＜出発＞今日は、移動日なので、早朝５時に起床した（と言っても、時差ボケなので、早く目が覚めてしまうのだが）。部屋で、日本から持ってきたパンを食べて、荷造りと身支度をした。6時半にホテルを出発し、ミラノ中央駅へ。７時15分発のフレッチャロッサ（特急）に乗る予定だったのだが、６時45分には中央駅に到着してしまった。とりあえず、早すぎるので、ベンチに座って待機。それにしても、朝早くから、駅の中は大混雑だった。駅の電光掲示板の表示が、以前に比べて格段に見やすくなっていて、遅れの情報やホームがわかるようになっていた。しかし、ホームの番号は、直前に変更されることがあるので、要注意だ。私たちが乗る予定の特急列車も、ホーム番号がなかなか掲示されずにやきもきしつつ、待機していた。
＜ベローナへ＞７時を過ぎたころ、ホームの番号が表示されたので、急いで向かった。駅も広大で、とにかく列車が長いので、自分の乗る車両までの距離の長いこと、長いこと。結局、出発５分前くらいに、予約していた車両に乗り込んだ。駅でのスリに注意ということだったが、最近は、ホームに入る前に、チケットの確認がされているせいか、危険は感じなかった。今回、ベローナまでは、１時間半くらいの距離だったが、一等車を予約した。ほぼ定刻にミラノを出発した。ミラノを出発すると、新聞や飲み物、おやつのサービスがあった。その後、車掌さんがチケットを確認しにやってきた。途中の駅での停車がやや長かったところなどがあり、最終的に11分遅れて、８時39分にベローナ・ポルタ・ヌオヴァ駅に到着した。ベローナ駅で特急から降りた時、遠くのホームに、なにやら豪華な感じの車両を見つけた。オリエントエクスプレスではないか！と、大興奮し、荷物を主人に見てもらって、写真を撮りに行った。遠くからだったので、あまりよく撮れなかったのが残念。
＜ボルツァーノへ＞この駅で、ミュンヘン行きのEC（ユーロシティ）に乗り換え。ホームを確かめて移動すると、すでにたくさんの人が列車の到着を待っていた。いったい、どの辺に何号車が停まるのかわからずに適当に待っていた。でも、たぶん皆さんわからないようで、列車が入って来た時、全員が、右に左に右往左往。ECは、夏のバカンスで、大きな荷物を持った人々（含む、我々）でとても混雑していて、通路を通るのもやっとな感じだった。この区間は、2等車。座席の間隔が狭いとかではないのだが、とにかく混沌とした感じの車内の雰囲気だった。9時過ぎにベローナを出発した。車窓は、どんどん山岳的雰囲気に変わっていき、10時40分頃、定刻より少し遅れて、ボルツアーノに到着した。駅から、スーツケースを転がしながら、ゆっくり歩いて、10分もかからずに、ホテルに到着。
