先のフロイトの本に触発され、学生時代読んだそうとう古い本だが引っ張り出して再読、「言語と思考」、「精神身体医学」。肉体も劣化して、あちこちにきしみを感じてくると、またそれなりの社会経験を積んで、赤の他人と言う生き物と接触してくると、さらに事件等のニュースを見たり、スマホ脳がどうのとか、学校にPCを導入しようとか・・などなどつまるところ人に関わることを考えうるに、それがどういうことが原因になっているのか、あるいはどのように効率化が図られ、また弊害が予測されるかなどを、自分のこととして考察する読み方に於いて、個人ではどうしようもないDNAや幼児期の環境なども含め、成長期によりそれらの弊害が無意識下に心の中に潜り込んで大人になってからの自己規制に個人の気質が作られると理解。その弊害は人生の学びの中で陶冶される。自分もふくめ、もし相手が嫌な相手であれば(なぜ、そう思うのかということも自身のことも含めて)、どうしてそうなったのかはある程度、かなりの高い確率でその原因を予測ができるようになるものだ。以前、澤瀉久敬という医学者の本も以前紹介した。特に思考や身体について書かれた本は、科学なので解明された事実を元に研究が進み、より詳しく緻密になることはあろうけれど、それも知られたところを土台として進展していくので(それが科学なのだが)、ここまで知られるようになったのであるから、これらの知識は一般常識として全人類に、「汝自身を知れ!(ソクラテスの言葉)」と周知されなければ、人は愚かなままでいがみ合っているばかりであろうと。人について、その基本の脳と言葉などを知れば僕らの戦いは、どこを目指すべきなのかはおのずと理解されてくるのではないだろうかと思われる。
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