この動画は、2020/4/4に配信してくださったものです。
荊芥連翹湯をいつまで服用すべきか?ということで、抗体についてお話してくださっています。この配信以降、いろいろと新たに分かってきたことがありますので、ご確認のうえ、ご覧ください。
それから、荊芥連翹湯の服用方法の詳細について教えてくれています。
お子様の服用方法や苦くて飲みにくい場合の対策などです。
また、荊芥連翹湯が体にどのように作用しているのか、について先生のご見解を述べられています。
「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は消毒液ではありませんので気道に付着したウイルスを不活化することはできません。ウイルスが粘膜から侵入して感染が成立したあと荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)による免疫細胞の賦活化により、発症の予防もしくは症状の増悪を抑制するように作用すると考えています。
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を服用していれば感染しないというのではなくて、感染しても発症しない、すなわち(不顕性感染)もしくは軽い症状で済む、すなわち重症化予防がその効果であると考えられます。」
5、新型コロナウイルスの未来予想図:荊芥連翹湯をいつまで服用すべきか?
こんばんは。Dr.Yです。4月3日現在、1月末に私が脳裏にイメージしたとおりに、深刻な事態が進んでいます。今の欧米の状態は、ようやくウイルスの津波が堤防を乗り越え始めた、そんな状態であり、津波が世界を破壊し尽くしたあとの状況を私はイメージできました。それをイメージして私は苦しくて、いたたまれなくなり、動画の配信を決意したのです。
隔離政策、行動制限により拡散のスピードが鈍化していることはとても素晴らしいことです。ゆっくり拡散している間に医療崩壊にならぬよう準備をするための時間稼ぎができるからです。でも時間稼ぎの間に有効な手立てをしなければ、結果は同じことです。
世界で行われている治療薬やワクチンの開発の中心は他のウイルスに有効であった治療薬やワクチンの転用です。新型コロナウイルスに特異的な治療薬やワクチンを開発するには年単位の時間を要するからです。
ワクチン接種が軌道に乗るまで、今後18か月要する見込みであるとWHOが発表しました。おそらくそのころには、世界中の大多数の人々がすでに感染し免疫を獲得していることが予想されます。
今もっとも大切なことは感染拡大の防止ではなく、感染しても発症させない、すなわち不顕性感染。発症しても軽症で済ませる。そして多くの人が安全に免疫を獲得する。そのためには荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)が必要であるということです。いつになったら感染症の専門家はこのことに気づくのでしょうか。
漢方の製薬会社は、勇気を出して、新型コロナウイルスに対する荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の予防効果と治療効果について検証を開始すべきです。本日は荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の具体的な服用方法、そしていつまで服用すべきか?ということに関してお話しようと思います。
以前、お話しましたように、予防のためであれば、帰宅後、もしくは眠前に荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を1P服用していただきます。午前中にウイルスの暴露のリスクが高いときには、昼に1P追加していただいてもかまいません。
新型コロナウイルス感染後は重症化予防のために、1回1Pを1日3回、2週間服用していただきます。
新型コロナウイルス患者さんが、今後自宅療養することになると思います。そのときに同居する家族の方も基本的には、予防投与なので、眠前1Pの服用でかまわないと思いますが、患者様から咳をかけられたり、ドアノブを触れた手で自分の顔を触れてしまったときには臨時で1P服用し、1日3P服用することは構いません。
誤って1度に3P服用しても、1日に10P服用しても、その日ぐらいであれば、副作用は出ないと思います。
服用するタイミングですけども、基本的に漢方薬は生薬のオーケストラのようなものなので、野菜エキスなどが混じることでハーモニーが変化する可能性があるということで、昔から空腹時服用、すなわち食事と食事の間、食間もしくは食前服用をお勧めするというのが通例ですけども、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)に関しては、さほど注意は必要なく、食後でもかまわないとお考えください。ただし、ほかの漢方薬と合わせる場合には、2時間ほど間隔をあけて頂いたほうが安全だと思います。
食品との相互作用に関しては、ほとんどございませんが、タケノコとメンマ(シナチク)に関しては、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の効果を打ち消すと考えられますのでご注意ください。
苦くて飲みにくいというのが唯一の欠点です。はちみつとの相性はとてもよいと思いますので、苦みが気になる方、お子様に対しては、はちみつをうまく混ぜていただいて、服用いただければと思っております。
小児への投与量に関しては、換算表を参考にしてください。
成人15歳を1とすると、12歳が2/3、7歳半が1/2、3歳で1/3、1歳が1/4、6か月が1/5。だいたいこれを目安にしていただければと思います。
次に荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)をいつまで服用すべきか、ということに関して、お話します。荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)をいつまで服用すべきか、とても重要ですけども、とても難しい問題です。まず、流行が去って、感染のリスクが無くなれば中止できます。これは当然のことです。だけどなかなか難しい。日本が治まっても海外からの流入をどうやって防止するかっていう問題が起こってまいります。
感染して抗体、あとで詳しく述べますけども、IgG抗体があれば中止してよいということになります。
それからワクチン接種して抗体、これもIgG抗体ができていれば中止するということになります。
いずれか一つが満たされれば、服用の必要性がなくなります。おそらく、ワクチンが開発されるころになれば、あなたまだ感染してないの?・・・早くやっちゃいなさいよと、ほとんどの人が感染して抗体ができてますので感染したあとの人が後ろめたい思いで過ごすようなことはなく、むしろ早く感染して、抗体ができたほうがいいというような考え方に世の中が変わってくると思います。
新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスのように、季節が変わると自然に流行が治まるということは考えられません。人類のほとんどの人が感染し、集団免疫が確立するまでの数年間は感染のリスクはあると思います。たとえ、国内での感染リスクがなくなったとしても、海外でのウイルス感染が治らない限り、海外からのウイルス侵入リスクは残ってしまいます。ワクチンが市場に出るのは1年半後と考えられています。おそらくワクチン接種が行われる頃には日本人の多くの人が感染して、抗体を保有していると考えられますので、ワクチン接種が必要となる人は、極めて限られているということが予測されます。
麻疹(はしか)・風疹・水疱瘡・流行性耳下炎腺炎のワクチンを接種するときには、あらかじめ血液検査でIgG抗体を測定し、抗体がない人に対してワクチンを接種しているのと同じように、そのころには、新型コロナウイルスIgG抗体を測定し、免疫力のない人に対してワクチンを接種することになるということが考えられます。
ウイルス感染後の抗体の上昇について、図でお話しいたします。
まず、感染して1週間くらいで発症すると仮定しますと、まず最初に血液中に出てくるのがIgM抗体。2週間くらいをピークとしてその後、だいたい1か月、2か月で検出されなくなってまいります。それからIgG抗体が上昇し、これは半永久的に残ります。ですから、IgM抗体ていうのをはかると、まあ最近感染したなと、直後は無理なんですけども、発症してしばらくすると血液中に出るものですから、今感染してることを証明するためにこのIgM抗体をはかります。
それからIgG抗体ていうのはもう半永久的に残るといわれていますので、今まで感染の既往があり、ワクチンの必要がないかどうかを調べるためにIgG抗体をはかります。ですから、いつまで漢方薬を飲めばいいかということに関しては、IgG抗体ができたときには漢方が必要なくなると。IgG抗体ができたからもう絶対発症しないとはいえませんので、発症したときには漢方薬を服用していただくのはおすすめしますけど予防投与は少なくともしなくていいとお考えいただいていいと思います。
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は消毒液ではありませんので気道に付着したウイルスを不活化することはできません。ウイルスが粘膜から侵入して感染が成立したあと荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)による免疫細胞の賦活化により、発症の予防もしくは症状の増悪を抑制するように作用すると考えています。
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を服用していれば感染しないというのではなくて、感染しても発症しない、すなわち(不顕性感染)もしくは軽い症状で済む、すなわち重症化予防がその効果であると考えられます。
感染が成立すれば症状がなくてもIgM抗体そしてついでIgG抗体が増加します。荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)に期待するのはワクチン接種をするのと同様に不顕性感染により免疫を獲得するということだと考えています。
ですから荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)をいつまで服用するのか?というテーマに関しては、日本におけるウイルス感染のリスクがなくなるまでというのが1つ。それから血液検査で新型コロナウイルスIgG抗体が陽性になるまでというのが正しい答えになると思います。
感染拡大を食い止めるために行動制限をすることから感染しても発症させず、免疫を獲得するというふうに方向転換しなければなりません。このまま感染拡大防止のための行動制限をすると、日本経済は破綻してしまいます。どうか専門の方たちも早くそのことに気づいていただきたいと考えております。今回は荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の服用方法といつまで服用すべきかというテーマに関してお話いたしました。Dr.Yでした。
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•2020/04/04
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Dr. Y
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感染経路不明の新規感染者数が急増しています。感染者隔離と行動制限の効果が及ばず、ついに感染蔓延期に突入したと考えられます。ワクチン接種が実用化されるのは1年以上先のことであり、その頃には殆どの人が感染し、抗体を保有していることが予測されます。これからは感染防止ではなく、感染しても不顕性感染もしくは軽症で済ませることで、早期に集団免疫を獲得するように、対策を180度方向転換しなければなりません。荊芥連翹湯は、気道に付着したウイルスを不活化する作用はありませんので、感染を抑えることはできないかも知れません。しかし、感染しても発症を抑え、或いは重症化を抑える薬と考えられます。荊芥連翹湯の予防的服用により、不顕性感染している間に、抗体を獲得することが理想的なパターンであると考えます。荊芥連翹湯を服用しないで自宅に待機し続けることを選択するのか?それとも、荊芥連翹湯を服用して通常通りに経済活動をするのか?貴方の考え方次第です。ウイルス感染はいずれ終息に向かうと思いますが、それよりも経済活動の停滞による貧困や治安の悪化の方が、遥かに重大な問題となることが予想されます。
追記:動画でのIgMとIgGの推移の解説はウイルス感染症一般のデータを解説しまたが、国立感染研究所からの最新のデータ2020/04/01(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseas...%2週間で60%と予想外に感度が低く、IgG抗体は発症後1週間で7%2週間で97%と、抗体検査によるCOVID-19の発症早期の診断はIgMとIgGを組み合わせる必要があることが判明しました。
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