Peach's Diary

いろんなこと書きます。
基本的に感情漏れ出してますので
ご了承~

H ZETT M × 神奈川フィルハーモニー管弦楽団『新しいチカラ』

2024-02-06 00:51:54 | HZETTRIO/H ZETT M/ヒイズミマサユ機







2024/1/21   GRANSHIP 静岡県コンベンションアーツセンター 大ホール・海

公演の日から結構日にちが経ってしまいましたが、
なんだかなかなか書ける気がしなくて悩んでおりました。
何というか、予想を遥かに超えて感動したというか圧倒されたというか、
とにかくこの感情や感覚を言葉にできる気が全くしないので
このようなことになっています(笑)

とりあえず当初行く予定していなかったこの公演に
ゼトさんのただならぬ気合を感じて、とにかく行かねばと
ゼトさんのある日のXのポストで急に決めて
FC先行は終わっていたのでグランシップの会員になってこっそりゲット。
現地宿泊なしの夜行寝台サンライズでの往復でなかなかの強行軍でしたが
本当に行ってよかったとあの演奏を見て思いました。

いつもの独演会とは全く別のもので、前半一部はゼトさんの参加は一切なく
彼の曲を神奈川フィルのみなさんが演奏するかたち。
ゼトさん不在でも、全く退屈になることもなく、なんなら
ずっと前のめりになるくらい、ゼトさんの様々な曲たちが
神フィルの演奏によってイメージしていたはるか上を行く
ワクワク感と感動で音楽というもののいろんな可能性を改めて知る事になりました。

そもそもフルオーケストラというものを生で見るのも初めてで
学生の時やっていた吹奏楽とは似て非なるものというか、
やっぱり弦が入っていると急にクラッシック感が出るのだな

とかそういう素人的なことも考えつつ(笑)
美しい音色に感動したり。
それがまた、全てがゼトさんの作品という
聞き慣れた曲が全く別の姿で出現するという
そんな未知の世界と私達がよく知るゼトさんの世界が融合した
豪華なステージに圧倒されるばかりでした。

とかいう、ここでこれだけ書いても全くこの気持ちを表せてる気がしないwwww

とにかく感動して、嬉しくて、幸せでした。

オーケストラのみなさん、そして、指揮の高井さんが揃ったあと
照れくさそうに登場してちょこっと挨拶したゼトさん。
見慣れた顔なのになんだかこっちまで恥ずかしくなるような感覚になる(笑)
オーケストラの皆さんをバックにステージに立つゼトさんが
妙に華々しく感じました。

まずは公演タイトルになっている「新しいチカラ」
初日迎える前からYou Tubeで小出しでリハの音などが流れていたので
本当に期待大でしたが、
途中にヨハン・シュトラウスの曲をはさみながらの
THEクラッシックに変貌したこの曲は
交響曲のように色んな構成に分かれていて
初っ端から鷲掴みにしてきました。

独演会では比較的登場回数の多い「ショーがはじまる」も
弦の美しいハーモニーからのスタートで徐々に管楽器が重なってくる流れは
本当にこの曲にぴったりでした。
ゼトさんの曲こうやって聞いていると
はじめからオーケストラをイメージして作られたんじゃないかと思ったくらい
はじめの二曲でびっくりするほど馴染みすぎていました。

公演前に発表されたセットリストを見て期待大だったワルツ。
いろんなワルツ曲が来るのは予想していましたが、
公演が進むにつれ「凄いを」どんどん更新してくるので
ほんとゼトさんがこの場にいないのにこの感じ、
二部は一体どうなるのかと思いました
大好きな「ワルツ」のぴったり過ぎるオーケストラの音に感動。


 Recollectionは一体なんだろうと思っていましたが、
「そういうことかーーー」というのと、この場所での選曲にこれが来るとはと
意外な雰囲気を持つ聞き馴染みのある曲が次々演奏され
とにかく気持ちが高まるとはこういうことだというのを感じました。
雰囲気が変わりすぎてて大西洋とかそらとか完全に聞き逃してました〜。
セトリを見て「ほほぅ」となりましたが、
本当にちゃんともう一回聞き直したい。

ここぞという場に
「群青日和」を入れてきたゼトさん。
なんかそういう気持ちに妙にぐっときた。
PIANOHEADをオーケストラで生で聞けたのも、これはもう一生の宝。
締めのワンダフルは震えた。
あの美しい旋律をこの音で聞けた嬉しさ。
ゼトさんの選曲に大拍手を贈りたい。

近代、こちらも
というか、本当に一部に選曲された曲はピアノがなくて
オーケストレーションされたゼトさんの曲は
見事にマッチしすぎてて、何回も言うけど本当にはじめから
こういうつもりで書いたん??って聞きたくなるほど素晴らしかった。
いくつもの楽章に分かれたような感じになっていて、
もぅ、クラッシックに関して全く教養がなさすぎて
表現できないもどかしさをいま痛烈に感じておりますwww


2部では
両手になにやら飛び道具(笑)を持ってゼトさん登場wwwww
このような場所でも通常運転なゼトさんナイス(笑)
飛び道具その1のハンドベルでちーーーんと鳴らし
その後は飛び道具2の赤い筒状のもの
見たことはあるが名前は「ハーモニックパイプ」なるものだそうな。
これをおもむろに振り回しなんとも絶妙な音を披露。
よくこれ見つけたな(笑)と思っていましたが、後日色々見てると
いろんなアーティストさんが使っているみたいで、
いや、それにしても歌手の方はお手々が空いてるのでこれを
振り回しながら歌えますが
ゼトさんピアノ弾かなあかんのに・・・というのは余計なお世話で
これを振り回しながら器用にピアノを弾くゼトさんでありました。
という「Fantasia」はピアノのソロでの披露でございました。

そして、神フィルとのコラボがスタート。
その曲がみんなが待っていた
AKATSUKI

PE'Z、そしてHZETTM、さらにはHZETTRIO
色々なこの曲のスタイルを見て聞いてきましたがそれにこの
オーケストラバージョンが加わるとか。
私達は本当に贅沢なファンだ。

JAZZのそれとは全く別の世界の美しい世界が目の前にありました。
ゼトさんの大満足な心の奥が確実に我々に届けられたような気がしました。

 Balladeでまずはみるみるは神フィルメインで
つなぎとめてからゼトさんが入ってくるスタイル
神フィルの演奏の間じっと椅子に座って
ちょっとじっとしてられなくて居心地悪そうなゼトさんが妙にかわいい(笑)
繋ぎ止めての冒頭のゼトさんのソロがオーケストラの余韻が残った会場に
響き渡りとにかく心地よかった。
そして、オーボエのソロがこれまたぴったりすぎて。
ピアノと交互にメロディが奏でられ
いやもぅ素敵すぎて感無量。

新曲の「青の図鑑」これは
一回聞いただけじゃ感想とか無理(笑)
ただ映画音楽のような色々な楽章があって、
あぁゼトさんこういうのやってみたかったんだろなーーーと思いました。
このために作った曲。そういう意気込みを十分感じる
いつものトリオの曲の感じとも独演会の曲の感じともまた違う
そんなのこの日のための曲だった気がしました。

言わずもがな号泣の
「ARIGATO」
きっとゼトさんのこころの気持ちだったのだろうし
もちろんそれはわたしたちみんなの気持ち。
色々考えるともぅ泣くしかないし
とにかく始終心臓がぎゅっとなるような
倒れんじゃないかって思うくらい心臓が締め付けられるような感覚で

ラストに向けて壮大に広がっていくこのアレンジが
感動的すぎて、立上がりたい衝動を抑えのるが必死でした。

大きな拍手に迎えられてアンコールは
ゼトさんも交えての
「新しいチカラ」
シロホンの音がおもちゃ箱のような。
軽快なティンバニーの刻む音。
金管楽器の華やかさ。
弦楽器の美しさ。
そんな音に包まれたゼトさんの音。
これが見たかった、これを見るためにここまで来たんだよーーー
と、言いたかった。
途中に水の流れを組み込む、カデンツァといわれる(ゼトさんが言ってた)
自由なソロアレンジ。

ゼトさんの満足そうで楽しそうな笑顔

ラストにむけてチューバの低音のクラッシックっぽい盛り上がりからの
ゼトさんの渾身のグリッサンド。

大盛りあがりのラスト。シンバルの音が響き渡ってしめる。
これぞオーケストラな最後。

サイコーーーーー!!!!!

大きな拍手に包まれてはなかむようなゼトさんの笑顔がめっちゃ輝いていました。

素晴らしい演奏を披露してくれた神奈川フィルの皆さん。
最後の楽器紹介のパフォーマンスがめっちゃチャーミングだった指揮の高井さん。
本当にありがとうございました


そして、ゼトさんの夢の一つがかなったその瞬間に立ち会えたことに感謝。
素晴らしい音と、楽曲。
すべての音楽に感謝。


感動しすぎて、凄いとか素晴らしいとかしか言えなかったレポでしたが(笑)
それくらい私の中では大きな体験となったこの日の公演でありました。

そして、ゼトさんの無限の世界を改めて感じて、
まだまだこの人はやりおるな・・・と
期待するばかりであります。

以上。



セットリストは公式でUPされたのでそちらからの抜粋です。

第1部
 H ZETT M 名曲アラカルト ~オーケストラVer.~
01. 新しいチカラ(混合Mix Ver.)
02. ショーがはじまる
03. いくつかのワルツ
(それは空中さんぽ~あしたのワルツ~ワルツ~永遠は見つからない)
04. Recollection
(舞台大西洋レストラン~群青日和~Neo Japanesque~こんがらがって~
  そら~Theme of PIANOHEAD~Beautiful Flight)
05. 近代





第2部 
H ZETT M×神奈川フィル コラボステージ
01. Fantasia
02. AKATSUKI(弦楽 Ver.)
03. Ballade(みるみるうちに光に包まれて~つなぎとめて)
04. 青の図鑑
05. ARIGATO

<アンコール>
06. 新しいチカラ