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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

京おどり装合わせ

2024-02-21 23:46:00 | 京都花街

都をどりの衣装合わせに先立って、2/14には宮川町の「おどり」の衣装合わせが行われていました😊



(報道系サイトからお借りしています)


宮川町の歌舞練場は現在建て替え中のため、春秋座にて公演が行われる予定です🎵


「時旅京膝栗毛」と題し、ちょっと珍しいタイムスリップものを取り入れつつ、色々な時代の京都を旅する物語のようです😳


古典が中心の都をどりとは違い、京おどりは新しいものを取り入れることも多いので、初めての方も観やすい舞台になりそうですね💕



都をどり衣装合わせ

2024-02-20 20:43:00 | 京都花街

今年も京都五花街の春を代表する祇園甲部の「都をどり」を前に、2/19に衣装合わせが行わました😊


(報道系サイトからお借りしています)


今年で 150回目となる都をどり。この数年は耐震工事のため別の場所で行われていましたが、昨年からはリニューアルされた祇園甲部歌舞練場での開催となっています🎵


「源氏物語舞扇」と題し、大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、「夕顔」「葵」などの巻を取り入れた舞踊を含

む全8景。


例年通り、最初と最後には揃いの水色の衣装での総踊りがあり、今年も華やかな舞台が繰り広げられます💕


実は今年は娘を連れて都をどりを観に行く予定になっていますので、余計に楽しみです😊


初めてなので今年は都をどりだけですが、何年かしたら都をどりに京おどりにと、一緒にはしごしながら観に行けた嬉しいですね✨



祇園甲部「初寄り」

2024-01-12 23:31:00 | 京都花街

毎年113日には、京都最大の花街である祇園甲部で「初寄り」と呼ばれる行事が行われています。これは祇園甲部唯一の舞の流派である「井上流」お家元宅へと芸舞妓さんたちが集まり、お稽古始めのご挨拶をする行事です😊



祇園甲部では松の内🎍115日まで)は紋付の正装を着ることになっているため、黒紋付を着る正月三が日・7日の始業式・小正月である15日以外は色紋付の正装を身に着けており、この初寄りにも色紋付を着て集まります💕


黒・白・赤のコントラストが艶やかな黒紋付もキリッとしていて本当に惚れ惚れするほど美しいですが、それぞれに様々な地色の色紋付を着た芸舞妓さんたちが集まるのはまた別な華やかさがあります😍


紋付なのでやはりどのお着物も普段のお座敷着よりも格調高い色柄ですし、手の込んだ友禅が施されていますので、この日の様子が様々なブログにアップされるのを毎年楽しみに待っています


他のお座敷着に比べて地色の色合いは少し強いものが多いような気がしますが、その格調高い柄は礼装の別誂えの参考にさせてもらっています❤️


今年も色々な方のブログを巡ってたくさんのお写真を拝見したいと思います😍



京都花街「始業式」

2024-01-09 23:24:00 | 京都花街

京都の花街では、毎年17日に始業式が行われます♪


各花街には、芸舞妓さんが現役中はずっと通い続ける、踊りや三味線や鳴り物や茶道を教える学校がそれぞれあって、その始業式とともにお仕事が始まります😊




(画像は報道系サイトからお借りしました)


京都最大の花街・祇園甲部にある「八坂女紅場学園」でも始業式が行われ、黒紋付の正装に身を包んだ芸舞妓さんたちが、今年も一年芸に励む誓いを立て、昨年の花代売上優秀者の表彰があって、気持ちを新たに一年を始められます💕


始業式のあとは、姉妹筋ごとにお茶屋さんを回って、新年のご挨拶をされます。黒紋付の正装は限られた期間しか見られない特別な衣装で、年長の舞妓さんだと黒紋付のときだけの髪型を結っていたりしますので、よりいっそう華やかな姿をされていて、見ているだけで幸せな気分になります❤️


(画像は報道系サイトからお借りしました)


普段はあまり目立つ簪をされない芸妓さんも、お正月だけは本物の稲穂🌾で出来た簪をつけています。舞妓さんもつけているのですが、この稲穂から3粒おすそ分けしてもらい紙に包んでお財布👛に入れておくと、お金が貯まるそうですよ♪


また、この簪には白い鳩🕊がついていて、最初は真っ白な鳩なのですが、この鳩の目に好きな人に目を書いてもらうとその人と結ばれる、なんてお話もあるそう💕


やはりお正月の装いですから、おめでたい話題のあるものが多いのでしょうね


普段の色とりどりの衣装も素敵ですが、黒紋付姿はキリっと引き締まっていて、年少の舞妓さんであってもかっこいいなぁと思ってしまいます😍



京都花街「事始め」

2023-12-13 23:05:00 | 京都花街

今日1213日。現代でも古くからの伝統を脈々と受け継ぐ京都の花街では、「正月事始め」の行事が行われました♪


そもそも正月事始めとは、新年を迎えるための諸々の準備を始める日のことで、江戸時代からこの日に煤払い(大掃除)をしたり、松迎え(門松🎍の材料や、薪にする材木を伐りに山へいくこと)を行ったりしていました。


また、お世話になった方々へ一年の感謝を込めてお歳暮をお贈りするのもこの日からで、この日に贈り物を持ってご挨拶に回る習慣が京都には残っています😊


そんな京都にある五花街では、この日に芸事のお師匠さんやお茶屋さんなどへ、芸舞妓さんがご挨拶に回る行事があります💕




(画像は報道系サイトからお借りしました)


京都最大の花街・祇園甲部では、祇園甲部唯一の舞の流派・井上流お家元邸へ、芸舞妓さんたちが姉妹筋ごとに揃ってご挨拶に伺います。


敷物の敷かれた広間の奥には事前に芸舞妓さんや置屋さんから届けられた鏡餅が雛壇に飾られていて、その前でお家元に「おめでとうさんどす。相変わりませずおたのもうします」と芸舞妓さんがご挨拶し、お家元からは「おきばりやす」というお言葉と共に新しい流派の扇を頂くのが慣わしです♪



(画像は報道系サイトからお借りしました)


たいていの芸舞妓さんは「そんなり」とよばれる普段着のお着物👘でご挨拶に回られます。普段着と言ってもお稽古用の着物ではなく、訪問に相応しいきちんとした装いの方が多いようですね。早い時間からお花が付いている場合には、お座敷着の方もいらっしゃいます❤️


こうして昔からの習慣を変えることなく毎年同じように続けていくというのは、簡単そうでありながら本当は難しいことなのだと思います💦


きちんと「受け継ぐ」意志がなければ、時代の流れの中で楽な方向へと変わってしまったり、途絶えてしまったりするものでしょう。


私も毎年こうして同じ日の花街の行事を記事にしていますが、こうすることで、「変わらないもの」に安心感を得たいのかもしれません😊