3月下旬、春めいてきたある日、
神奈川県の我が家から、千葉県の銚子へ電車に乗って行ってきました・・・の続き。
青春18きっぷで銚子まで総武本線で約4時間のあと、
銚子駅で銚子電鉄に乗り遅れたので路線バスなどで犬吠埼へ。
灯台から太平洋の雄大な景色を堪能して、
白いポストから絵はがきを投函して、
周辺を散策して、銚子電鉄・犬吠駅へ戻ってみましたが、
ちょっとのんびりしすぎたのでちょうどよい電車がなく、約1時間余ってしまうことになり・・・。
お腹がすいたので何か腹ごしらえをしたくてお店を探しましたが、
コンビニエンスストアの他には、
海鮮のお食事処が1件・・・回転寿司があったけれど、
40代後半のオバサン一人で、入店するにはちょっと勇気がいりまして、
逡巡して ・・・ 結局、入ってみました
平日の昼でしたが、そこそこお客さんがいる感じだったので、
緊張することなくカウンター席の端っこへ。
一人回転寿司って、初めての経験だな。
せっかく銚子へ来たので、地元っぽいのを食べたいなぁと思いましたが、よくわからず、
まず、いわし・・・ボリュームがあっておいしかった、新鮮に感じました。200円。
次に「銚子伊達巻(だったかな?)」。テレビで紹介されたとかで、つい取ってしまいまして。
伊達巻の部分がプリンのようで、自分にとってはおいしかった~。ちょうど甘いものも食べたかったのでね。300円。
次に、深海魚「アブラボウズ」だって。おいし~っていう感じはなくて、興味本位だったので、頷きながら食べた。300円。
後で調べたら、食べ過ぎると腹を下すらしいですね、この魚。
そして、「釣りキンメ(キンメダイ?)」を頂きまして・・・身がピンクで新鮮そうです。
キンメダイはやっぱり煮付けの方が好きだなぁ。300円。
ゆっくり、計4皿頂きましたが、意外と満腹になりました(知らずに緊張していたのか?)。
銚子っぽいセレクトだったと思うし、自分の中では大満足でした。ワクワクしました。
さて、犬吠駅へ行くと、お土産物が並んでいます。
そう、銚子電鉄は、「ぬれ煎餅」でも有名なのです。
せっかくここまで来たので、銚子電鉄の売り上げに貢献しなければ。
ぬれ煎餅、ぬれ最中(醤油風味のあんこ)、さんまの佃煮などを買いました(詳しくは銚子電鉄のHPに載っています)。
犬吠駅には鉄道写真家の中井精也さんのギャラリーもあります。
犬吠駅でちょっと休んでいると、
駅に電車がついて、30人くらいの団体が降りてきたよ~ガヤガヤ
そして、競うようにぬれ煎餅を皆さん買い求めていました
そして、あっという間に犬吠埼の方面へ行かれた模様で、
・・・なんだか、この光景に似たのを見たことがあるぞ?
わたらせ渓谷鐡道に乗った時だ・・・。
多分バスツアーのコースに「鉄道にちょっと乗ってみる」・・・が組み込まれているのでしょう。
鉄道会社にとってはお得意様なのかしらね。
そんな光景を見てぼんやり過ごしているうちに、銚子行の電車がやってきました。
切符は懐かしい硬券です。
ほとんどの乗客はフリー切符的なものを持っていたので、観光客なのでしょう。
車内は程よくすいていて、観光客どうし、話をしているのも聞こえてきます。
銚子電鉄は駅名のネーミングライツ事業とかで、面白い駅名もあるので、その話題が多いみたい。
沿線の景色自体は、自分にとっては平凡な風景でありました。
景色については職場の乗り鉄君に聞いていたので、平凡な風景だからガッカリ・・・ということはなかったです。
犬吠から銚子まで約20分の電車旅でした。
せっかく銚子まで来たので、もっと周辺を観光したいところですが、
帰りも4時間かけて戻らなければならないので、14時頃銚子発のJRに乗りました。
往路と復路ではルートを変えて、復路は成田線経由に乗ってみました。
長い時間座ることを考えセミクロスシートの席で、車窓を眺めることにしました。
こちらの沿線も、ただっぴろいと言っては失礼ですが、田畑が広がる車窓なのですね。
この時期、緑が少なくて土の茶色い風景が目立って、うたた寝タイムでした。
成田に近づくと飛行機が目立ってきます。
それを見ているうちに、成田空港に行きたくなって、急遽、成田空港へ行ってみることにしました。
用もないのに、ただ飛行機を近くで見たくなって行くなんて、
40代後半のオバサンとしてはどうなのだろう?
でも青春18きっぷでどこまで乗ったって金額は変わらないしね。
帰りの電車の時刻だけチェックして、飛行機を見に、展望デッキへレッツゴー。
銚子電鉄のぬれ煎餅の紙袋がちょっと恥ずかしかったけれど。
成田は多分26年ぶりだと思います。タヒチの旅行以来だな。
展望デッキにはそこそこの人がいましたが、オバサン一人っていうのは見かけないね。
ましてや、金網に食いついて見ている怪しげな人・・・すみません、自分です。
こうして、電車の時間が迫るまで、飛行機の離着陸を見るのを堪能しました。
成田空港駅からは横浜駅まで2時間ちょっと乗り換えなしで座りっぱなし。
さすがに、後半座り疲れたというか、脚が固まったような感じで軽く痛かった。
これぞ、青春18きっぷの旅、若い頃に比べれば乗っている時間は長くないかもしれませんが、
自分の年齢を考えれば、とっても楽しい1日となりました。