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離乳食講座~中期・後期~(後編)質問と回答

2016-07-12 | お知らせ

6月25日(土)「離乳食講座~中期・後期~」にご参加の方からの質問とその回答編です。

(当日の様子は前編をお読みください)

Q:中期の月齢になりますが、モグモグしません。

(かまないで飲み込んでしまう、ドロドロだと食べるが硬さがあると吐き出す、など)

初期のごっくんができていないと、モグモグできないので、モグモグするまではごっくんの練習をしましょう。

「モグモグして~」と祈るだけではなく、ママやパパもいっしょにお口をモグモグさせて、赤ちゃんに教えてあげましょう。

(じーっとお顔を見つめる様子が見られたら、赤ちゃんもモグモグを習得する準備をしています)

口の中の骨格(歯ぐきのライン)がモグモグするようにできてくるので、いつかはできるようになります。

吐き出すようならいったん初期の状態に戻しましょう。

水やお茶で流し込むのはモグモグの練習にならないので、やめましょう。

Q:離乳食を食べません。

食べさせようと思わないこと。食べなくてもイライラしないこと。

離乳食の完了が1歳3か月でも1歳6か月でもいいんです。

赤ちゃんのペースで進めましょう。

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 レシピその1

簡単!だしのとり方~いりこだし・かつおだし~

いりこ→かつおの順ですすまましょう。(後期にはミックスもできます)

とりたりだし(いりこ又はかつお)を密閉容器にいれ、冷蔵庫で一晩置き、

使う前にこして、加熱して利用します。

だしの種類が増えることで味のバリエーションが広がります。

赤ちゃんの食欲も刺激するかもしれません。

★冷蔵庫での保存目安は2~3日。夏場は早めに使いきりましょう。

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Q:食べムラがありまます。/朝と夜で、食べる量が違います。(テキストの量は食べない)

赤ちゃんは夜、寝ますが、その間におっぱいを飲んでいたりするし、運動量も少ないので、朝はおなかがすいていません。

反対に夕方は、昼間にいっぱい活動したあとなので、たくさん食べます。

赤ちゃんの活動量で食欲も変化します。

Q:たくさん食べます。食事の終わりのタイミングは?

よく食べる子は、きりがないので、いったん「これでおしまい」とテーブルの上を片付けてきれいにしてください。

それから別の場所で遊ぶなど、気持ちを切り替えて。

食べる最大の量が、その離乳食期で目安とされている分量と思ってください。

Q:ごはん(おかゆ)の一食分の量はどのくらいですか?

保育園の給食(お昼)では、中期で60g、後期で90gです。

Q:野菜が苦手です。どうしたら食べるようになりますか?

好きな食材と合わせてみたり、煮つぶしたり、細かくしてみましょう。

だしなどで味のバリエーションを豊富にしてみても。

保護者の方も一緒に食べ、「おいしいよー」と見せながら食べてみせるのもよいです。

(赤ちゃんは、苦味や酸味を本能的に避けます(毒物や腐敗物を避けるため)。

周りの人たちが「おいしいよ」とおいしい表情を見せることで、「食べてもいいものなんだ」とわかるようになります)

どうしても食べないときはおかゆに混ぜてみましょう。

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レシピその2

 しらす煮

★しらすは、塩分を含みますので、お湯を通して塩抜きをしてください

野菜(人参、玉ねぎ、ブロッコリーの穂先など)とお湯通ししたしらすをあらみじんにして、

かつおだしで煮ます。

水溶き片栗粉でとろみをうすくつけます。

とろみは赤ちゃんの好みと、もぐもぐの練習を兼ねて、様子をみながら調整してください。

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Q:アレルギーが心配です。

初期と同じく、はじめて食べる食材についてはスプーン一杯くらいから始めてください。

食べた後、口のまわりなどに発疹などのアレルギー症状が出ないか、チェックしてください。

Q:母乳はいつまで飲ませていいですか。

1歳を過ぎたら、赤ちゃんと相談してください。

栄養的に必要というより精神的なものなります。

お母さんのほうにも母乳を続けるかどうかを決める、いろんな事情が出てきます。

赤ちゃんと相談の結果、しばらく続けるとしても、3歳くらいには赤ちゃんのほうから乳離れできるものです。

Q:手づかみ食べのタイミングはいつくらいですか?

食べ物に興味が出て、手を伸ばしてきたり遊びの中で指先を使う仕草(小さいものをつかむ、ボタンのスイッチを押すなど)が見られたらはじめてみましょう。

2、3㎝角くらいの柔らかく煮た野菜やパンなど、つまみやすい形状の物をお皿に一つずつのせ、子どもの手に大人の手を添えて口まで一緒に運ぶと上手になります。

噛んで飲み込むまで見守り、手づかみできない食材はスプーンで大人が食べさせ、途中に手づかみ食べを入れると食事に飽きません。

Q:つかみ食べをしますが、かじりとりができません。

小さくすると丸のみしてしまいますので、大きめにカットして、赤ちゃんがお口に持っていったときに手を添えてストップさせ、「はい、ここでぱっくん」と、止めるタイミングを教えてあげましょう。そのあとはモグモグと口を動かして咀嚼しているか確認してください。

Q:水分をすごく多く摂ってしまうので心配です。

大人より水分量を多く必要とするので、汗をかいていなくてもこまめに水分補給を心掛けてください。

ミルクだけでなく、お茶や水の水分も大切です。

 

離乳食の進行は、赤ちゃんのペースですすめてください。

〇か月だからこの量でこの形、と決めるのではなく、赤ちゃんがまだうまくのみこめないときは、足踏みしたりもとに戻ったりしてもかまいません。

赤ちゃんの体の成長に伴い、運動量も増えます。するとおなかもすきはじめます。

「昨日まで吐き出していたのに、今日はもりもり食べた!」ということもよく聞きますので、あせらない・あきらめないで、楽しい離乳食ライフを送ってください。

眉間にしわを寄せて赤ちゃんの食べ具合を見るよりも、テーブルにママやパパの好きな飲み物でも置いて、一緒にごはんタイムね~と楽しむようにしましょう。

そのとき、赤ちゃんの体は椅子とテーブルの間にしっかり固定して(椅子と体にスキマがあるようでしたらクッションなどで埋めて)、赤ちゃんの足が床につくようにしましょう。

食べ物を咀嚼するときは力がいるので、ふんばりやすい環境を整えてあげると、モグモグ・カミカミしやすくなります。

また、食べる量が増えたからといって母乳やミルクから摂っている栄養が不必要なわけではありませんので、「離乳食をよく食べるから」という理由でミルクや母乳をストップしないように注意してくださいね。

赤ちゃんの健やかな成長が、楽しい離乳食ライフと重なるよう、願っています!

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