図４４８
８月９日、西穂高山荘で一泊しました。夕方アナウンスがありました。４時から説明がありますので、西穂高から奥穂高へ越える人は、集まってください。案内人のまわりに、２０人ほどの登山者が集合しています。きのうは一人死亡しました 。きょうからしばらく晴天に成りそうですが、昨日までの雨で縦走ルートは歩きにくくなっています。昨日は天狗コルで一人転落しています。岩がはがれて一緒に墜落しました。その人は亡くなっています。そのあと岩なだれがあり、寸前でとどまった数人の集団は、巻き込まれずにすみました。
山小屋から数キロ先で、そんな事があったのに、彼らは早朝に奥穂高に向かいます。見れば３，４０代から６０を越えた人もいます。シーズン中は、西穂高から一日２０人、奥穂高、岳沢から１０人が通過するそうで、この時期で５００人ほど通りそうです。数人は滑落して死ぬか、重傷で動けなくなります。ヘリが救助することを考えると、危険に遭遇する確率は異常に高い。岩場から落ちると、たいてい死にます。交通事故にくらべると、ここの事故は数百に一人の割合です。
山荘ではヘルメット着用の注意が出ています。レンタルもあります。山岳保険にはいらずに救助、遺体収容のヘリを頼むと、数百万円です。県警ヘリが来れば無料です。西穂高山荘で、携帯はドコモが使えます。ソフトバンクはでは圏外で使えなかった。
