goo blog サービス終了のお知らせ 

モアイのためいき

日々のこと・ハンドメイド・若い頃の旅など

読書*かもめ食堂

2009-10-06 09:53:32 | 音楽・本

かもめ食堂   群ようこさん著  幻冬舎

以前映画を見たとき、ほんわか幸せ気分になれた内容でしたが、

メルヘンな場面で少しわからないところがあったので、

確認したくて読んでみました。

原作は映画のための書き下ろし作品のようなので、

おおむね映画と本のストーリーの流れは同じで、

すいすい、あっという間に読んでしまい、勿体なかったかな

映画では登場人物の背景があいまいに描かれている部分も、本で理解できました。

映画で小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんが演じている

主軸の3人の、配役が決まってから原作ができたのでしょうか?

もし映画を見ていなかったら、

主人公は深津絵里さんも合うかも・・・と思いました。

映画を先に見る場合と、原作を先に読む場合がありますが、

どちらもひとつの作品として楽しめる時と、

断然原作(映画)がよかった・・・という時があります。

私にとって「かもめ食堂」はどちらもよかったです。

映画のほうがメルヘン的な分、ほんわか感が強いです。

本のほうでも、3人の主軸の女性たちが話す言葉遣いに

丁寧語が使われていて、

それでいて、読んでいて疲れることはなく、心休まる文章です。

フィンランドという北欧が舞台になっているという点も、

あくせくしなくていいんだよ・・・みたいな時間の緩やかさを感じます。

表紙のかもめ()は映画の中でメニューの絵として登場します。

なんとも味わいのあるかもめです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする