marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(606回) 日産の新社長が決まり、改めて考えさせられたこと(その1)

2019-12-03 22:41:29 | 日記
 
世界のベストセラーを読む(538回)日産自動車 1954年生まれカルロス・ゴーン氏のこと少し(その2)

◆彼が日本中の日産の営業所を回って僕の町に来た時、日産営業所ではなぜか24時間の営業を行っていました。日産はこの地域では、地元企業が取引がバックにあるようで他のメーカーより販売が強......
 


◆日産の新社長がようやくさ決まった。「尊重、透明性、信頼」と産業界ではあまり、出てきそうもない、いかにも人的内面の決まり切った尺度で諮りうることのできない文系的な言葉が並ぶということは、やはり根が深いのであろうな、という思いがする。本来、ものつくりの仕組みがあれば、その作業員への不可をかけ過ぎない程度の合理性とできあがる製品の原料から製造行程から完成まで、時代に見合った合理化を行い安くつくるということを心掛けるものだが前社長は、さすが理工系ということもあってか、メリハリのある言葉で取材に応答されていたことが印象的だったのだが。しかし、組織というものは当然、人という生き物が関わるのでこの辺の人的内面の”もやもや”を内部的に払拭しなければとの指針が、冒頭のような言葉となったものなのだろう。いわゆるその”もやもや”というものは、経時的に人がかかわる限り、そのままでは必然的に起こりうるものであって、そのために常に刷新を心がけるという働きがなされていくのだが、ここに天からのと言えばいいか、外来からと言えばいいか(古代日本では渡来人の働きといえばいいか)、その働きをしたのがK・ゴーンさんであった。

◆しかし、ここで日本人民族気質と違う、先祖様がレバノン、ベイルート、ブラジル生まれ、フランスでの学びなどのグローバルな視野を持ち、好きな車の現場からのたたき上げを経験し、ブラジルで経営成果をあげた経験手腕から、どうしようもない瀕死状態の日産を選んでくれたのが、このひとっだった。日本の製品の質の高さと人的気質に賭けても間違いないと彼は自信があったのである。・・・ つづく