最近、BS松竹などのチャンネルで、昭和のドラマの再放送があるので予約録画して観ている。
「ありがとう」のシリーズや「木下惠介アワー」など、ほとんど50年以上昔のドラマだ。
前にも「思い出づくり」のドラマの話を書いたことがあったが、今回はそれ以上古い、私が小学生位(50年くらい前!)の頃のものだ。
「おやじ太鼓」
「兄弟」
「明日からの恋」
「幸福相談」
「わが子は他人」
「思い橋」などなど…。
出演者の若い頃の姿にも感動するし、その頃の日常生活の文明の発達具合がなんだかとっても「ちょうど良い」感じがして心が癒される。
女の人が着物を着る事が多い事も嬉しい。昔は日常毎日、和装で過ごす人も結構いた。私のおばあちゃんなども真夏以外はずーっと着物だった。
ドラマの女性の普段着の紬の着物がすごく良い。可愛い。風見章子さん、長山藍子さんとか、「明日からの恋」の尾崎奈々さんとか(苺柄の帯可愛かった)、磯村みどりさんが時々着るのとか 凄く美しかった😍
何となく性格が大人しめ(情熱を内に秘める)タイプに着物を着せるのかな?
当時の現代っ子タイプ 沢田雅美、岡崎友紀(懐かし〜)や松坂慶子、(3人ともまだ20代くらい)は、ちょっとミニスカだが 今着てもおかしくない様なファッション。
男性陣もなかなか素敵!
竹脇無我
山口 崇
あおい輝彦
林 隆三
小坂一也
そして…藤岡 弘
いやぁー!みんな若くて美しい!素敵!
こんなにカッコ良かったの?!って感じ。
だよね〜💕︎みんな若い頃は美しい😍
脇役にも凄い人がチラリと出てくる、小津安次郎「東京物語」の東山千栄子、寅さんの太宰久雄、何となくこういうおばさん居たよなーの小夜福子!
いやぁー、層が厚い!
それにしても、つくづく凄さを感じるのは菅井きん さん!
この人は凄い。
昔からああだった。50年前からずっとああだった。その、変わらなさ。
「お手伝いさん」と言えばこの人の右に出るものは日本には居ない。
なんとも言えない田舎臭さ、平凡さ、垢抜けなさ、お人好しのようで、一人前の性格の悪さも持ち合わせていて人間くさい。
今回のNHKの連ドラの「虎に翼」の主役
伊藤沙莉には、私はちょっと期待していた。菅井きんさんの路線を継ぐものとして…しかし、ダメだな。回を追うごとに「綺麗」になってゆく。役どころもあるから仕方ないのかもしれないが、菅井きんさんの凄いところは決して「綺麗」にならないところにあるんだよ。決して垢抜けない。
それは凄いことだと思う。
寅さんの三崎千恵子さんにもそれは言える。もう、本物のその役の人と思い込んでしまう程の。
垢抜ける…と言えばつくづく美しいと思ったのは山岡久乃さん。なんというか、さっぱりとした江戸女の粋?あんな女になりたいもんだ。
昔のドラマって、ほんとに面白い。
ちらっと出るにも范 文雀とか、浦辺粂子とか、面白い人が出てくる。
年配の男性俳優も今は、居ないタイプ。進藤英太郎や花沢徳衛…あぁ、渋い!こういうお父さん、やっぱり居て欲しい!
見出しの画像は、今年出番のなかった草履サンダル。浴衣結局余りの暑さに着れなかったんだよー🥲