幕張でポタリング日記

自転車趣味や好きなアニメやら思いついたことをチラホラかきちらしています

金曜朝の震電

2023-11-28 11:13:00 | 日記
"映画初日ってずっと土曜日だったのにそういえばいつから金曜日になったんだろう?"

そんな疑問を持ちつつも、さほど大した事柄でも無い為に後で……としつつずっと未解決のままでしたが、やっと調べてみたのです。

とは言っても何も難しい事は無くググればすぐに出てきた程度ですが。

「プレミアムフライデーに協力する為」だそうです。

そういえばありましたね、そんなのが。

世間を知らない恵まれた立場の一部官僚が考えたであろうお花畑施策、という批判はともかく映画初日が金曜になったのは案外最近の事でした。


きっかけはそうであってもSNS全盛の現在ですから初日の口コミ等で盛り上がり、土日での鑑賞客増加に期待ができるようです。

まぁそれだけにネタバレを踏んでしまう危険も多いわけですが……


ぼくはストーリーのネタバレはあまり気にならない。

むしろ作品によってはおおまかなあらすじを知ったうえで見たいくらい。

あまりドキドキハラハラしたくないんですよ。

でも、演出面でのネタバレは絶対に避けたいのです。

だからなるべく初日初回に行くようにはしています。

仕事のパターン的に金曜午前中に観に行ける環境だからこそというのもありますが。

「トップガン マーヴェリック」なんて初日初回で観て本当に良かった。

あの前作を完全にオマージュしたプロローグ部に「オレたちのトップガンが帰ってきた!!」とあまりに嬉しいサプライズに涙を流しながら喜ぶ事ができたのですから。

案の定、初日午後にはその興奮のツイートが乱れ飛ぶ事になりました。

逆に「知ってしまった」のは仕事でリアルタイム視聴出来ず録画となったTVアニメでのレヴュースタァライト。

作品全体を通しての山場の一つとなるレヴュー曲が「Star Divine」だった事をふと開いてしまったTwitterで知ってしまったのです。

やっぱりOAを見て「Star Divineキター‼︎‼︎」と大興奮したかったよ。


今月11月3日に公開初日だった「ゴジラ−1.0」も初日初回に見に行って良かった。

本当ーに良かった‼︎

太平洋戦争戦中戦後の時代で描かれた今回のゴジラ。

当然気になるのは「ほとんど戦力と呼べる物を失った状態でどうやってゴジラと戦うのか」です。

駆逐艦「雪風」や「響」が出てくるのは予想できました。

幸運にも太平洋戦争を生き残り、戦後の賠償艦としてそれぞれ台湾・ソ連に引き渡され第ニの人生を送った長寿艦ですから。

でもまさか重巡洋艦「高雄」が颯爽と表れてゴジラに砲撃するシーンが見られるなんて!

史実では確かに高雄は生き残りはしたのですが、係留されていたフィリピンで戦後接収されてそのまま自沈処分されたのですから、それが日本への回航途中にゴジラ発見の報を受け急行。

それも接収後の回航というのに武装解除されておらず砲弾が搭載されているのはまぁなんと都合の良い設定だろうとは思いますが、その「ゴジラvs高雄」というあまりに魅力あるビジュアルに大興奮なわけですよ。

そして、切り札となる戦闘機の登場です。

残っている戦闘機は全て連合軍に持ち帰られるか調べて尽くされ燃やされるかで一機も残っていないその時代。

"大戦末期に開発され、試験初飛行直後に終戦となり「倉庫の片隅で忘れらていた機体」"

そんな都合の良い戦闘機があるわけ…… ん?

"あまりに特殊で操縦も難しい"

!!!!!!!!!!!
 
あれか!?

あれ、来ちゃうのか?

もうこの時点で期待と確信で心がざわめきじっとはしておらず足をバタバタとしてしまう(空いている金曜朝で良かった)

倉庫の扉が開かれ光が差した機体はカバーがかけられてはいても異様に地上高が高く脚が長い特異なシルエットに

「震電」きたーーー!っっっーーーー!!!!!

もう興奮絶頂ですよ。



あまりにオタク中のオタクな機体のチョイス。

「高雄」が武装されていたのだから一機くらい使える零戦や飛燕や疾風があるとなっても驚かない。

でも、ゴジラと戦う切り札はメーサー車やスーパーXや機龍(メカゴジラ)なのだからここは零戦では無く震電なんですよ。

主翼とプロペラが後ろにあるエンテ翼に推進式、そして左右主翼に突き刺さるように上下に伸びた垂直尾翼という当時の機体からするとあまりにも奇抜なスタイリングも持つ震電。

ほんの短時間の試験飛行しかしていなかったことから「実は大した性能ではありませんでしたー」という事も無く伝説化され神格化すらされているこの震電。

量産化が間に合ってたら歴史は……とif戦記物も勇ましい震電。
(まぁRX78ガンダムが無くても連邦軍は勝っていただろうし、震電一機種があってもどのみち日本に勝ち目があるわけ無いけれど、広島と長崎に侵入するB29を震電が屠れば確かに少しは歴史が変わるかもね)

だからこそたった一機でゴジラと対峙するに相応しいこの震電。

でっかい日の丸(震電と雷電は日の丸がデカい)がゴジラと戦ってんだよ!

戦後の誇りを失った日本に力強く光る日の丸。

もう泣きそう。


やはりというべきか、SNS上で「高雄強い!でも沈められた」「震電!震電!震電!」といったツイートが乱れ飛び、日曜日にはもう1/72震電プラモが在庫無しとなり、40年以上前から変わらず(凸モールド!)売られている1/48すら売り上げを伸ばしついには再生産が決定される。

しかもゴジラ−1.0パッケージに差し代えるという商魂。

あんな凸モールド、箱を開けてビックリ作って困惑だろうw

まぁ、ぼくはぼくでボークスの震電再生産、1/48にするか1/32にするか(価格が倍に近く違う)で悩み中なのですが。


まぁそんなわけで、やっぱり映画は初日初回に限る! という事でした。


でもまだ「駒田蒸留所にようこそ」観に行って無いんだよなぁー





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