第3幕 ダイアナの神殿近くの海岸
バッカスを讃える祭りで始まります。
ケレスとイアセイオン、ペルセフォネとプルート、テレプシコーラとアポロ、と神話の人物が登場するも、ハープを手にしたテレプシコーラ, 黒い衣装のプルートくらいしか判別つかず。
皆がそれぞれディベルティスマンで各々の踊りを明確に披露するわけでもないのですがにぎやかに盛り上がったところでアミンタ登場。
シルヴィアはダイアナの神殿にいるのでは?と探しに来たアミンタ。
あら、あなた、オリオンの洞窟をご存知なくてこんなところをうろうろしていたの?
と突っ込みたくなりますが、そこにエロスの船が。
お付きの女性たちの中にヴェールをかぶった女性が一人。
そのヴェールをあげるとシルヴィア。
再会を喜ぶ二人。
美しいドリーブの旋律にのせて、シルヴィアのソロ。
続いて山羊のカップルの踊り。
中国のポーセリンのように身体に白地にブルーやピンクの小花模様を描いたような衣装が印象的。
ここは女性の山羊のユフィ・チェさんが俄然目立って可愛らしかったです
そして2人のグラン・パ・ド・ドゥ。
壮麗なシーンで美しい。
ここまでずっと情けないキャラだったアミンタがようやくここに来て、堂々とシルヴィアをリフトして真ん中で踊ります。
と、そこに乱入してくるオリオン。シルヴィア奪還に現れたのですね。
もうGPDDまで来たところでいきなり悪役の登場っていかにも遅すぎって感じですけど(笑)
オリオンとアミンタがつかみあいになり、神殿に逃げ込むシルヴィア。
すると神殿から何事、この騒ぎは!とお怒りのディアナ登場。
オリオンのせいらしいと矢を射ると、哀れ致命傷を負った彼はよろよろと舞台から姿を消します。
あとはシルヴィア!と怒りの矛先が向けられますが、
昔ディアナが羊飼いのエンディミオンに恋した記憶を幻影で蘇らせて、ほらあなただって・・・とエロスのとりなし。
大団円。
最後に現れて迫力の演技でその場を仕切るディアナ役のラウラ・モレーラも印象的な強さでした。
というか最後に場をさらう美味しい役どころかも、ディアナ。
作品としては構成も不思議で、内容も「スパルタクス」と「眠り」と「海賊」をMIXしたような味わいで、決して大傑作とは思わないのですが(なので、アシュトン作品の保存に特別の意義を感じているロイヤル以外であえて上演するカンパニーはないでしょう・・・)、闇のなかに超自然な神と妖精と人間が行きかうおおらかな古代の息吹を丁寧な美術と演技で見せるスタンスはロイヤルならでは。
圧倒的な感動はないにせよ、作品の知名度の低さからチケット販売面での苦戦が予想されたでしょうに、あえて今回、来日公演にこの作品を持ってきたロイヤル・バレエの英断に感謝しつつ楽しんだ舞台でしたl
バッカスを讃える祭りで始まります。
ケレスとイアセイオン、ペルセフォネとプルート、テレプシコーラとアポロ、と神話の人物が登場するも、ハープを手にしたテレプシコーラ, 黒い衣装のプルートくらいしか判別つかず。
皆がそれぞれディベルティスマンで各々の踊りを明確に披露するわけでもないのですがにぎやかに盛り上がったところでアミンタ登場。
シルヴィアはダイアナの神殿にいるのでは?と探しに来たアミンタ。
あら、あなた、オリオンの洞窟をご存知なくてこんなところをうろうろしていたの?
と突っ込みたくなりますが、そこにエロスの船が。
お付きの女性たちの中にヴェールをかぶった女性が一人。
そのヴェールをあげるとシルヴィア。
再会を喜ぶ二人。
美しいドリーブの旋律にのせて、シルヴィアのソロ。
続いて山羊のカップルの踊り。
中国のポーセリンのように身体に白地にブルーやピンクの小花模様を描いたような衣装が印象的。
ここは女性の山羊のユフィ・チェさんが俄然目立って可愛らしかったです
そして2人のグラン・パ・ド・ドゥ。
壮麗なシーンで美しい。
ここまでずっと情けないキャラだったアミンタがようやくここに来て、堂々とシルヴィアをリフトして真ん中で踊ります。
と、そこに乱入してくるオリオン。シルヴィア奪還に現れたのですね。
もうGPDDまで来たところでいきなり悪役の登場っていかにも遅すぎって感じですけど(笑)
オリオンとアミンタがつかみあいになり、神殿に逃げ込むシルヴィア。
すると神殿から何事、この騒ぎは!とお怒りのディアナ登場。
オリオンのせいらしいと矢を射ると、哀れ致命傷を負った彼はよろよろと舞台から姿を消します。
あとはシルヴィア!と怒りの矛先が向けられますが、
昔ディアナが羊飼いのエンディミオンに恋した記憶を幻影で蘇らせて、ほらあなただって・・・とエロスのとりなし。
大団円。
最後に現れて迫力の演技でその場を仕切るディアナ役のラウラ・モレーラも印象的な強さでした。
というか最後に場をさらう美味しい役どころかも、ディアナ。
作品としては構成も不思議で、内容も「スパルタクス」と「眠り」と「海賊」をMIXしたような味わいで、決して大傑作とは思わないのですが(なので、アシュトン作品の保存に特別の意義を感じているロイヤル以外であえて上演するカンパニーはないでしょう・・・)、闇のなかに超自然な神と妖精と人間が行きかうおおらかな古代の息吹を丁寧な美術と演技で見せるスタンスはロイヤルならでは。
圧倒的な感動はないにせよ、作品の知名度の低さからチケット販売面での苦戦が予想されたでしょうに、あえて今回、来日公演にこの作品を持ってきたロイヤル・バレエの英断に感謝しつつ楽しんだ舞台でしたl
そう~{ルンルン}
本当にROYALらしい演目で、見られて良かった~と思いましたわ{ラブ}
>シルヴィアちゃんは本当にアミンタでいいのでしょうか。
ここウケました!
確かにエロスの仕業で盲目になっているだけで、シルヴィアを洞窟に奪還に行くほどの力量も行動力もなかった彼(と決め付ける)。
告白した彼女に矢で射られる、というのも結構な仕打ちではありますが(笑)、うろうろしている間に戻ってきた彼女がすっかりラブラブモードになってくれていることに何の疑問も持たず問いかけもせずにラッキー?とばかりPDDを踊りまくる意外な調子のよさに一抹の不安を抱いたのはわたくしだけでしょうか?
元来勝気な彼女がお相手に選ぶにはやや男として器が小さいのでは・・・と思ったり。それこそ余計なお世話でしょうが{ハッピー}{爆弾}
>アシュトン作品の保存に特別の意義を感じているロイヤル以外であえて上演するカンパニーはないでしょう・・・
爆!
まったく(^O^)
ロイヤルのこういうところは大好きです。
「シルヴィア」で終わってたらかなりヒット感が高かったかも(笑)
シルヴィアちゃんは本当にアミンタでいいのでしょうか。
そこが気になります(笑)