図587 少年の日の思い出という本
ドイツの有名な作家が描いた作品に出てくるクジャクガという、美しい虫が気になっていました。そのむかし少年は、友だちのクジャクガの標本をこわしてしまい、無視されて自分の標本をすべて処分します。別作品の主人公は、ひかれて車輪の下の川に転落して死にます。なにか共通するもの(自虐のようなもの)を感じます。その美しいクジャクガを京都のインセクト展で見つけましたが、20000円ほどです。四つ目の斑紋や模様がクジャクの羽根に似ているのかなあ、ちっとも美しく思わないのですが、北欧の人は感性が違うようです。似たような日本の蛾はイボタガ(左下)です。500円で安いので買ってきました。イボタガの名前を、もう少し美しく改名したらどうなんでしょうかね。右の青い黒色のタテハチョウは宝石のように光ってきれいなので、ついでに買いました。