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NHK土曜ドラマ チェイス~国税査察官~ 第5回 史上最大のスキーム

2010年05月14日 23時37分30秒 | 2010年ドラマ
『史上最大のスキーム』
“史上最大のスキーム~六千億円をめぐる攻防!

内容
春馬(江口洋介)が“廣川和敏”(ARATA)に抱いていた疑惑。。。
三流記者の情報屋・鵜野収(岩松了)の情報から、
妻・雪絵(木村多江)が死んだ航空機事故の黒幕であるという疑惑は、確信へ。
村雲修次。。。それが本名だった。

村雲の過去以上に春馬が衝撃を受けていたのは、
“廣川”の指南により娘・鈴子(水野絵梨奈)が、株をやっていたこと。
なんとか関係を絶たせようとするが、、、話を聞こうとしない鈴子。

そのころ、クライアント・檜山基一(斎藤工)の父・正道(中村嘉葎雄)からの
遺産相続に絡む、相続税対策のスキームを実行に移す村雲。
ボリビアのリチウム工場で爆発事故を発生させ、株価を暴落させ、
暴落時に、相続税を払い、その後、株価を元に戻すというスキームだった。


スキーム実行当日。
事故が発生し、株価暴落とともに、正道の生命維持装置を停止する。。。。村雲
それは復讐でもあった。。。

そんななか、村雲にとって衝撃的な事態が起きる。
片腕のウォン(大浜直樹)が、現地のマフィアに追われ、、、自ら命を絶った。
スキームがバレることはないが、、、、衝撃的な“成功”となってしまう。

一方、春馬は、村雲への調査がバレ、、、自宅謹慎。
鈴子は、“廣川”の指示で動いていたため、株価暴落で全てを失ってしまう。
“昇任”という名の異動を命じられた春馬は、そんな鈴子を連れ、奈良へ。
全ての始まりであろう“村雲の事件”について調べはじめる。

所轄の警察署に行き、谷山努署長(平田満)から事件の詳細を聞く春馬。
なぜか、貧しい家の少年・澤村吉弥(大八木凱斗)が、、、誘拐された。
手広く商売をする正道の愛人・文子(リリィ)の息子・吉弥が、狙われたのだ。
身代金を出し渋った正道。。そのため犯人らにより、吉弥の腕が。。。。。

ついに、村雲の過去を掴んだ春馬。

敬称略



親と子。

一方は、幸せな家庭の春馬。
たとえ事故により、妻を失っても。。。父と娘。

だが、子供の頃、親に見捨てられ、母も見捨てられ。。。
腕だけでなく、心に傷を負った村雲。
復讐だった。。。。。


かなり、良い感じで親子の関係を描きましたよね。

幸福と、不幸と。

金を失い、、金を得る。
その対比も見事ですね。

スキームの面白さ、、そういうドラマのネタとしても面白いが、
描き込まれている“感情”が、本当に素晴らしい。

それぞれに、苦しみ、悲しみも表現されていますし、。。。
成功と失敗も表現されている。

明と暗
“お互いに”ちょっとしたことで、壊れてしまったのがよく分かります。



まぁ、考えれば考えるほど、
どの部分をとってみても“幸せ”は、、、ほとんどなかったんですけどね。
が、どん底に落ちたことで、見え始めた感じである。


本当に面白いですね。



あとは、結末だけ。
どんな結末を用意しているのか??ですね。

絶望なのかな??それとも。。。。




それにしても
はじめは、どうなるかと思った今作ですが、
様々なネタを回収していくことで
多くの提示されたネタも含め、着々と“傑作”の道を歩んでいるようである。

これまでの感想
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