marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(556回) 「令和」連休が終わり、あとわずかの期間の肉体労働の始まりに

2019-05-11 07:37:28 | 日記
 
世界のベストセラーを読む(510回目)連休が終わり仕事が始まった 小説『悪童日記』ふうに

  年齢を重ねると基礎代謝が落ちる。筋肉も衰える。骨や肉という骨格の他、内臓のケミカル的な働き、個々の機能も衰える。脳みそだけは急激な劣化を防ぎたい。◆僕は、会社勤めリタイア間......
 

◆『悪童日記』から***

 ぼくらの学習教材は、お父さんの辞典と、このおばあちゃんの家の屋根裏部屋で見つけた聖書だ。

  教科として、正書法、作文、読本、暗算、算数、記憶の練習がある。

  辞典を使って、単語の綴りを覚えたり、意味を理解したりすることはもちろん、知らない単語や同意語、 反意語も学ぶ。

  聖書は、朗読や、書き取りや、記憶の練習をするのに役立つ。そこでぼくらは、聖書のたくさんの頁を

 そらんじることができるほどに覚えてしまう。・・・・ (「ぼくらの学習」)

◆戦争時下、親から捨てられたような双子の兄弟。意地悪な田舎のおばあちゃんの元へ預けられ、肉体の困難な環境にもひたすら肉体の強化も精神的な試練、自学を続ける。その芯の部分を支えているのがこの箇所なのだ。戦火も下火になり、親の死体を乗り越えて一人は、解放へ脱出、一人は今までのところに残る。双子の兄弟が僕らにとっては自分という一人の中の二人なのだと思われるのだ。おそらく多くの人の中には気づかないがこの二人がいるのだといつも思う。・・・