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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

東宝「ロミオとジュリエット」at 赤坂ACTシアター ①

2011-09-14 15:07:58 | Musical
今日、これから、赤坂ACTシアターで「ロミオとジュリエット」を観てきます。

2010年夏、宝塚星組で初演のフランス版、ジェラ―ル・プレスギュルヴィック作曲・演出のミュージカル。
2011年お正月、宝塚雪組で、音月桂のTOP男役お披露目公演として、大劇場で再演されたのがまだ記憶に新しい、この作品、日本版の演出は、海外ミュージカルの翻案には絶大なる安定感をみせる小池修一郎が担当。
女性だけで演じられた宝塚版とはまた違った趣向もありそうで、この東宝版もまた楽しみです。

今回はCASTにも色々と面白そうで・・・

ロミオ、ジュリエット、ティボルト、マーキューシオ、そしてダンサーの「死」が役替り。
定番CASTは、涼風真世さんのキャピュレット夫人の歌、大鳥れいちゃんのモンタギュー夫人の美しさ、未来優希さんの乳母の歌と演技が楽しみです。
あと、石川禅さんのキャピュレット公、浦井健治くんのベンボーリオ辺りも安定感がありますね。

役替りメンバーは、
ロミオが、昨年、トート役で「エリザベート」に新風を吹き込んだ(というか演技はナチュラル過ぎ?歌はまずまず、ヴィジュアルの存在感は素晴らしい)城田優くん。
ジュリエットが、これはふたりとも新人さんですけど、一際小柄な昆夏美さん。
オーディションで選ばれたらしく、きっと才能のある人なのでしょう。
ジュリエットらしい初々しさにも期待。


そして、実は、ここで観よう!と思ったという・・・
「死」のダンサーが元・東バの中島周くん。
プリンシパルに上り詰めての突然の退団に、どうしているのかしら・・と思っていたら、こんなオーディションを受けていたのですね^^
「死」のもう一人はストリートダンス系のカリスマ大貫さんで、こちらも話題の人。
色々と楽しみです




観てきました!
やっぱりこのロミジュリはいいですね!!
作品力を感じました。
来秋にフランスチームが来日するそうですが、そのチラシ、TBS、東宝、ホリプロ、梅田芸術劇場が主催になっているので、今回と同じハコで上演されるのでしょうか。
先の話ではありますが、これは観なくては!と思っております。

宝塚版との違いは、「愛」と「死」の2人のダンサーが象徴的に登場していたのが、「死」の男性1人になったこと。
ジュリエットの母が歌っていた”結婚には愛はいらない”SONGは乳母が担当。
乳母の歌に続いて、パリスとの結婚を命じるにあたり、母は愛のない結婚とジュリエットが愛人との子供だという衝撃の告白を。フランス版ではあったこの歌、スミレコード的にソフトな設定に変えるべく、省いたのでしょうが、復活していました。
これだけヘビーなお話の後ゆえ、ジュリエットの舞踏会を前に、心から愛することの出来るヒトと出会いたい、という歌も、乙女心というよりは、この状況から逃れるためにだれか救いに来て!という切迫感が。
あちこちで話題になっている、携帯電話やFaceBook、ドラッグなどの扱いは、わたくしはあまり気になりませんでした。
Visual的には、青・上手=モンタギュー、赤・下手=キャピュレットが
白黒ジラフ柄・下手=モンタギュー、赤豹柄・上手=キャピュレットと、
象徴的な色をちょっと変えて、舞台の上下を逆転させていたのが、大きな違いでしょうか。
(この、宝塚と東宝で舞台の上下を逆転させるのは「エリザベート」のときもそうだったとか・・・
小池先生のこだわりでしょうか^^?)
そして2人の死と両家の和解の後、デュエットダンスがありません・・・って当たり前か^^;

*個々の場面とCASTについては、また続いて語ります