25日(日)13~16時、グランフロント大阪で、第16回日本腫瘍学会学術集会市民公開講座に。
3時間、3つの講演会を休憩なしで。講演の後でそれぞれ医療者中心のQ&A・・・これが分かりやすくて良かった。
1.「“高齢者に抗がん剤は効果なし”は本当か?」:昨年、ごく少数事例に基づいて、国がんがプレスリリースしたとのこと。(気が付きませんでした)
どうやら、あるマスコミが情報を抜いた?ようで、その後(同日)、正しい見解が他のマスコミからでた。
⇒効果はあるが、体調などによって強い副作用などが出ることがある。但し、現在、高齢者へのがん治療のガイドラインなどが検討中とのこと。
2.「がんゲノム医療で何が変わるか?」:これまでの同種講演で最も分かりやすかった。
⇒がん遺伝子パネル検査の研究が進んでいるが、肺がん研究が最も進んでいる。他は、これから。
全てが分かるのではなく、10~15%程度しか分からない。分かっても、対応する薬剤があるかどうかも問題。
3.「がん医療は国を滅ぼすのか?患者中心の医療って何なのか?」:講師は、先日国会で参考人として発言(「いい加減にしろ」の野次を引き出した長谷川さん)。
受動喫煙(国会での発言)、患者の参画現状、などを。
⇒患者中心の医療:学術集会の中西会長・・・患者の理解と納得・・・そして専門家としての提案(ワインのソムリエ)、と仰せ。
⇒感想:同学術集会では、毎回、市民(患者・家族)公開講座を開催してくださいますが、とても分かりやすく、できるだけ参加させて頂いています。
なお、「患者中心の医療」については、市民がシッカリ勉強をして積極的に発言していく必要があります。
同学術集会(7月19~21日、神戸国際展示場・神戸国際会議場)と同時開催で、「患者・家族向けプログラム」が。とても分かりやすいです。
3日間で1,000円。昼食付。
申込み:http://www.congre.co.jp/jsmo2018 小澤