『600通の詫び状に隠された真犯人
内容
ある夜のこと、非番の晶(観月ありさ)は、
目の前に鉄パイプを持った男(内藤剛志)と遭遇する。
近くには、血まみれの男が倒れていた。
“警察”に通報し、すぐに犯人の楠田正芳は逮捕される。
被害者は、食品メーカーの御曹司・吉高千文(笠原秀幸)で
愛人宅を訪れていたよう。
楠田の名前を聞き、小暮(片岡鶴太郎)は衝撃を受ける。
12年前、小暮の同僚だった刑事・花岡憲武(加門良)を殺害した男だった。
4ヶ月前に出所したばかり。。。。
晶は、自らが第一発見者であるにもかかわらず、検証すると言い始める。
刑期を終えたばかりの楠田が、肩がぶつかったくらいで罪を犯すのか?
そのうえ楠田の生活圏から離れた場所に、なぜいたのか??
たまたま鉄パイプを持っていたことも違和感があると言う。
吉高の妻・さおり、社長の母・万里(未來貴子)秘書・館野充(藤川俊生)も
楠田について見覚えはなかった。
ただ館野の話では、ひと月ほど前からしつこいクレーマーがいたという。
一方、橘(西田尚美)が、警視庁に出版される前の週刊誌の記事を持ってくる。
晶が、楠田のことを支援しているというのだ。
永友(田辺誠一)に問いただされた晶は、支援を認め、すべてを話し始める。
12年前、いじめに遭っている息子のことを楠田が警察に訴え出た。
その相談に乗った所轄の警官が、新人だった晶と花岡だった。
しかし息子・真一郎が、いじめられていることを認めなかったため、
警察は手を出すことが出来ず。結果的に、真一郎は自殺。
イジメの相手に復讐をはかろうとした楠田は、相手を庇った花岡を刺殺したと。
あのときいじめ問題をシッカリ対処していれば事件が起きなかったと、
晶は、後悔していると言うことだった。
楠田自身も後悔していることから、口論で事件を起こすとは思えないと告げる。
敬称略
メンドーなので総括気味で。
「何も分かってなかったんです
自分自身を検証することの意味を。
自分たちの欠点を認めて、さらけ出すことが
検証するってコトじゃないですか?
新海が、あれだけ、検証にこだわっているのは
12年前にイジメを見過ごしたことで被害者を出してしまったから。」
今回は、新海晶が、検証にこだわる理由。
そんなお話である。
まあ実際は、
“仕事”でこわだっているのか?
“新海晶”だからこだわっているのか?
そのあたり、かなり微妙な演出を続けてきた今作なので。
ここで、理由を語られても、微妙なまま。。。。なんですけどね(苦笑)
実は、この部分は、今作の最大の問題点でもある。
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第9話(最終回)