図５２７ チャド
きょうは、気になっていた喫茶チャドへいきました。８号線から見える看板は傾き、鉄錆が目立ちます。おおよそ察したとおり、こげ茶色の革張りのソファーはひと昔まえの雰囲気です。コーヒー専門店というよりも地方の純喫茶という感じです。店の中に入ると、店主らしき人がテレビの前にすわっていますが、気がつきません。コーヒーおねがいします。小さな声では反応がなく、二度ほど大きな声をだすと振り向いてくれました。テレビの音がすこし大きいのが気になります。やがて豆を砕く音がして、サイフォンで作ってくれました。コクのある濃い味ではなくアメリカンでした。そんなわけで、アラビア風の濃いコーヒーを期待したのですが、熱いカップに多めのコーヒーが出てきました。メニューを見るとトースト２００円コーヒー３００円、モーニング３５０円とあるので、次に来たとき、午前中ならモーニングを頼んでみようと思います。バタートーストが付いてくるのなら、学生時代の相場です。壁にコーヒーチケットが貼ってあり、 XX様 と書かれています。常連さんが支える喫茶店かもしれません。アフリカの味も雰囲気も無関係でした。
