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maria-pon

お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

「モード・オブ・バービー展」

2014-08-19 10:53:22 | ART
2014年8月5日(火)~17日(日)
渋谷の西武A館7Fスペースで行われた、バ―ビ―人形の生誕55周年記念展「モード・オブ・バ―ビ―展」を観て参りました。


会場に並ぶのは、約250点のバービーたち。
バービーは、米マテル社が1959年にニューヨーク・トイ・フェアで発表したファッションドール。
1962(昭和37)年に日本でも正式に発売され、この頃のバ―ビ―の服や小物は仕事が丁寧で、小さなものを創意工夫で作りだす職人芸が息づく東京で作られていたとか。
細かいところまで良くできていて感心します。

これは、1964年のスクール・ポニーテール・バ―ビ―の1965年コレクション、「プードル・パレード」。
ドッグショーで愛犬のプードルが賞を!という場面で、バッグにプードルがいたり、トロフィーまで付属品が作られていて感動。
個人的にこの時代のファッションが大好きなので、ワクワクしてみておりました。

コレクター関口泰宏さんのコレクションで初期から現代までを振り返る「ファッションヒストリー」や未公開コレクション、クリエーターとのコラボドールなどが紹介されていて、観ごたえ充分。

 流し目に赤いリップ、5枚の布を縫い合わせて作られたボーダーのスイムウエアの初代バービーをはじめ、当時、米本国では水着姿が主流だったのに対し洋服を着させて販売した「日本仕様」や、植毛のまつ毛とストレートヘアが特徴的な「モッズ期」(1965年~)、白い歯がのぞく笑顔の「スーパースター期」(1977年~)など、ドールの変遷を目の当たりにすることが出来、時代とファッションをコンパクトに表現したバ―ビ―の世界、見ていてとても楽しかったです。
同じディオール調のスーツでも、膝下タイトに7分袖のアメリカ版と膝丈ミニに長袖の日本版があったりしてそんなこだわりにも感心。
70年代からは素材がぐっと安っぽく?なって、付け睫毛も目頭から目尻まで同じ長さがふさふさしてちょっと雑な感じ。
21世紀から経営方針が変わったのか、デザイナーや作家とのコラボレーションで、驚くほど精巧なファッションドールの世界を堪能できます。


バ―ビ―のイラストなどでも有名な「リゼット・バ―ビ―」2001年。

2003年、NYのグッケンハイム在団の展覧会に出品されたドレスをまとったアルマ―二・バ―ビ―。

左がヴェルサーチ、右がウェディングドレスで有名なヴェラ・ワン。2004年。
ヘアメイクもデザイナーの指示でカスタマイズされているそうで、そこも含めての世界観を堪能できます。
いかにも、なお顔立ちに仕上がったバ―ビ―を見比べるのが楽しい

これはデザイナーの顔写真とコメントが入ったスペシャルBOX入りの「ライフ・ボール・バ―ビ―」
Valentinoでエレガントゴージャス。他にラクロワなど3体が展示されていました。

クリスチャン・ルブタンコレクションも。
後ろ左の3体はSANRIOで、左から3つ目が2007年「HELLO KITTY」左端はMyMelodyです^^

意外と(?)楚々としたコム・デ・ギャルソン。2009年。

個人的にツボだったのが
「女の子の憧れの職業」バ―ビ―。手前左端のアーティスト、右端ショーダンサー、その隣のバレリーナ^^
後ろの列左から3体目のファッション・エディターのコーディネートは今でもそっくりそのまま真似したいほど好みですv


最後のコーナーに今の日本の有名人とのコラボコーナ―がありましたが、この人形作家さんの和の花嫁バ―ビ―は優雅で秀逸。べっこうの簪まで丁寧に作られていて思わず見行ってしまいました。

ヘアメイクコンセプト全てに完成度が高くて2度見したのがこちら。
銀のスパンコールのショーハットとスリットの中のピンクのガーター黒網タイツが洒落ていてステキ。
女優の萬田久子さんのプロデュースでした

場内写真撮影可、ということと、渋谷という土地柄もあってか、若いファッション好きの女性で大賑わい。あ、これ好き!これイイ!と友達どおしでワイワイ言いながら盛り上がって写メの流れで、会場は熱気に溢れていました。



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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (まりあ)
2014-08-19 22:11:28
maria さん、素敵なバービーさん達をご紹介いただいてありがとうございます。
私も大好きですっ。
大変ご無沙汰をしておりまして、私のことを覚えていただいているとよろしいのですが。。。
LondonのNaoko s さんのブログで時々お話しさせて頂いておりました。
最近は好きなダンサーの皆さんがどんどん引退、最近のバレエには少し距離がある私です。
マリンスキーのロンドン公演の最中でしてNaokoさんがログをあげて頂けるのでは、と期待していたのですが、
全くUPされていないのですなんだかとてもきがかりになり、思い切ってお聞きさせて頂きました。mariaさん、Naokoさんの近況は何かご存知ではないしょうか?
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Unknown (maria-pon)
2014-08-20 09:05:52
まりあさん、おはようございます{笑}
そして・・お久しぶりです!
もちろん、覚えておりますとも^^

Naokoさま、そうですね、最近あまりUPされていませんね・・。
オペラ座でアニエスまで引退、ということで、もう残るはオレリー、エルヴェ、マチュー、ドロテあたりまででしょうか、エトワールとしてワクワクさせていただけるのは。
そしてシュツットガルトでも、大量のスターダンサー引退・・・。
アイシュバルト様の引退の報には息を呑みました。
ショックすぎて・・。

以前、一番力をいれて御覧になっていたイレール引退以降、ボリショイ、マリインスキーを御覧になってはいらしたものの、ちょっとバレエについては以前のようには御覧になっていないと。
音楽の方の御趣味もおありなので、多角的に趣味の御活動はされているのではないでしょうか。
音楽記事を頻繁にUPされていたこともおありでしたが、バレエ記事を期待して訪れる読者の反応があまりないので、UPされなくなったのかなと勝手に思っておりました。

あまりお役に立てそうなお返事でなくてゴメンナサイ{ショック}

バ―ビ―ドールの記事、お楽しみいただけたようで嬉しいです。
わたくしも気軽に訪れたのに思いのほか熱く観賞してしまいました{リボン}

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Unknown (まりあ)
2014-08-20 10:43:42
>maria-ponさん お返事頂きありがとうございます。それにご記憶頂き嬉しいです。 世界的に芸術に対する国家の予算が減少、ダンサーの職業的ステータスの低下と共になり手が減少しているのですよね。特に男性。生活が成り立って行くように改善されない限りこの流れは止まらないと思います。前回のマリインスキー来日公演もかなりガックリしましたし、でも先日のエトガラは久しぶりに満足致しましたよ。超暑い渋谷は疲れましたが。Naokosさんの近況は多分mariaさんのおっしゃるような状況かと。たまにはブログでお話ししたいなあと思いますが。。
mariaさん、またお話しさせてくださいませね。
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Unknown (maria-pon)
2014-08-21 07:25:13
まりあさん、おはようございます{笑}
エトワールガラ、出演者が二転三転したり、もとより会場が苦手なオーチャードでしたので、今回はスル―したのですが、最終的にとても良い公演に仕上がったみたいで評判よいですよねv
フォーゲル君とマチューに挟まれたシアラヴォラが羨ましい発言とかいろいろツイで観ました^^
確固とした国の予算枠が割かれる分野としてある種アンタッチャブルな領域でなくてはならないと思うのですよね・・・芸術って。民間頼みですとカザルスホール、津田ホールの閉鎖など、素晴らしい文化事業として立ちあげられ、その芸術分野で活用されても、結局は母体の経営方針、経済状況に左右されてしまう・・。
民間で競争力がある存在に高めていかなくてはと意気軒高な熊川氏のような頼もしい意見もありますが・・・。
このところ、(多分来年の2月15日までは^^;)ヅカ関連の記事が多く、お越しになりづらいかもしれませんが、またどうぞお気軽にお声をかけてくださると嬉しいです{うさぎ}{ハート}

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