経済(学)あれこれ

経済現象および政策に関する意見・断想・批判。

円安は賃上げの好機だ

2022-05-12 13:27:54 | Weblog
 円安は賃上げの好機だ
 コロナかウクライナのせいかどうか知れないが円安になっている。半年前に比べて対ドル20%の下落だ。賃上げの好機だ。輸出物は20%下がる。輸出産業の経費の大部分は人件費なので20%賃上げしても輸出産業には大きな支障はない。単純に言えば20%の賃上げは可能だ。デフレ脱却の好機だ。賃上げに踏み切ろう。当然国内の購買力は増大する。税収も然り。政府、財界、労組全体で協力し賃上げをしよう。以下付加。
 円安は輸入物の価格を増大させる。しかし同時に海外に投資した企業の国内還帰は促進され。雇用は増大する。景気は良くなる。現在日本の海外投資額は2000兆円以上になっている。すべてとは言わないがその半分でも国内還帰すればいわゆるGDPなるものは激増する。
 岸田総理は中間階層の子女への教育援助をするそうだ。賛成だ。率直に言えば中間階層こそ教育(大学)の対象として率先すべきものだ。低所得層の子弟の成績は良くない。高校それも実業高校進学を補助した方がいい。大学進学率は50%でいい。ただし卒業後の社会教育は充実すべきだろう。
 ウクライナの戦争は長引きそうだ。日本は一応西側だから適当に付き合えばいい。そのうちアメリカが日本に軍事費を要請してくるだろう。30年前の湾岸戦争の時のように。ほどほどに出しておけばいい。不必要に出す必要はない。
 今回のウクライナ戦争ではっきりしたことは海戦で空母は無用の長物であることが解ったことだ。日本は潜水艦、当然主力は原子力潜水艦になるだろう。もちろんミサイル搭載の。
 シナは終わりだ。不必要としか思えない対コロナ大都市閉鎖など政変か内乱を予想させる。さっさと逃げ出すべきだ、企業はね。フィリピンでマルコスの息子が大統領になり、副大統領は現職のドウルテ氏の娘だそうな。人材の貧困さを感じる。率直言えば一程度の資本蓄積(教育、治安、特に農業の生産余剰)がないとtake off(産業革命)はできないのだ。台湾と韓国がまがりなりにも新興国家づらをしているのは日本の植民地時代に日本が基本的インフラをしてきたからだ。この着実で膨大な基礎投資なくして工業化はできない。はっきり言えば富裕な国はずっと富裕で貧乏な国はずっと貧乏だ。
 岸田総理は「新しい資本主義」を目指すそうだ。結構な話だが経済には生産と分配しか処方はないことを失念されないように。生産に傾き過ぎると貧富の差拡大に、分配を重視しすぎると、もっともっと、パンとサーカス、をよこせとなる。人間は集団化すれば恩義は忘れる。せいぜいジニ係数30前後が理想なのではないのか。
                               2022-5-19
「君民令和、美しい国日本の歴史」


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