2096 作者未詳 2011-09-28 | 巻十 秋雑歌 真葛原 名引秋風 毎吹 阿太乃大野之 芽子花散 真葛原(まくずはら) 靡(なび)く秋風 吹くごとに 阿太(あだ)の大野の 萩の花散る 「クズが一面に生える原を、ひるがえるような秋風が、吹くごとに、阿太の広い野に(咲いた)、ハギの花が散るよ」