AGAIN,2005・10・17
昨日と一昨日の続きです。
10月16日(日)、日中は別にすることもないし福岡市内を観光する気にもなれませんでした。でもホテルを出発する際にフロントの女の子に近くの博多ラーメンのおいしい店を教えてもらいました。何件か教えてもらったのですが、たしか一風堂というラーメン店へ行ったと思います。これが実においしかったですねえ。そこで腹ごしらえをしてから、この日もゆっくりと福岡ドームへと向かいました。
この日も開門時間よりもだいぶ前に球場に着いてしまいました。ドーム周辺をぶらぶらしていたら、レフトゲート前ではマリーンズファンがマスコミにインタビューされていました。そのヒトは「マサだって1人の人間なんです。昨日のようなことだってありますよ!」、「今日必ず決めますよ!」たしかそんな感じでインタビューに応えていたように思います。「そうだよ!そのとおりですよ!」入場前に気持ちを同じくして来ていたマリーンズファンから勇気をもらった気がしました。
この日も3塁側内野指定席で観戦しました。昨日とはうって変わってこの日はもう最悪でした。四方八方をホークスファンに囲まれてしまいました。周りを探してもおそらく半径3m以内にはマリーンズファンを見つけることは出来ませんでした。隣りには熊本からホークスを応援に来たという母子が座っていました。彼らだってもちろん真剣です。試合開始前には少しだけ話をしたのですが、その後はいっさい私と会話をすることはありませんでした。この男の子が持っていた黄色いジェット風船にはたしか子供の字で「パナマうんがぁ~」とか書いてあったと思います。
第4戦のマウンドには小林宏之が上がりました。この試合もベニーのタイムリーでマリーンズが先制しました。もう前日の試合を引きずっている感はまったくありませんでした。その後同点に追いつかれるも里崎のソロが飛び出し2対1と勝ち越し。しかしご存知のとおりこの試合はズレータ1人にやられてしまいましたよね。またしても逆転負けを食らいました。しかも2対3の1点差。でも宏之は1人でよく投げ抜きました。打席でもみんな簡単にはアウトにならずにしぶとく粘っていたと思います。何回だったかは忘れましたが、たしかホークスの吉武のバント処理でしたかね。好フィールディングにチャンスを潰されたのが痛かったですね。
試合終了直後はもう昨日とまったく同じ光景。ホークスファンが総立ちになり、私は視界がまったくありませんでした。悔しくて悔しくてもうどうにも立ち直れない絶望感にさいなまれながら、またしても逃げるようにして足早に、いや走って天神行きのバス乗り場まで向かいました。やはり優勝は簡単には出来ないんだとつくづく思い知らされました。ホテルに帰ってきてテレビを見ていたら、ホークス関連の特番をやっていました。さすがは福岡ですな。当たり前ですがここはたしかに敵地なんだと改めて実感しました。「もうここまで来たら、明日ホークス優勝は間違いなし!」出演者はみんな口を揃えて同じことばかり言っていました。「たしかにそうかも知れないですね。」なんだか私までそんな気持ちになってきました。泣いても笑っても翌日にどちらかのチームの優勝が決まります。しかし17日(月)はもう観戦予定はありません。18日(火)はもう出勤しなければなりません。私は目に少し涙を浮かべながら、敵地福岡での最後の眠りにつきました。
またまたつづく
そうですね!日本シリーズ4連勝はもう祭りというかオマケ、ご褒美みたいなものだったと私も感じています。
やっぱり10.17の感動にはかないませんね。