スポーツ、特に国の代表同士による大会は根底では争い事にルールを課した代用戦争という面もあるので憎悪や確執なんかも生まれて決して綺麗事だけでは済まない物ですが……
昨日のWBC日本vsチェコは見ていてとても気持ちの良い試合でした。
もちろん日本が勝った、佐々木ろーきが自責点0に抑えた(失点1はSSのエラーによるもの)というのがあるにはあるのですが、それとは別にチェコの選手が実に楽しそうに野球をプレイしているのが印象的な一戦でした。
ろーきの160kmストレートがデッドボールとなり悶絶する選手も立ち上がった後は実に清々しくもうこのチームにはリスペクトしない理由はどこにもありません。
野球がマイナースポーツである国ゆえにほとんどの選手が仕事を持っている傍ら野球で代表チームとなる。
そんな中でろーきの160kmオーバーを打ち返し、ショーヘーオオタニを三振に取る。
戦前楽勝かと思えていたのに始まって見ると先制点を取られた挙句こちらはその(NPBレベルではない)投球になかなか好打が出ず不安にもなっだけれどこれが野球の面白さだよね。
ただ、TV放送で"チェコに野球殿堂のようなものがあるならあの大谷翔平から三振を奪った球を展示すべき"と言っていたのは流石に失礼なんじゃないかな。
チェコ側がそれを考え実行したなら「わかるぅー」となるのですが、それはこちらから言って良いことでは無いと思うのです。
さっきチェコが韓国に敗れた事によって日本代表の準々決勝進出が決まったのですが、チェコには勝って欲しかったな。
それだけ好きになってしまう素晴らしいチームでした。
また初戦の中国も3大会後くらいには侮れないチームになっていそうな予感もあるチームでした。
日本が自国のレベルに自惚れている間に中国がそれが粗悪品でも量産に量産を重ね経験をどんどん積み今や日本を追い抜いてしまった分野なんて数えきれないほどあるのですから。
中国はホントーに怖いよ。
良い意味でも悪い意味でも。
