁みて痛いほど汗ダラダラ💦
そうだ、もう朝干した洗濯物も乾いている頃だから取り込んで、ベランダに「梅」干しちゃおう!
梅干しというのは、梅を10〜20%程度の塩漬けにして漬けときゃいいんだから漬物の中では簡単だ…と、思うんだけど、みんなやりたがらないのはこの真夏の天日干しがあるからかも知れない。
確かにこれは面倒と言えば面倒。季節も季節だし。それに、三日間カンカンにお天気 という時期を選ばなきゃならない。干してる最中ににわか雨に降られたりしたらたまらないので、この間は出かけることもできない。そんなわけで、最悪8月の夏休みにやるしかないかな…と思っていたが、そうすると夏休みにどこにも行けなくなる。だからこの先この馬鹿天気が続くだろうこのチャンスにやってしまえば、もう夏のノルマは終わり、自由となる。


梅干し用の大ザルを引っ張り出して梅を一粒づつ出して広げる。思えば、去年は変な夏だった。なかなか暑くならないで、暑くなっても雨が多く、湿気っぽさがずうっと続いた。毎週末のたびに台風がやってきた。そのくせ、台風一過の凄い晴れ☀️というのが無く、すぐまた雨降りだった。
8月のお盆休みは雨降りで涼しかった。身体は楽だったが、やはり夏としては不安だった覚えがある。休みの間に箱根にいったが、ずっと雨降りで、日帰り温泉の露天風呂に雨の粒が落ちていたのをおぼえている。だから箱根も比較的空いていた。そんな中、去年の梅干しは、変な曇り空の下3日干して、なんだか不安を抱えたまましまった。今見ると、カビが生えることもなくちゃんと梅干しになってるから、大丈夫だったのだけど、去年はなんか不本意だった。
夏の度に全く違う夏がやって来て、寒いんだから暑いんだか振り回される。大自然の前に人間は何も出来ないのだから仕方がないにしても、これ程暑い夏になるとは。
こんなに暑いのに、TVから高校野球の応援も聞こえない。そうか、まだ始まってもいないんだっけ。予選、大変だなぁ。開会式はさそがし暑いことだろう。



干しているところ。

ジャムあれこれ

2017-12-24 14:20:44 | 料理
去年くらいから、盆暮れに果物の贈り物がめっきり少なくなった。
夫の田舎が福島県なので、ちょっと前まで夏は桃、冬はりんごが何箱も来て、どうしたものかなと毎年悩んだものだが、次第に親類のお年寄りも亡くなったり、かなりのお年になられたりで、次第に送られなくなってきた。

それでも今年はラ・フランス一箱、りんごが三箱来た。
多量に果物を処理するにはジャムにするに限る。
容器の瓶を煮沸消毒してさえおけば、半年くらい常温で全く問題ない。開けても冷蔵庫で2〜3ヶ月はカビなど生えない。
ジャム作りはとても簡単なので、1番大切なのは、瓶の煮沸消毒、と言っても良いくらいだ。


ラ・フランスなど、有名フランスパン屋などで売ってるコンフィチチュールなどよりよほど美味いものが出来る。買えば¥1200〜からするのだから果物を自分で買って煮れば安上がりで良いと思う。
それにしても、売っているジャムというのはどうしてあんなに甘いだけで果物感が無いのだろう?やはり何事も大量生産というのが良くないのかもしれない。

以前、テレビでフランスの有名なコンフィチチュール
のお店のシェフの女性が、「私の店のジャムは全てこの大きさの鍋で作られています」と、対して大きくもない銅なべを指して言った。だから、その大きさの鍋をいくつも使って煮ているのだそうだ。
給食を作るような鍋では、果物感のある手作りの味は残せないのだろう。
私も、多量に作るとはいえ、一回に煮るのは普通の家庭で一回に作る量にしている。だから、一箱のりんごを全てジャムにするのは、それを3〜4回は繰り返すことになる。冬場のりんごなどはまだ良いが、夏の桃を数箱分やるとなるとちょっと気合いが必要だ。


桃もそうだか、ラ・フランスなど少し柔らかくなる頃まで待って食する。しかし、ジャムにする場合は果物は全て硬いうち、新鮮で、少し酸っぱいくらいでちょうど良い。イチゴなど採れたてが良い。
その事を山梨に嫁に行った友達に言うと、「山梨の人はそんなもったいないことはしない。ジャムはもうダメになった果物を捨てずに食べきるためにするのだ」という。
ダメになるほど取っておくのがもったいない、と私は言った。たくさん果物をもらったら、せいぜい新鮮なうちに食べられる量を残して、余りそうな量は先にジャムにするべきなのだ。容器をしっかり消毒しておけば半年先でも新鮮な果物が味わえる。
私はよく冬場の温州みかんをママレードの要領でジャムにするのだが、夏になってそれをヨーグルトに乗せるとほとばしる様な瑞々しいオレンジ🍊感に感動するほどだ。
果物は古くなるほどペクチンが失われて、いくら煮てもとろみが出ない。新鮮な果物はすぐに粘りがでてさほど煮込まなくてもすぐジャムになる。せいぜい果物が柔らかく煮えてから10分ほど煮詰めれば出来上がりなので、全部で20分くらいで完成。色も鮮やかに出来上がる。
秋口に出回る「博多豊蜜姫とよみつひめ」というイチヂクなど凄いペクチン質で、すぐにジェリーになる、そして美しい濃いピンク!来年の秋、見かけたらぜひ試してほしい。他のイチヂクにはないファビラス!な色っぽいジャムに出来上がるでしょう。
ジャムは作っておけばちょっとした手土産に重宝。
たいして技術も要らないのに、なんだか料理の腕のある人の様に思われたりお得。
写真は出来上がったりんご🍎のジャム。

ぬか漬けと白菜漬け

2017-12-20 20:42:32 | 料理
相変わらず野菜の高値が続いている。
まだクリスマス前だというのにもはやお正月値段⁉️って感じ。
先日、郊外に出かけた折、地元の野菜を産直で売っていたので、思わず荷物になるのもかえりみず 白菜をひと玉購入。遠い帰路を下げて帰った。ひと玉¥350(税込)だったが、近所のスーパーで確認すると、1/6切れが¥170(税込)だったから相当なお買い得だった。
これはすぐさま白菜漬けにした。


冷蔵庫の中で場所を占めているぬか床を捨てた。
私はぬか漬けは「夏の漬物」と決めているので、キュウリやナスが美味しい季節でないとまず漬けない。
冬場は大根やかぶなど漬けても良いのだろうけど、キムチやカクテキなどに押されて人気が無い。

そうまでして冬にぬか漬けをすると、なんとなく夏場のぬか漬けの新鮮さ、季節感がそがれるような気がしてどうもやる気になれない。野菜が使い切れないほど安くて豊富なら考えなくもないが、「えいっ」と思い切らないと買えないほどの高値では、季節外れのキュウリやナスなどまであえて食べようとも思わない。

そうなると邪魔なぬか床は処分します。
「えーっ?」と、思う人もいるかもしれないが、私はよく言われるように「ぬか床は古いほど良い」とは思わない。むしろ、新鮮で、程よく熟成しかけたところが一番美味しく漬かる と思う。
ぬか床歴30年以上の私ではあるが、糠味噌漬けは本当に難しい漬物だと思う。手を出さない人が多いのもよく分かる。何しろ、何%の塩で1回漬ければ良いというものではなく、常々毎日その最良の状態をキープするために、管理しなくてはならない漬け床だからだ。
東北地方ではあまり馴染みも無いらしく、昔、秋田のおばさんは「ぬか床ってくへー(臭いー)」と言っていた。



この30年の間には、色々な苦労があった。夏場に腐らせてセメダインのような匂いになってしまったり、冷蔵庫でなかなか熟成が進まないとか…。水抜きの方法、塩加減、本当に手のかかる奴なのだ。
でも、美味しく濡れ濡れと色鮮やかに漬かったときの
「あー!夏が来たな!」という季節感は、初鰹とともに初夏の楽しみなのである。


昔は寒くなると、ぬか床の水気を抜いて、ジップロックに入れて冷凍して、またよく年の夏の新たなぬか床に足したりしたものだが、それがどれだけ効果的なのか感じられなかった。夏の盛りを過ぎて、少しくたびれたぬか床を持ち越しても、たいした効果は無く、むしろ昨今は市販の熟成ぬか床もあることだから、そんなのを足した方が生き生きとするような気がする。
そんなわけで、私は古いぬか床は捨ててしまう。
また来年、新しい出発をするわー^ - ^ということで。

「ぬか床は古いほどよい」とは誰が言ったのだろう?
代々古いぬか床を受け継ぐ…とか。
本当にそんなことってあるの?って感じ。

私はぬか床は新しいものから始めるのが良い…と、思う。そして、次第に熟成して、ここだっ!と思う状態をキープするのが難しいが、それは経験を積むしかなさそうだ。


冬場は白菜漬け。
これは、天気の良い日に一日中干して、少ししんなりした白菜の重量の4%の塩をすりこめば出来る。塩加減は絶対4%を超えないこと。少ないとなかなか水が上がらないので注意。最初はかなり重い重石をする(でっかいペットボトルの飲料などを積み上げると良い)。
ただ東京は暖かいので、水が上がったらすぐコンパクトな別容器に移して冷蔵庫で保存しなければならない。

塩と共に昆布の切れ端やら柚子の皮やら鷹の爪なども葉の間に挟み込む。あれば柿の皮。私は白菜ひと玉に対して一片のニンニクをスライスして入れる。これは私の母からの直伝。出来上がりはそれ程ニンニクは香りませんが、味わいが深くなります。

これは水が上がって冷蔵庫に入れるところ。ここから1週間くらいで食べごろ。
お茶漬け最高!

不味い給食

2017-10-14 04:34:05 | 料理

不味い学校給食問題が世間を騒がせている。
私は都心で生まれ育って、小学校1年生から中学3年生まで給食で育った。
私は地元で結婚して子育てもしたので、子供達は私と同じ小学校、中学校を出た。昔も今も変わらず
給食は各学校の給食室で作られ、現在は委託された民間会社がはいっているようだが、つい10年くらい前までは「給食のおばさん」達は区の職員だった。うちの子供らは「給食の先生」と、呼んでいた。

午前中、早いうちから給食室は忙しそうで、お昼前にはいい匂いがしてお腹が"ぐー"となったものだ。
温かいものは温かく、冷たいものはまあまあ冷たかった。私達の時代にご飯は滅多にでなかったが、息子達の給食はパン食、麺、ご飯とバラエティに富み、美味しかったおかずを「家でも作って」と、どのようなものか説明されたこともある。給食の職員の方で調理上手な方まで見分けられ、その方が年度の移動で他所に移られると残念な気もしたものだ。
とにかく、献立に好き嫌いはあっても全体的に学校給食には「美味しい」という印象がある。
それだけにニュースになった学校の給食には絶句した。そして、それを食べさせられている子供達には本当に気の毒〜!あれくらいの年頃の子供はみーんな食べても食べても腹減らしなはず!それがあんなに残すなんて尋常ではない。
息子達のころ、自分の分だけでは到底足りないお代わり部隊は毎日熾烈な闘いを繰り広げていたくらいだったのに。


セントラルキッチンで作られた給食が弁当箱に詰められ
低温保存状態で運ばれてきて、それを再加熱することもなく食べるんだよね?冬もだよね?安全性重視とか?…でも酷すぎる。
ニュースの取材による子供達の話では、「弁当箱の蓋を開けるともう凄い臭いでそれだけでイヤだ」という。
「臭いメシを食う」というのは刑務所に入れられることを意味するのだよ。
いや、あれに比べたら今時は刑務所のほうがましかも(^^;)
罪もない子供達にそんな思いをさせて「食べる事→食事」に対するイメージはどんな風に影響を受けるのか心配になる。


私は子供達の弁当をのべ6年間作った。
弁当作りは嫌いではない。しかし、毎日の事となるとそうそう特別誂えも出来ず、晩ご飯のついでに弁当のおかず分も多めに作ったりして、手数を省いたりしたものだ。
詰めた当初は温かくキチッと彩りよく詰められていて、我ながら回心の出来!としても、実際子供達が食べる時にはどうなっているか。
何度か自分で作った弁当を自分で食べる事もあった。
例えば、作ったものの弁当のいらない日だったりとかして…。そして食べてみるべきだな…と思った。
自宅で食べる場合は電子レンジで温められる。しかし、あえて温めずに食べてみると…思いの外不味い。
食べ物の温度というのは大事なことなんだ。
温かい食べ物はあったかければなんとか食える。それを冷めても美味しいと感じさせるには、かなりの腕とアイデアが要る。

海苔段々のご飯も、毎日では飽きるだろう。おかずの汁気がご飯に染みるのも、種類による。脂っこい汁気は冷や飯を固まらせる。冬場は嫌だな。ウインナーなんかも意外と硬い。
食べる人の身になって作る…というのを意外と忘れてしまうんだ。よし、美味しそう!という自己満足型か、作ってやってるんだから文句言うな!という上から目線型か。
大人になると弁当なんかはコンビニでも温めてもらえるから忘れてしまうんだな。冷めても美味しいというのは難しいもんだ。


毎日の弁当というのは行楽弁当とは違う。
日常の"ご飯"なのだから。
今時は、キャラ弁とか"インスタ映え"なんかも意識するんだろうけど、忙しいお母さんに色々と期待するのもハードルが高すぎる。
いずれにせよ食事というものにはすべからく必要なのは作り手の"愛"だなって思う。
「今日、お母さんやる気ねえなぁ」っていうのだって日頃の愛情があればこそ許せるってもんだし。

この給食業者に一番欠けているのは愛情。
それを込められないのなら飲食業などやめてしまえ
どんどんこういう業者は淘汰されて然るべきだ。
そうでなければ、業者とのなんらかの"しがらみ?(今流行りの)を疑われても仕方ないよー!

そおいえば、先日、うちのファミ吉が入院した時の病院食も酷かったなぁ。

コンビニのお弁当とかスイーツとかって昨今のはホント、美味しいよね⁈それは「大抵不味いと相場が決まっているもの」に対するイメージに、たゆまぬ努力をしてきた成果だろうと感じる。そこに感動が生まれる。あれは愛情のなせる技?
確かに、あの業界は皆んなに一番愛されたものが勝ち残る世界なのだから必死になって愛されようと努力しているんだろう。働いている人達が、会社を盛り上げよう、自分や自分の家族を養うためにと、日々努力している愛情の連鎖には違いない。企業としての「愛」ってそういうもんでしよ。

弁当はまず、自分で食べてみる。
それが大事。
食べる人の身になるってことが大事なんだ。

写真は私の「夏のお茶漬け」。