藤城清治 光と影の世界展

於：そごう美術館（横浜）
入館料：バースディハガキで無料！（通常は１０００円）

私と藤城清治先生との出会いは、ミッションスクールに通っていた中学２年頃だったかと思います。
私が描いた聖句ポスター入選のご褒美に「絵葉書セット」を頂き、
何て幻想的で斬新な表現！と、子供心に感動
なので、今回の展覧会はとっても期待大！でした。

薄暗い会場の中に、色とりどりの影絵が浮かび上がっている様は、まるで夢の国
あまりにも美しすぎて、嫌なことなんか全部忘れてしまいそう・・・
御歳８３歳を迎えながら、尚衰えない創作意欲にはただただ感嘆するばかり。
でも、円熟味を増した最近の作品よりも、以前の切れ味鋭いシャープな線の作品の方が、
シンプルな「影絵」っぽくて好きかも。

どれも良かったけれど、特に良かった作品は・・・
クリスマスの鐘、光彩陸影、こびとの楽園、
ルードヴィヒⅡ世とノイシュヴァンシュタイン城、でしょうか。
「クリスマスの鐘」は、教会のステンドグラスを非常に細かく再現してあり、
執念とも言えそうな熱意には涙が出そうになりました。

作品数も１６０点と多いし、都会に居ながら違う世界に行ってみたい方には本当にオススメ！
展覧会の詳細については、こちら。

しかし、ポストカードが１枚２００円は、ちとお高いなあ