記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

みんながひとつになる瞬間

2014年04月25日 16時40分27秒 | Weblog
しばらくぶりです

実は今週の初めから入院していました
婦人科系の病気で、卵巣嚢腫と言います。
卵巣自体は約2~3センチ程の大きさなんだけど、なんと6センチに膨れていることが、去年市の検診で判明
いったいいつの間にスクスクと成長したの⁈育てた覚えはないんだけど…
幸い悪性ではなくて、単に水風船みたいなものらしい。

しばらく経過観察してたけど、小さくなる気配はないし、逆に少しずつ成長してるから、痛みが酷くならないうちに摘出することにした
今ならお腹に小さな穴を開ける腹腔鏡手術が可能だけど大きくなりすぎると開腹手術になる。それは避けたい

手術当日は、手術着に着替えた後、左腕には点滴が入り、点滴スタンドを自分で引いてオペ室へ看護士さんと向かった。
オペ室の一つ目の扉が開くと、そこには4、5人程の患者さんと、緑色の手術着に着替えた担当医、麻酔科医、看護士さんたちで溢れていた。改めてお互い挨拶を交わし、ちょっぴり緊張感があるものの、和んだ空気が漂っていた

私の担当医のK先生が私を見つけると笑顔で近づいて来た。麻酔科医、看護士2名だったかな。「すぐに終わるからね。」の言葉にホッとする。
みんな女性だから安心安心

今まで受けた手術は2回あるけど、いつもオペ室に入る時はベッドの上だった。だから、こんな和やかな光景は初めて。
「手術室はいくつあるんですか?」と、K先生に尋ねた。
「13室よ」
「そんなにあるんですか?」と、私が驚く前に看護士の1人が驚いていた。
内心、13と言う数字が不吉と感じたけど、言葉にはしなかった

「10番目のオペ室です」と教えてくれチームみんなでふたつ目の扉を抜けると大きく数字が書かれた扉が左右にズラリと並んでいた。10と書かれた扉の前に立つと頑丈そうな扉が開き、天井から無影灯がふたつある明るくて広い部屋が現れた。

細いベッドに横になり、酸素マスクをセットされた後、点滴に麻酔薬がはいり、程なくして意識が遠のいた。


ふつうはあの待機している時間は落ち着かない空気に包まれるんだろうけど、私は嫌いじゃない。
手術を担当するチームと患者さんがひとつになって、みんなから強い力がみなぎっている感じ。まるでウォーミングアップ中のような
建物に例えるなら、リスボンにある発見のモニュメント。わかるかな?みんなが同じ方向を向いてるの‼︎
実物を見たことがないから、イメージと一致しているかどうかは定かじゃないんだけど!
ただ、あの光景はずっと忘れたくないな



病室は思いの外快適
手術前日の夜ご飯…
全て実体のない液体

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春は口角上がりっぱなし!? | トップ | 点滴は一箇所に! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。