Peach's Diary

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基本的に感情漏れ出してますので
ご了承~

重い内容だけど

2008-02-23 00:20:22 | フリートーク

相変わらずの東野漬けな日々。
やっとこの本を入手しました。
まだ文庫化されていないので、なかなか中古は見つからず、
オークションでやっと手に入れました。

内容はとても重いテーマです。
ざっくり説明すると、娘と父親二人暮しの家族。
その娘が未成年の少年にレイプされた上に殺され、父親が復讐するという内容です。
焦点はやはり「少年犯罪」でしょうか。

まだ読み始めたばかりなので、これからどのように進んでいくのか
わかりませんが、
やはりかなり考えさせられる内容です。

自分がその立場だったらどうする?

そういうことを考えずにはいられない内容です。
そういう点では、加害者側の家族を描いた「手紙」もそうでした。
加害者は被害者に対して罪を償うとともに、自分の家族や周りの人たちに対しても
罪を償わなければならない。
「手紙」も何が正しいのか、間違いなのか、
答えの出ないものでしたが、
「さまよう刃」の少年犯罪に関しては、今の社会で問題になっている
少年法に対してそれを改正するべきなのか、否なのか
自分が該当者でなくても、色んなニュースなどを見て
誰もが1回は考えたことがある問題ではないのでしょうか?

最近、「成人」の年齢を引き下げた方がいいのではないかという
話も出てきているそうですが、
最近の高校生を見ていても、そして、最近起こる少年犯罪を見ても
18歳や19歳でも充分大人だと私は思います。
確実に20年前の同じ歳の人たちより大人な部分が多いと感じます。
確かに、そうじゃない子達もいるでしょうが、
私は、18歳を「成人」にしてもいいのではないかとなんとなく
そのニュースを見て感じました。
そして、それは「少年犯罪」に対してもそうです。
法律で守られなければならないものと
そうでないものが何となくずれているのではないかと、
残虐な少年犯罪を見ていて、人事ながら歯がゆい気持ちになることが多々あります。

東野さんが、この作品でラストどういう答えを出すのか、とても気になりますが
最後まで見届けたいと思います。
でも、途中まで読んだだけですが、個人的には
いくら復讐とはいえ人を殺すことはいけないと思っても
この作品の父親を応援してしまう気持ちになってしまう部分が
あることは否定できないような気がします。
難しい問題ですね。

そして、同じ父親と娘が出てくる「秘密」の映画作品が
先日スカパーでやっていて初めて見ましたが、
良い話なんですよねーーー。
これはどちらかといえばファンタジーです。
ラストは泣けました。悲しいというわけではないのですが
とにかくめっちゃ切ないストーリーです・・・。

どの話にしても共通していること。
とにかく大切な人が居なくなるというのは
辛いことなんです。

あーーーまじめな話をしちゃいました


 


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