ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

夏の悩み

2016-07-08 | 生態・行動
大雨・強風の日々を乗り越え、7月の眩しい光。
どこからか聞こえて来る初々しい蝉の鳴き声。
いいな・・・心弾む好きな季節。
でも・・・Zionを思うと、好きでなくなる。

高温注意報、最低気温29℃、早朝から蒸し暑い。
7月3日はそんな日だった。
散歩を早く切り上げようとすると、
Zionは断固として踏ん張った。



暑いのに、遠くへ遠くへ歩きたいのだ。
木枯らしの季節、そうしたように。

それほど散歩が好きなのに、
無理やり連れて帰られるのもストレスに違いない。
そう思い、ある程度はZionの意思を尊重する。

その夜、Zionは下痢をした。
やはり、体には負担がかかるのだ・・・



それでも翌日は復調し、相変わらずの願望を主張する。
心は、どこまでも冒険と探究心に満ちている。

もしも、人が読書や新聞・TV・ネットなどの情報を制限されたら、
著しくつまらないばかりか、精神が不安定になるだろう。

犬にとって散歩は、まさに同等の価値を持つことを思うと、
運動することだけでなく、心の充足を大切にしてあげたい。

いかに体調を崩すことなく、願望に沿えるか。
やっぱり今年の夏も、課題になる。



キッチンの小窓から夏が見える。
家の中は室温20℃~23℃、湿度40%ほど。
散歩に出た時の気になる温度差、湿度差・・・

体に暑さの負担がかからない距離や時間の中で、
Zionの心が満ちるような散歩とは・・・



夜は早朝より暑いから、少しだけ歩く。
納得はしていなくても、説得に応じるZion。

夏だって、質のいい散歩を目指したい。

Zionに話しかけると、私の目をじっと見つめた。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!





この記事についてブログを書く
« ある日のほっこり | トップ | 光と影の合間から »

生態・行動」カテゴリの最新記事