marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(545回)(2)カルロス・ゴーンさんの語録「見える世界と現実の世界」(「ルネッサンス」から)

2019-03-08 07:06:56 | 日記
 釈放された・・・・108日間の拘留でした。 で、ブログ再開 彼の自伝半生の「ルネッサンス」に第三者から見た(無論、自身で書いて欲しいが売れるだろうな)続きの生涯に渡って書き綴ってほしいものだと僕はとても思っているのです。僕は人間を知りたいから・・・。

◆ところでどうだろう。この国での司法のあり方。このブログでの現在作家 佐藤優さんの(彼は同志社の神学部出)もろもろの長期間にわたる留置所の中での生活も「獄中記」(という本)で日々の生活を綴ったものを読んだことも以前紹介したが、彼、ゴーンさんはイノセント(無罪)を主張する事柄をどのように述べるか。絶大な権限を持ってしかできなかったこと、結局、この日本の風土では出来ないことがらであったろうこと、トップに立つと思考と住む社会と決まり事の仕組みの分け隔ての境界が無くなること。使用者と被使用者の人間心理、僕にとっては実に関心のある事柄なのですね。

◆ここで世界のベストセラー創世記、エデンの園の”善悪の判断が出来る木”を神は食べてはいけないと言われたこと。僕のテーマ、組織とは何か、責任とは何か、神の似姿に創造されし(イマゴデイ)人はそもそも何なのか、その集団、そして命を与えられた自分とはそもそも何か・・・。

 **************************************************

ミシュラン時代のブラジルでのハイパーインフレの中でのおそらく他の人間では出来なかったであろう収益改善。ルノー、日産と転戦、勝利。

◆現状把握、現場、各工場やディーラーを訪ね 問題の所在を確認使用としたこと。収益改善を第一目的に、細部までの統括的な把握の為、人々と話し、あちこちと見て回ったこと。・・・そうだ、彼は、僕らのこんな地方のディーラーまで足を運んでくれた。ブレーン・ストーミングが行えるか。クロスファンクショルなチームを作ることだった。この言葉は彼には常に出てくるキーワードであった。クロスファンクショナルということばが至る所に出てくるが、その考え、無論これは工場勤めの僕には当たり前のように今では思われるけれど(といっても現在のこの日本でも現場の分からないトップがいて、これがまさにこの国の風土かと思われる事柄がままある、本当に、本当に これはやはり農耕民族から抜け出せないからなのかというしがらみがまだ残っているからなのか・・・。)

◆名誉挽回、自分の正当性をこれから説明されるのか、関心がある。彼の功績は変わらない。クリント・イーストウッドが実話をもとにした「運び屋」という最新作映画を作ったそうな。インタビューの中で彼はいう「人は、都合よく自分を正当化するものだから・・・」これが人の心の底辺のテーマなのだそうな・・・。

◆ルネッサンスという本が是非、立ち読みして欲しい(見つけられるかな)。彼の語録をつづろうと思ってきたが釈放された今、辞めた。表題の「 」はその本の中の一節であるのだが、「見えない世界と現実の世界」という表題に取り組んで欲しいと思う。ここに手柄は全くないけれど、命あるすべての人が自分の人生で取り組んでいる今生での宿題でもあるのだ。

◆善悪の判断とは何か、組織とは何か、責任とは何か、神の似姿にが創造されし人とはそもそも何か、僕らはどこから来てどこへいくのだろうか・・・