まりねこの足あと

映画、美術展の感想を書こうと始めたものの、いつの間にかアニメ感想&グッズ中心となったブログ。

マネとモダン・パリ

2010-07-18 14:33:10 | 美術展
於:三菱一号館美術館(丸の内)

三菱一号館美術館の開館記念展、ということで、下見も兼ねて行って来ました。
丸の内は、私が昔ここで働いていた頃よりも、凄い変貌を遂げていますね

パリのオルセー以外では、バラバラに観ていたマネの絵ですが、
こうしてまとめて観ると、やっぱり上手い人なんだなあと納得。
黒を多く使っていても、決して暗くなりすぎず、シックにまとまっているのは、
スペインに行った影響なのかも。

「街の歌い手」
私は自分の力で生きているのよ、という女性の気の張りようが、
上手く描かれているな、と思いました。

「死せる闘牛士」
死ぬまで誇りを失わなかった、闘牛士の勇気ある姿に拍手

「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」
チラシよりも、本物の迫力の方が百倍凄い
特に鑑賞者の心を掴むのは「目ヂカラ」。
マネが、かなりこのモデルさんに入れ込んでいたことが分かります。
この1枚を観るだけでも、この展覧会に来た価値はあります!

「ラトゥイユ親父の店」
庭に降り注ぐ明るい光は、ナンパ男の気持ちの表れ?
ノーテンキさがいいですね

美術館自体は、昔の建物を復元しているので、
レトロな雰囲気ですが、何しろ展示室が狭い・・・
週末は、押すな押すなのイモ洗い状態になりそうね・・・
火曜以外は遅くまで開館しているので、鑑賞は平日の夜をオススメします。

そして、靴音がコツコツと部屋中に響く!
ここ気付かなかったのかなあ

今月25日まで!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿