吹田ホスピス市民塾の What's new

吹田ホスピス市民塾の活動を紹介していきます

終末期医療と在宅看取り介護の記録

2017-05-30 14:34:56 | 事例研究会
10日ほど前に、ある会でご一緒したマキプ→(見浪 真樹さん)から、5月、㈱パレードから発行の「答えは自分の中にある~終末期医療と在宅看取り介護の記録」を恵送頂いた。

祖父(じーじり、93歳)を在宅で看取った中心的役割を果たしたマキプ→が、祖父の’14年5月A病院に入院、B病院を経て、10月、最期の18日間を在宅でケアされる中での、6か月間の悪戦苦闘ぶりが克明に描かれたノンフィクション・レポート。

その実際のレポートの中から、人生の最終段階における多くの問題点が提起されている、出色の書物。

私自身の間もなくの姿と重なり、多くのことを考えさせられた。
同時に、多くの人がこの書物を読んで、社会全体が「穏やかな終末期ケアの在り方」を考え、より良いシステムにつながっていくことを期待したい。  (KO)

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第三次大阪府がん対策推進計画への提案

2017-05-27 10:21:17 | 事例研究会
昨年12月、「がん対策基本法」が一部改正、国の「第三次がん対策基本計画」が6月に決定予定。

それを受けて大阪府で、今年度中に表記計画が検討・決定されます。これが今後6年間の大阪府のがん対策推進の計画になる重要な案件です。

さる23日午後、大阪市内で2時間、大阪府がん対策グループの里村課長補佐、木村総括主査のお二人と、大阪府がん患者団体協議会(22団体加盟)10名と会合。

そこで「協議会からの24提案」を説明しました。今後、大阪府の推進計画に織り込んでいけると嬉しいと思います。

協議会所属の各グループから生の提案を、大阪府がん対策推進委員会の7部会それぞれに提案をいたしましたが、がん患者支援検討部会への提案が8件と最も多かったのは、患者会ならではのことでした。

私は、①大阪府がん相談情報サロン(仮称)の新設 ②在宅医の緩和ケア研修の深耕のための地域ネット作りの推進、の2つを提案しています。

①:がん患者・家族の方の相談・支援は、本来は「がん診療拠点病院」の相談室が対応すべきですが、現実は、それをご存じない方が多い、敷居が高い、医療以外のことの相談はしにくかったりで、多くの皆さんが大きな不安と悩みをお持ちの方が非常に多いことからの提案です。

②:緩和ケア研修(PEACE)は全国的に展開していて、かなり進展しています。しかし2日間の研修を傍聴させていただいた私の率直な体験から考えると、多分研修だけではどうにもならない、その後の実践のフォローが大切だと思います。がん診療拠点病院には専門医がいらっしゃるからいいとしても、在宅医さんは相互研鑽が難しいです。
長崎方式、大阪市大正区医師会などの地域別のネットが必要だからです。

24提案の扱いについて、次の要望をいたしました。
 ①そのまま採用頂けるとベスト。 ②本文の中の一部として、組み込む ③「実施」とは言い難い場合は「検討」レベルで ④事務局のフィルターにかからないものでも、各部会で患者医委員が文書提案する。(KO)

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今週末は・・・

2017-05-26 09:40:00 | お知らせ
明日 5月27日(土)は「吹田がん患者・家族会」←クリックしてください

明後日5月28日(日)第19回吹田ボランティアフェスティバルにブース出展します。
市民の皆さまに「吹田ホスピス市民塾」の活動を知って頂き身近に感じて頂きたいと願って。

私達は「がんになっても安心して暮らせる吹田のまちづくり」をめざしています。

フェスティバルを楽しみながら気軽に「吹田ホスピス市民塾」ブースにお立ち寄りください。














































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今週のお知らせ

2017-05-16 18:17:29 | お知らせ
今月の情報コーナーは会場の都合で1回となっています。

がんのことで気になっておられる方がおられましたら
きがるにお越しください。
ピアサポーター(研修修了者の市民)ががん患者さんやご家族のお話をお伺いしております。

18日(木)13:00~16:00 吹田がん情報コーナー(吹田市役所ロビー)


19日(金)14:00~16:00 がんサポートカフェ(栄通り商店会ファミリーマート2F)
「がんサポートカフェ」とはがん患者さんやご家族、サポートされる皆さまが
気楽に立ち寄って頂き「いろんな立場の方が一緒にお話できる場」です。

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淀キリの緩和ケア研修に。

2017-05-14 17:43:41 | その他
昨13日、淀川キリスト教病院での「PEACE(緩和ケア)研修」に招かれ、20分ですが、患者の医療者への希望・期待を、46名の医師の皆さんにお話させていただきました。

PEACE研修は、厚労省中心に全国的に展開しているもので、淀キリからのお招きは3回目、2月の豊中市民病院を含めると4回目でした。

「がん患者から医療者へのメッセージ~コミュニケーション」のテーマで、吹田市役所ロビーでの「吹田がん情報コーナー」の事例から、昨年10月の「長尾講演会」の時の2つのアンケート「終末期医療」「がん医療」の中の市民の意見から、を整理しながら(アンケートのまとめは別途配布)、お話させていただきました。

患者・家族の相談内容やアンケートのご意見は、ストレートに申し上げましたが、「それ、本当?」と感じられた向きもあったかと思います。
それらが本当かどうかは検証していませんので、事実はわからない点もありますが、少なくとも「患者さんが、そう感じている」ことは事実なので、それを踏まえて医師の皆さまが患者との円滑な、納得あるコミュニケーションにつながっていくことを期待いたします。  (KO)

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